2016年2月27日 (土)

ESC LIVAにLubuntu14.04LTSをインストールした

普段使いのLinux PCとしてECS LIVAを使っています。私のは初代(私の場合、初代というのが多いです^^;)のLIVA-B3-2G-32GBで、Intel Bay Trail-M SoC を搭載し、メモリーは2GB、ストレージは32GBで、2014年5月に購入しました。OSは当初からUbuntu14.04LTSをインストールし、普通に使っていたのですが、もう少し軽快にならないかと考え、OSをLubuntu14.04LTSにして見ることにしました。LubuntuはUbuntu公式の派生ディストリビューションで、デスクトップ環境にLXDEを採用してメモリーの少ない非力なマシンでも軽快に動くことを目指しています。Lubuntu14.04LTSのサポートはUbuntu14.04LTSよりも短く2017年4月までで、近いうちにLubuntu16.04LTSのリリースがあると思いますが、それまでにLubuntu14.04LTSを試してみて、16.04LTSがリリースされた段階でUbuntuにするか、Lubuntuにするかを決めたいと思いインストールすることにしました。

■インストール手順
1. 下記からLubuntu14.04LTSをダウンロードしました。(リンクをクリックするとダウンロードが始まります)
  Lubuntu 14.04 LTS 32Bit 版
  Lubuntu 14.04 LTS 64Bit 版
   http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/releases/14.04/release/lubuntu-14.04-desktop-amd64.iso

※64Bit版をWindows環境でダウンロードしました。

2. ダウンロードしたisoイメージをWin32DiskImagerでUSBフラッシュメモリーに書き込みます。ファイルサイズは約700MBです。Win32DiskImagerはファイルの拡張子が.imgのみ対応していますので、エキスプローラーなどで拡張子を.iso → .imgに変更しておいてからUSBフラッシュに書き込みます。USBフラッシュの代わりにCD-Rに書き込むことも可能です。

3. 書き込んだUSBフラッシュをLIVAに挿し、電源を投入します。BOOT画面が表示されたらFn7キーを押し、BOOT OPTIONを表示します。私の場合、HDMI出力では電源投入後のBOOT画面が表示されず、VGAに切り替えるとBOOT画面が表示されました。BOOT OPTIONでBOOTするデバイスとしてUSBフラッシュを選択するとLubuntuが起動します。まず、「インストールせずにLubntuを試してみる」を選択して動作を確認しました。


4.  LIVE版でいくつかのアプリケーションなどを試してみたところ、問題なく動作することが確認できました。動きも体感的には軽快になったように思えます。ただ、今後継続してLubuntuを使うかどうかは、実際にインストールしてしばらく使って判断することにして、インストールