2016年9月 8日 (木)

1年半越しにUSB DACが使えるようになった

昨年(2015年)3月、ハイレゾに挑戦と思い立ち、USB DACとして、RATOC RAL-24192HA1を購入しました。PCM 24bit/192kHz対応製品です。購入して、Windows 8.1搭載のPCに接続してテストしたところ、コントロールパネルで24bit/192kHzに設定すると、再生の途中で止まったり、ブチッとノイズがしたりで使用に耐えられない状況です。

メーカーのサポートに問い合わせたところ、
Intelチップセット7~9シリーズのUSB3.0ポートとの接続では、176.4kHz/192kHzの音源を再生することができないことが確認されています。
との回答で、自分のPCを確認するとまさにこれに的中します。USB2.0のポートがあればよいのですが、私のPCはUSB2.0のポートがありません。サポートからは、WASAPI排他設定にする、あるいはPCの電源設定を高パフォーマンスにするといった対策案が提示されましたがいずれでも改善されませんでした。また、このことをブログに掲載したとき、読者の方からもコメントをいただき、試したところ、改善が見られましたが、動作が不安定になることがあり、長時間の再生は困難でした。そんなことがあり、結局RAL-24192HA1の利用を断念し、新たにFOSTEX HP-A4を購入して再生することにしました。

RAL-24192HA1はそのまま眠っていたのですが、先日、ふとRATOC社のサイトRATOC Audio Labを訪ねたところ、Winodws 10対応状況という情報があり、RAL-24192HA1のドライバーが提供されていて、インストールする前提にファームウェアの更新が必要とありました。もう少し見てみると、FAQのUSB3.0に関するところで2016年1月29日に「USB3.0/3.1対応のintel Chip setのHigh Speedモード、アイソクロナス転送との互換性を向上させるためにアップデートが必要です。」との記載がされていました。ひょっとして、これによって利用できるかもしれないという淡い期待のもと、サポートにファームウェアの更新方法を問い合わせると、現品をRATOC社に送付すれば、無償(但し、送料は送るときのみユーザー負担。返送はRATOC社負担)で更新しますとのことでした。なかばダメもとの気持ちで、RATOC社に現品を送ったところ、2日後には更新完了ということで戻ってきました。

そこで、私のPCは現在はWindows 10なのでWindows 10用のドライバーをインストールしました。
1. 旧いドライバーがインストールされていれば削除
2. RAL-24192HA1をPCに接続
3. RATOC社のサイトにあるWindows 10用のドライバーをダウンロードして、インストール
4. コントロールパネルのサウンド設定で、RAL-24192HA1のプロパティの詳細設定を24bit-192kHzに設定
テストしたところ、無事再生するようになりました。鳴らし続けても止まったりノイズが出たりすることはありません。Windows 10以前のOS(Windows8.1/7)ではファームウェアの更新だけで再生可能になると思われます。また、ファームウェアの更新により、Windows VISTA以前のOSは対応できなくなるとのことです。

RAL-24192HA1については、自分のPCが再生できない条件に合致してしまい、当初は返品も考えましたが、24bit/192kHzの音源は数えるほどで、ひょっとして何らかの改善があるかも知れないと思い、しばらく様子見を決めました。約10か月後にファームウェアの更新に関するお知らせが(ひっそりと)出ましたが、すぐに気付くこともなく、1年半かけでようやく再生できるようになりました。メーカーのFAQにはUSB 3.0での不具合も記載されていますが、購入後に気づきました。時間はかかりましたが、メーカーの対応に不満を覚えているわけではなく、ようやく音が出るようになり、これからしっかりと使い込んでいこうと考えています。


Img_2872_1024 Foober200desktop


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2016年4月23日 (土)

Diginnos DG-M01IWにUbuntu 14.04 LTSをインストールした

ドスパラが販売しているバッテリー内蔵の文庫本サイズPC のDiginnos DG-M01IWはWindows 10Homeがプリインストールされていますが、USBフラッシュメモリーにインストールしたUbuntu 14.04LTSが起動するようにしました。Secure Bootのおかげで試行錯誤を重ねましたが、なんとか起動できるようになったので記録しておきます。

■Diginnos DG-M01IWの仕様
 プロセッサ            Atom Z3735F (クアッドコア、定格1.33GHz)
 グラフィックス     インテル HD グラフィックス
 メモリ                  2GB(DDR3L)
 ストレージ            32GB eMMC(Hynix製)、microSDカードスロット
 無線機能             IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
 バッテリ               内蔵
 OS                      Windows 10 Home 32bit
 サイズ                116×152×15(幅×奥行き×高さ/mm)
 重量                   約350g

プロセッサ(CPU)のAtom Z3735Fは、ほとんどのスティック型PCに搭載されているものと同じです。Windowsをガンガン利用するには非力であり、32GBのストレージもシステムに10GB超割り当てられていて、アプリをインストールしてゆくと空き領域がほとんどなくなってしまうという状態に陥り、Windowsで利用するのはかなり厳しいと感じました。そこで、Winodwsよりは軽量に使えるUbuntuを試すことにしたのですが、購入したばかりのWindows10を削除してしまうのもためらわれ、UbuntuをUSBフラッシュメモリーにインストールして、疑似的にデュアルブートすることにしました。当初は軽い気持ちで始めたのですが、Secure Bootのおかげで、インストーラーが入ったライブCDすら起動できません。不正なOSのインストールを防ぐというセキュリティー強化目的で導入されたものですが、これでは健全な(?)Linux利用者が排除されてしまいます。困ったものだ。ということで、回避方法も含めて以下に手順を記します。

■手順
1. スティックPCにUbuntuをインストールする記事に、無線ドライバー(RTL872BS)の関係でカーネル3.16を含んでいる一世代前のubuntu-14.04.2-desktop-amd64.iso をインストールとあったので、
からイメージファイルをダウンロードしました。

2. Win32DiskImagerでUSBフラッシュに書き込むと、EFIが32bitでないために起動しません。32bitのUFIを追加するために、Windowsで「Rufus」というソフトでisoイメージをUSBフラッシュメモリーに書き込みます。Rufusは以下からダウンロードします。
    http://www.forest.impress.co.jp/library/software/rufus/

ダウンロードしたファイルはプログラムその物でダブルクリックで起動。
起動後、ISOイメージを右下のボタン(CDの絵)から指定します。
パーティション構成とターゲットシスティションの種類を「GPT UEFIコンピューターのためにパーティションを構成」を選択し
クラスタサイズを「64キロバイト」(私の場合は選択できなかったのでデフォルトのまま)を選択して、ボリュームの新ラベルを「ubuntu1404」を入力。
最後に下にある「スタート」ボタンをクリックして書き込みを開始。
書き込み後は「閉じる」ボタンで閉じます。
次に下記から「bootia32.efi」ファイルをダウンロード。

  https://drive.google.com/file/d/0B99O3A0dDe67QWUtek9rdHptMjA/edit


ダウンロードした「bootia32.efi」ファイルを作成したUSBの \EFI\BOOTにコピーします。これで起動可能なUSBフラッシュができます。

3.   USBフラッシュをDG-M01IWに挿し、USBキーボードを接続し、起動時に「esc」キーでBIOS画面表示ます。BIOSの以下を変更(または確認)します。

  1) Fast Boot : Disable (初期設定のまま)
  2) Secure Boot : Disable (Enabe から変更)
  3) TXE : Disable ( Enableから変更:Advanced → Security Configuration)
  4) Boot Option #1(第1順位) に作成したUSBフラッシュを選択
Save & Exitで起動すればubuntuインストーラーが起動します。
(Windows を起動するときは、2) - 4)の設定を元に戻す必要があります)

4.  ubuntu14.04をUSBフラッシュメモリーにインストールします。Windows 10とUbuntu 14.04 LTSを疑似的にデュアルブートにするために
  1) インストーラーの「インストールの種類」の画面で「その他」を選択。
  2) PCのパーティション構成の一覧が表示されるのでインストールするUSBフラッシュのデバイス(/dev/sdX)を選択。
  3) 「新しいパーティションテーブル」をクリック(グレイアウトしていればパス)
  4) 「+」ボタンを押して
    「サイズ」にスワップ領域(約2GB)を減らした値(約30GB)を指定。「利用方法」は「ext4」、「マウントポイント」は「/」
  次にスワップ領域として「約2GB」を指定し、「利用方法」は「スワップ領域」に
  5)「ブートローダーをインストールするデバイス」をUSBフラッシュメモリ(dev/sdX)に指定(ここがポイントです)
  6) インストールボタンを押してインストール開始

5.  インストール完了後、「UEFI」を32bit版に差し替えが必要で、インストーラの入ったUSBフラッシュはそのまま挿しておき、再起動後、GNU GRUBのubuntuの起動画面が表示されたら「C」キーを押してGRUBシェルを起動。下記コマンドでGRUBからubuntuを起動する

  grub> ls (hd1,gpt1)/boot lsのみでパーティション一覧が確認できる
  grub> linux (hd1,gpt1)/boot/vmlinuz-x-x-x-x-generic root=/dev/sdb1 reboot=pci
  grub> initrd (hd1,gpt1)/boot/initrd.img-x-x-x-x-generic
  grub> boot

6.  ubuntu デスクトップが表示されたら「Ctrl+Alt+T」で端末を開き、 下記コマンドを実行

  $ sudo apt-get update
  $ sudo apt-get install grub-efi-ia32 grub-efi-ia32-bin

7.  再起動して、ubuntuが起動することを確認

8.   無線(Wi-Fi,Bluetooth)ドライバーの導入(利用しないならこの手順は不要です)
カーネル用のドライバーを自動生成するための「DKMS」パッケージをインストール

  $ sudo apt-get update
  $ sudo apt-get install dkms 
  $ sudo gedit /etc/apt/sources.list.d/chestersmill.list
  
  で以下の2行を記したファイルを作成

  deb http://oem.archive.canonical.com/updates/ trusty-chestersmill public
  deb-src http://oem.archive.canonical.com/updates trusty-chestersmill public
ファイル作成後、端末から
  $ sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys F9FDA6BED73CDC22    →keysの後ろにブランクあり
  $ sudo apt-get update
  $ sudo apt-get install chestersmill-settings
ubuntuを再起動すれば、Wi-Fi、Bluetoothが利用可能になります。

9.  日本語環境をubuntu14.04LTS 日本語Remixと同じにするには
  $ wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg  -O- | sudo apt-key add -
  $ wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
  $ sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/trusty.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
  $ sudo apt-get update
  $ sudo apt-get upgrade
  $ sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja

以上でインストールと基本設定が完了です。

Dignnos_ubuntu_1024
ubuntuが起動したときにはホッとしました。ところが、操作してみると「遅い!」Webブラウザーの表示などとても待たされます。ひょっとしてと思い、USBフラッシュを最新のUSB3.0のものに再インストールしたところ、今度は快適に利用できるようになりました。あと電源投入時、ubuntuのブートローダーが起動するのですが、起動プロセス開始直後にフリーズしてしまいます。起動時にBIOS画面を表示して、(何も変更せずに)「Save & Exit」で起動すると問題なく起動できます。

かなり、マニアックになりましたが、一度設定してしまうと、あとはUbuntuが起動するマシンとして利用できます。ubuntu 16.04ではどうなるか、バックアップを取ったうえで、アップグレードを試そうかと思っています。

■下記を参考にさせていただきました。
・ 日経Linux 2016年3月号 p.41 Stick PCにubuntuをインストール。 主に2番目事例
・ 日経Linux 2016年4月号 p.38 「外付けハードディスクにUbuntuをインストール」

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2016年4月17日 (日)

デュアルディスプレイへの道のり その2

会社のPCをデュアルディスプレイにするために予想外にてこずってしまいました。そもそもタブレットをサブディスプレイにするというのは、一時利用であればまだしも、常時利用を考えると課題がありそうです。うまくいかずちょっとがっくりしていたのですが、そうなると何とかしたいという思いがむずむずと起きてきて、専用のディスプレイを探してみました。前回記しましたが、オフィスの制約があり、据え置き型のディスプレイは難しいので、コンパクトなディスプレイを探しました。探してみると7~8インチクラスから結構あります。でも、解像度が低めな割に、価格は15,000円程度と結構します。同じ値段で23インチ程度のエントリクラスのディスプレイが手に入るので、躊躇してしまいました。調べているうちにUSB接続のディスプレイで、ASUS MB169 B+(15.6インチ、1920 x 1080 ドット、IPSパネル、USB 3.0接続)が目に留まりました。厚みが8.5mmで重さが800gというのも、持ち運びやしまうときにも場所を取りません。同じASUSからMB168という大きさ、重さ、厚みはほぼ同じで1366 x 768 ドットの製品が出ていますが、同じ買うならと1920 x 1080 ドットに目が奪われました。約34,000円とかなり値が張りますが、これまで思うようにいかなかった経験から、ここは良いものを、と気持ちが固まりました。

ということで大決心をして購入し、さっそく会社のPCに接続してみました。CDからドライバーのインストールが必要とありましたが、光学ドライブがないため、Display Link からドライバーを直接ダウンロードしてインストールしました。      

http://www.displaylink.com/downloads/windows

また、Renesas USB3.0 Host controllerも必要のようですので、インテル社のサイトからダウンロード・導入しました。   

https://downloadcenter.intel.com/ja/download/19880/USB-3-0-Renesas-Electronics-USB-3-0-Driver

以上で準備完了で、USB3.0ケーブルで接続すると無事起動、認識しましたが、表示がぼやけています。変だなあ、と思い、Windowsの設定を見てみるとMB169 B+の表示倍率が200%になっていました。100%に設定し直すと鮮明な表示となりました。色は薄めです。輝度調整があるので、適切な輝度に設定するとまずまずです。配置を変えてベストポジションを探しているとき、3つあるUSB 3.0のポートのうち、別のポートに挿し替えるとMB169 B+を認識しません。認識するのはUSBの常時給電機能がある1ポートのみでした。ポートによって供給電力が異なるのでしょうか。たまたま最初につないだのがうまくいったので、結果オーライとするのかどうか悩ましいところです。

MB169B+には専用のケースがついていて、スタンドとしても利用できるのですが、場所をとるので、ケースは保管用にして、別途スタンドを購入しました。

  Anker タブレット用スタンド 角度調整可能

しばらく使ってみたところ、15.6インチでも結構見やすく、デュアルディスプレイの効果を実感できました。ノートPCよりも画面サイズが大きく解像度も高いので、MB169B+をメインの作業用に使うことになりそうです。一度この環境を経験すると元には戻れないかもしれません。

Dualdisplay

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2016年4月 8日 (金)

デュアルディスプレイへの道のり その1

会社ではノートPC(Dynabook R63/P)を利用しています。仕事で使う場合は複数のアプリを立ち上げることが多く、13.3インチ(1366X768)の画面ではどうしても狭く感じます。以前から、デュアルディスプレイを考えていたのですが、実現までに時間がかかりました。

デュアルディスプレイを利用する場合、24〜27インチのディスプレイに接続するのが簡便かつ大画面で理想的なのですが、オフィスの制約から、据置型のディスプレイを常設しておくのが困難という事情があり、帰宅時にはしまっておけるディスプレイを検討していました。最初は、手持ちのiPad miniが接続できればと考え、Lightningケーブルを介して接続できる、「Twomon USB」というアプリがあることを知り、iPad miniとWinodws PCにインストールしてみました。これで無事につながったのですが、動きが少しもっさりしているのと、iPand miniの画面の大きさ(7.9インチ)ではどうしても小さく、常時使うには実用的ではないと判断し、継続利用を諦めました。

しばらくそのままの状態だったのですが、仕事用にASUS TransBook T100HAという2 in 1のPCを入手しました。画面サイズが10.1インチとiPad miniと比較して大きくなり、タブレット部分をサブディスプレイとして利用できないかと考えました。調べたところ、「j5create製 ワームホールスイッチ USB3.0 ディスプレイシェア シルバー JUC700」というのが見つかりました。これは、接続する2台のPC(もしくはタブレット)にドライバーをインストールし、商品のUSB3.0ケーブルで接続することにより、マルチディスプレイとして利用できるというものです。マルチディスプレイだけではなく、例えばPCとタブレットを単独で利用して、PCのキーボードとマウスをタブレットでも利用できる、という便利機能もあります。これは使えそうと、入手し、試したところ、謳われている機能はほぼ利用できたのですが、肝心のタブレットをノートPCのサブディスプレイ(拡張モード)で利用しようとすると、画像のようにタブレットの画面の左半分が黒くなり、Windows の「設定」でディスプレイを確認しても、タブレットは検出されません。タブレットをメインにして、ノートPCをサブディスプレイにしたときは問題なく表示されます。これは困ったと、パッケージに記載のあった販売元のサポートにメールで問い合わせたところ、他のPCではどうですか、という返信がありました。これは当分回答は得られそうにないかな、と思いつつ、自宅の環境で試してみました。

Tablet_small 左半分が表示されず、ディスプレイも認識しない。

準備したPCは以下の3機種でした
A. Panasonic Let's Note CF-MX3 (Note PC)
 OS:Windows10
 CPU:intel Core i5
 解像度 1920 x 1080
B. ASUS TransBook T100HA  (2 in 1 PC)
 OS:Windows 10 Home
 CPU: Atom x5-Z8500 (Cherry Trail) 
 解像度  1280 x 768
C. ASUS X200 MA (Note PC)
 OS:Windows 10 HOME
 CPU:Celeron N2830
  解像度  1366 x 768

Test

結果は表の通りで、PCによって挙動が異なることが分かりました。
残念ながら、最も使用頻度が高い、Let's Note CF-MX3をメインにすると、サブディスプレイはうまく表示されません。原因はよくわかりません。画面解像度を変えてみても状況は変わりません。うまくゆく組み合わせのX200 MAをメインにしてTransBook T100HAをサブにしてしばらく使ってみたところ、マウスカーソルをサブディスプレイに移動すると、途端にカーソルの動きがぎくしゃくして、的確なポイントでクリックするのは少し苦労します。Webの画面を表示しっぱなし、などに向くのかもしれません。それでも、デュアルディスプレイで利用すると、操作性は一気に上がることが分かりました。テスト結果をサポートに連絡しましたが、返事はまだありません。当面は、ASUS  X200MAとTransBook T100HAの組み合わせで利用することになります。ただ、会社のPCで利用できなければ最終的な目的は果たせません。しばらく思案をしてみることにしました。

Dual_display_small
Asus X200MAとTransBook T100HAをJUC700で接続し、拡張モードで表示
(次回に続く)

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2016年4月 1日 (金)

Windows タブレットを試す

タブレットとして長年iPad miniを利用していますが、仕事でMicrosoft Officeをがっつりと使う必要が出てきたのでWindows タブレットを購入することにしました。選んだのはASUS TransBook T100HA_128Sです。正確にはタブレットではなく2in1と呼ばれるPCです。これまで格安のWindows 10PCを購入した経験から、メモリー2GB、ストレージ32GBでは実用にはならないと判断し、タブレットとしてはハイスペックなものにしました。

Transbook_t100ha_128s_2 Img_1727_1024_2

2in1ですので、キーボードドックが付属しています。着脱はマグネットでがっちりと固定されます。ただ、キーボードドックを取り付けると結構重く感じ、また、ディスプレイの角度があまり開かないため電車の中などで使いにくく、外出時はタブレットのみの利用が中心です。

Img_1729_1024_3
購入時、電源の入れ方がなかなかわからず苦労しました。電源ボタンを長押し(4、5秒)するのですが、突起が小さいため押しずらくまた、指を離すタイミングによっては電源が入らず、実はいまだに苦労しています。また、たまにタッチパネルを操作中に突然画面が消えることがあります。電源ボタンを軽く押すとログイン画面に戻るのですが、よくわからない挙動です。

Windows タブレットにまだ慣れておらず、特にタブレットモードで利用の仕方に戸惑いがあります。慣れの問題と思いますが、iPad miniのUIの方が直感的に利用しやすい気がします。Windowsはマウスとキーボードで使うものとの固定観念から抜けきれないのかもしれません。ソフトウェアキーボードは横位置にした時、画面の下半分がキーボードとなり、入力ボックスが隠れてしまう場合があります。iPad miniのときはあまり感じなかったのですが、iPad miniでは縦位置で利用することが多かったためと思われます。iPad miniの場合、縦位置の方が持ちやすかったのですが、10.1インチの場合、通常利用は横位置になる場合が多いためと思われます。ソフトウェアキーボードの操作感は特に違和感はありません。
Img_1730_1024 Img_1731_1024

想定していなかったのは、Officeに関してです。購入時に、Office MobileとOffice 365サービス Office Premium搭載パソコン専用 (1年間)がついていて、Office 365に登録すれば最新のOffice 2016が利用できます。さっそく登録しましたが、あるとき、Office Mobileでドキュメントを表示すると、「読み取り専用」と表示され、「編集と保存を行うには、Office 365のサブスクリプションが必要です。」と表示されます。2つの問題があるようです。まず、Office Mobileは10.1インチ以下は無償で利用できるとあるのですが、読むことはできても編集はできません。インターネットで調べると、同じTransBook H100Aを利用しているユーザーがMicrosoft ユーザーフォーラムに同様に編集できないと投稿されていて、Microsoft Supportの方が回答しているのですが、解決していません。10.1インチというのがちょうど境界線上にあり、とても中途半端な状態になっているようです。ASUSはこのことを認識して販売しているのかな。2つ目はOffice 365サービスに登録しているにもかかわらず、サブスクリプションの購入を求められることです。選択肢は購入するか、キャンセルするかのどちらかしかなく、購入済みというのはありません。マイクロソフトのアカウントから再度インストールしても状況は変わりません。釈然としないまま翌日再確認をすると利用できるようになっていました。1年後、Office 365の更新時期がきて、仮に継続しない場合、Office Mobileが読み取り専用になるなら、何のためにWinodws タブレットを購入したのかわからなくなってしまいます。他にもOffice 2007搭載の複数台のWindows PCがあるので、単純にOffice 365サービスを継続すればよい、というものではなく、Office 365 soloに移行するのか、パッケージ版を新たに購入するのか悩ましいところです。2in1のTransBook T100HAがPCなのか、タブレットなのかでも要件が異なってきます。1年間じっくりと考えたいと思います。

気になる点ばかり書きましたが、タブレットとしては10.1インチと画面が大きく見やすいです。光沢(グレア)画面で映り込みはありますが、私はあまり気になりません。ということで、外出や会議などでの利用シーンが着実に増えています。更に、タブレットをPCのサブディスプレイに利用できないかと考えているのですが、次回以降にレポート予定です。





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2016年1月15日 (金)

DropboxとOneDriveの保存先を変更する

前回記載しましたが、格安のPCやタブレットでWindowsを利用すると、メインのストレージ(Cドライブ)の容量が32GBの場合、アプリケーションを追加してインストールしてゆくと、Cドライブの容量が圧迫されることがあります。また、DropboxやOneDriveなどのクラウドストレージを利用すると、ローカル(デフォルトではCドライブ)にも同様の領域を確保してクラウドと同期をとる形になりますので、他のデバイスも含めてクラウドストレージを使えば使うほどCドライブの容量を消費します。これを回避するためには、ローカルの保存先をmicroSDカード(Dドライブ)などのリムーバブルメディアに変更するという方法があります。この方法を紹介しておきます。

注意点として、ある程度の容量を持ったリムーバブルメディアを準備することと、抜き差しをしないで固定的に利用する、ということがあります。

■Dropboxの場合
Dropboxで保存先をmicroSDカードなどに変更には、通知領域(タスクバー)に表示されているDropboxのアイコンをクリックして表示される画面右上の歯車の設定ボタンからメニューを表示し、「基本設定」を選択します。


Dropbox2


基本設定の画面で「アカウント」タブを選択するとローカルの保管場所(デフォルトC:¥Users¥[ユーザー名]¥Dropbox) が表示され、右側に「移動」ボタンがあり、これをクリックすることで保管場所を変更できます。

Dropbox3

ところが、ここで、microSDカードなどリムーバブルメディアを指定すると「このフォルダーは取り外し可能なメディアに保管されています」
というメッセージが出て指定することができません。

Photo


これを回避するための方法は
   1. Dropbox内のファイルを一時的にバックアップをとっておきます
   2. Dropboxをいったん終了します。
      Dropboxの設定アイコン→「Dropboxの終了」
   3. Dropbox フォルダ(デフォルトは C:¥Users¥[ユーザー名]¥Dropbox)ごと、
     リムーバブルディスクに移動する
   4. コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動
   5. 元の Dropbox フォルダの階層に移動 (C:¥Users¥[ユーザー名] )

      cd C:¥Users¥[ユーザー名]

   6. 以下のコマンドを入力しシンボリックリンクを作成する
     (D:をリムーバブルメディアとした場合)

       mklink /d Dropbox D:¥Dropbox

   「Dropbox <<===>> D:¥Dropbox のシンボリック リンクが作成されました」を確認。

   7. Dropboxを起動。同期が始まります。

■OneDriveの場合

Windows 8.1までは、OneDriveの保存場所としてリムーバブルメディアが指定できましたが、Windows 10の初期のバージョンでは保存ができなくなりました。2015年11月のメジャーアップデート(ver.1511)で保存先としてリムーバブルメディアの指定が可能となりましたので、Windows10の場合、 ver.1511への更新が前提です。(自動的に更新されますが、まだ更新されていないときは、「設定」→「更新とセキュリティー」からまず更新を済ませてください。

1. 通知領域の OneDrive アイコンを右クリック →「設定」をクリック
(OneDrive アイコンが見つからない場合は、隠れたインジケーターに OneDrive アイコンがある場合があります)

Onedrive2

2. OneDrive の設定画面が表示されるので、設定タブの「OneDrive のリンクを解除」をクリック

Onedrive

3. OneDrive の初期設定画面が出るのでサインインする
4. 場所を設定する画面になるので、OneDrive の場所をD ドライブに設定し、次へをクリックして OneDrive 設定を終了させる

Onedrive_2


5.新しい保存先で同期が始まります。

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2016年1月 8日 (金)

Windows10pcを使うために必要なスペック

Windows 搭載の格安のPCやタブレットに関して、インターネットで情報を集めると、Window 10搭載のモデルもかなり出回ってきました。価格的には2万円~3万円台でWindows 10搭載のモデルが入手できるようです。ところで、このような格安のPCやタブレットでwindows 10を実用的に利用できるでしょうか。実用的という表現は抽象的ですが、私の場合、メインのPCとして、Webの閲覧、音楽と映像の視聴、オフィスソフトでの文書の作成と編集が行えることが挙げられます。この利用目的で、市販されている格安のPCやタブレット、スティックPCが問題なく利用できるか、実際に購入したドスパラ Diginnos DG-M01IWの使用感を踏まえて考えてみたいと思います。ベンチマークなどの定量的な測定はしておらず、主観的な記載になっていること、ご容赦ください。

参考として、Diginnos DG-M01IWの主要スペックを見てみると
   OS:Windows 10 Home 32bit
   CPU:インテル Atom Z3735F (クアッドコア/定格1.33GHz/キャッシュ2MB)
   グラフィック:インテル HDグラフィックス(CPU内蔵)
   メモリ:2GB DDR3L
   ハードディスク:32GB eMMC
   価格:19,800円(直販価格)

です。これは、現在市場にある、格安タブレットとほぼ同等のスペックで、価格的にはかなり安い製品です。購入して2か月弱ですが、普段使いのPCとして毎日使っています。もともとの目的は「音のしないPC」が欲しかったので、その点では満足しています。また、場所をとらず、液晶ディスプレイに接続して、大きな画面で利用できる点も評価しています。その中で、使っていて、気になった点を挙げます。

■ストレージが32GBではすぐに一杯になってしまう
私の先入観かもしれませんが、Windows は大抵のことができる、ということで、いろいろとアプリをインストールすると32GBではすぐに足りなくなってしまいます。実際、購入直後のユーザーの利用可能容量は約20GBでした。ここに、普段使いのアプリをインストールしてゆくと残りは約10GBになりました。このPCはmicroSDカードスロット(Dドライブ)を持っていたので、それも利用しようとしましたが、アプリなどは、基本的にはCドライブにインストールされ、Dドライブに変更するのはそれなりに工夫がいります。また、DropboxやOneDriveなどのクラウドストレージを利用していますが、これらのクラウドストレージはローカルにもファイルを保有して随時同期する形態になっているため、他のデバイスも含め、クラウドストレージを使えば使うほどローカルのストレージを圧迫します。このローカルのストレージをDドライブなどに変更すればこの問題は回避できるのですが、これも一筋縄ではいきませんでした。Dropboxはリンクの利用によって、Dドライブに保管ができるようになりました。また、OneDriveでもWindows 10の最初のバージョンでは、microSDカードが指定できず、何とかならないものかと悩んでしまいました。11月のWindows 10の更新(ver.1511)で、ようやくmicroSDカードへの保存が可能となり安堵しました。
さらに、Windows 10の更新をしたところ、Cドライブの中に、一時ファイルとして、「Windowsの以前のバージョン」というのが保存されていて、これが6GB余りストレージを占有していました。このファイルは1か月後に自動で削除されるか、手動でも即時削除可能ですが、今後継続的に更新するためには、一時的であれ6GB超の空き容量が必要となります。それを考えると、現在の空き容量約10GBはかなり限界近くに到達していると思います。実は、普段使いということで、Officeをインストールしたかったのですが、空き容量を考えて、導入を見合わせました。そういった意味では、実用的にWindows 10を利用するとすると、最低64GBの容量は欲しいところです。

Windows10__
別のPCの例です。このPCでは、一時ファイルとして15.9GB使用しています。

■メモリ2GBは少し厳しい
これも利用方法次第ですが、いくつかのアプリを同時に起動すると、動きがかなり遅くなります。もともとCPUが非力なので、動きは早くありませんが、さらにもっさりとした感じになります。ある程度快適に使おうとすると4GBは欲しいです。この辺りはCPUとの組み合わせにもよると思います。

ということで、現在はCドライブの容量、同時立ち上げアプリをにらみながらの利用となっています。タブレットで、webとメールの閲覧だけできればよい、というのであれば、この程度のスペックでよいのかもしれませんが、冒頭に書いたように、Windowsとして実用的に利用するなら、このスペックでは厳しいと感じました。

価格が安い、というのは非常に魅力的ではありますが、実際購入する場合は、かなり限定的な使い方になる、ということを念頭に置いておいたほうが無難と思います。

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2015年12月19日 (土)

またまたキーボードを買ってしまった

仕事の場では、ノートPC(Windows) をメインにiPad miniをサブに利用しているのですが、iPad miniでテキストを入力するのに適当なBluetoothキーボードがないかなあと探していました。ケース一体型のキーボードは持ち運びに便利ですが、キーピッチが狭く、どうしてもちまちまと作業をすることになってしまい、ソフトキーボードと使い勝手がそれほど違わなくなってしまいます。

これまでBluetoothのキーボードはあまり購入していなかったのですが、ネットを見ると、さすが時代の流れでしょうか(て言うか単に私が知らなかっただけですが)マルチデバイス対応のキーボードというのが結構あります。iOS、PC(Windows,Mac)、Androidなどに対応しています。その中でLogicoolのK480というのが目にとまりました。

Bluetoothmultidevicekeyboardk480

このキーボードもマルチデバイス対応で、しかも同時に3台までペアリングできてワンタッチで切り替え可能になっています。サイズは結構大きく、据え置きタイプで重量が815gと持ち運びには適していませんが、キーピッチが19mmあり、仕事の場で使うには手頃なサイズです。最近、この機種の後継でコンパクトタイプのK380というのが発売されたためか、価格が3,000円強とお得になっています。ということで、実際に購入して会社で、iPad miniだけでなく、Windows PCともペアリングして、1台のキーボードで利用するようにしました。キータッチもストロークが2mmあるのでしっかりと打鍵感があり、個人的には好みのタイプです。iOSとWindowsでは特殊キーのレイアウトの一部が異なるので、少し慣れが必要ですが、1台のキーボードを共用できるのは便利です。3,000円でこのスペックならお買い得かな、と思っています。しばらく利用してみて、使い勝手を検証してみたいと考えています。

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2015年12月 9日 (水)

iCloud for Windowsをアンインストールしたらとんでもないことが

前回、無音PCとしてドスパラのDiginnos DG-M01IWを購入したことを書きました。音楽の再生やwebの閲覧、テキストの作成などはストレスなく使えます。たまにシャットダウンがうまくできない時がありますが、気になる程度ではありません。ただ、前回も書きましたが、メインのストレージが32GBでシステムに利用している部分もあり、初期段階でユーザーが使えるのは約20GBで、私の場合、各種アプリを入れると空き容量は12GB程度となりました。メインのディスクの空き容量をできるだけ減らさないようにするために、Dropboxの保管場所をmicro SDカードに変更したりしましたが、iCloud(特にiCloud Photo)も利用していたので、iCloudもインストールし、データの保管場所をmicro SDカードに設定することにしました。iCloudのインストールは一度エラーとなりましたが、再度試行するとインストールできました。

Icloud_for_windows_install


iCloud Photoの保管場所変更は特に問題なくできました。micro SDカードでも指定できるようです。ということで、しばらく利用していたのですが、あるとき、Cドライブの空き容量を確認すると、12GB程度あったのが、なんと1.64GBに激減しています。


Cdrive_


どうなったんだろうと、Cドライブの中身を確認してゆくと、
 C:\ユーザー\[username]\AppData\Local\Apple Inc\CloudKit\iCloud Photos\MMCS
というフォルダー内に
 tmpm-0x0000000000000001からtmpm-0x0000000000000006までの6つのファイルができていて、1ファイル当たり約2GBの容量があり、6ファイルで12GB近く消費しています。これがCドライブを圧迫する原因となっています。何のファイルかよくわからないのですが、どうもiCloud関係の一時ファイルのようで、シャットダウンするとファイルは消滅するのですが、しばらくするとゾンビのようにまたファイルができてしまいます。


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別のPCにもiCloudをインストールしているのですが、そのPCにはこのようなファイルはできていません。ネットでいろいろと調べてみたのですが、有効な答は見つけられませんでした。空き容量1GBで運用するのは心許ないので、このPCでiCloudを利用するのは断念することにしました。必要なら別のPCを利用することにします。


ということでコントロールパネルからiCloudをアンインストールしたところ、Cドライブの空き容量は12GBに復活しました。ここまではよかったのですが、エキスプローラーを見るとなぜかmicro SDカード(Dドライブ)を認識していません。カードを抜き差ししても変わらないです。iCloud Photoの保存先をmicro SDカードにしていて、iCloudをアンインストールした関係で、SDカードに異変が生じたようです。最初は安易に、再フォーマットをしてもう一度フォルダーを作ればよい、と考えていたのですが、フォーマットが全くできません。Windows に標準装備されているフォーマッターやSDFomatterでもエラーとなります。ubuntuのGpartedを利用すると、SDカードは認識するのですが、フォーマットしようとするとエラーとなります。最後の手段でubuntuの端末からfdiskコマンドでパーティションを削除して再作成を試みましたが、やはりエラーが出ます。ということであらゆる手段を試してみましたが、修復はできず、どうやら修復不能の状態になってしまったようです。奮発して128GBのmicro SDカードにしたのですが、利用を始めて3日目にして一瞬でパーになってしまいました(涙)


iCloud for Windowsの不明の一時ファイル、アンインストール時のmicro SDカードの破壊など、Windows側の問題なのかAppleのソフトの問題なのかよくわかりませんがこんな目に会いたくないものです。









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2015年11月20日 (金)

無音PCの導入

ハイレゾ音源やApple Musicを聴くようになってから、静かな環境で音楽を聴く欲求が高まりました。それまでメインで使っていたデスクトップPCはファンが回りだすと爆音が発生し、とても音楽を聴ける状況ではありません。仕方なくノートPCに切り替えたのですが、だいぶマシになったとは言え、それでもファンの音が発生します。気になりだすと、落ち着いて聴くのが困難になります。ハイレゾ音源は、Raspberry Piにインストールしたvolumioでスマートフォンかタブレットでコントロールし、Apple MusicもiOSデバイスで聴けばPCを起動せずとも静かな環境で聴くことは可能ですが、音楽を聴きながらPCを操作したい場合がどうしても(しょっちゅう)出てきます。そうなると音の問題が発生します。ファンレスのPCに関心が出てきたところ、ドスパラが販売するDiginnos DG-M01IWという機種に出会いました。

ドスパラ通販 Diginnos DG-M01IW

Diginnos DG-M01IW レビュー バッテリ内蔵! 文庫本サイズの超小型パソコン

主なスペックは、
     OS   Windows 10 Home 32bit
     プロセッサ   Atom Z3735F (定格1.33GHz)
     グラフィックス   インテル HD グラフィックス
     メモリ   2GB(DDR3L)
     ストレージ   32GB eMMC(Hynix製)、microSDカードスロット
     無線機能   IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
     バッテリ   内蔵
     サイズ   116×152×15(幅×奥行き×高さ/mm)
     重量   約350g

価格は税込で21,384円で、これに梱包送料が2,160円(ちと高いです)が上乗せされて合計23,544円でした。スペックを考えるとまあ妥当な価格と言えると思い、購入を決めました。最近話題のスティックコンピュータにしなかったのは、こちらの方がUSBポートを3つ(うち一つはmicroUSB)持っていて拡張性が高そうだったからです。ただ、同じドスパラからWindows 10 のプリインストールされたスティックPC(Diginnos Stick DG-STK1B) がほぼ同じスペックで税抜きで9,980円に値下げして出ているのをみて、こちらでもよかったのかな、と思ったりもしています。

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このPCの「ウリ」のひとつであるバッテリー内蔵でカタログ上では13時間稼働という点に関しては、自分にとって出先でディスプレイかプロジェクターにつなぐなどの利用シーンがあまりイメージできず、小型無音という点での活用を考えました。

このPCは、メインに使っていたデスクトップPCに替わり、普段使いのPCとして、iTunesでApple Musicを聴く、ウェブブラウザーでウェブの閲覧やwebメールの利用、ドキュメント(主にテキストファイル)の作成などです。実際に利用してみて、CPUはAtomでメモリも2GBですが、私の利用範囲ではほとんどストレスなく利用できました。ただ、内部ストレージが32GBで、購入時点でユーザーが利用できる容量は約20GB とあまりアプリを詰め込める状態ではありません。追加でインストールした主なアプリは

     chrome(web ブラウザー)
     iTunes(音楽管理ソフト)
     foobar 2000(音楽再生ソフト)
     Aermo(MPDクライアント)
     秀丸エディター(テキストエディター)
     LibreOffice(Officeソフト)
     Dropbox(オンラインストレージ)
     Evernote(Webページ、ノートの保管)
     Teraterm(ターミナルエミュレータ)

などです。これらをインストールすると空き容量が約12.6GBとなりました。利用していないMicrosoft Office 2007があったのですが、空き容量を考えてインストールは見送りました。LibreOfficeで用は足りますし、どうしても必要なときは、Web上のOneDriveからMicrosoft Office onlineか別のノートPCを利用することにします。今後アプリをたくさん入れなければ何とかやっていけそうです。マイクロSDカードのスロットがあるので、128GBのmicroSDカードを装着しました。

Cdrive

普段、私はデータの保存場所として、クラウドのDropboxとOne Driveを使っていますが、これらは、ローカルディスクにも保存場所を持っていて、ローカルディスクとクラウドを同期して利用するもので、どのデバイスからでも利用できるので非常に重宝しているのですが、他のデバイスなどで、大量のデータを保存すると、結果的にDG-M01IW のディスク容量を圧迫します。これを避けるために、それらのデータの保管場所をCドライブではなく、microSDカード(Dドライブ)にすればよいのですが、これが思った以上にてこずりました。

●Dropboxの保存場所をmicro SDカードにする
Dropboxの基本設定で、Dropboxの場所の変更は可能ですが、microSDカード(Dドライブ)を指定すると、「このフォルダは取り外し可能なメディア上に保管されています」とメッセージが出て指定することができません。調べてみると、シンボリックリンクを作成することによって指定することができました。

Dropboxフォルダの場所をSDカードなどのリムーバブルメディアに変更する方法

●OneDriveの保存場所をmicro SDカードにする
Windows 8.1まではOne Driveの保存場所としてSDカードのあるDドライブを指定できたようですが、Windows 10ではできなくなったようです。Microsoftコミュニティーで、SDカード内に仮想ディスクを作成すれば移動可能との書き込みがありましたが、かなり面倒そうなので、この方法は断念しました。OneDriveの容量が増えてきてCドライブが枯渇しそうになれば、改めて考えることにして、当面はCドライブで運用します。タブレットなどでメインドライブの容量が小さいものもあると思うので、Microsoftには、ぜひとも標準でSDカードに保存できるようにしてもらいたいものです。

●iCloudの導入と保存場所の変更
iOSデバイスを利用しているので、iCloud(特にiCloud Photo)もインストールしようと考えましたが、思わぬ事態が発生し、iCloudの導入を断念しました。これについては回を改めて記載します。

それ以外にCドライブを圧迫しないように下記を設定しました。
iTunes ライブラリ
Apple Musicを利用するので、iTunesは必須ですが、ライブラリの場所はNASに設定しました。また、iTunes Cloudも利用しているので、基本的にはローカルディスクに楽曲ファイルを保存することはありません。
Chromeのダウンロード先
それほど容量を食うわけではありませんが、Webからダウンロードするファイルの保存先をCドライブからDドライブに変更しました。これは、Chromeの設定画面で「詳細設定を表示...」からダウンロードの保存先をDドライブに変更することで可能です。

以上のような設定をして、無事普段使いのPCとして利用できるようになりました。ディスプレイはそれまでデスクトップPCで使っていたものを利用し、キーボード、マウスはBlue Toothで使っていますが、コンパクトで、配線もすっきりして、使い勝手はまずまずです。

実は、私はOSはメインにubuntuを使っていたのですが、今回はiTunesを利用することもあり、Windows 10を利用しています。無音のLinux PCとしてRaspberry  Piがあるのですが、ストレスなく使うにはスペック的に厳しいです。そこで、しばらく使っていなかったubuntu 14.04をインストールしたECS LIVA(初代)という小型PCを復活させたところ、これもファンレスで ストレスなく利用できます。DG-M01IWとLIVAで静かで省電力のPCを利用する環境が整いました。

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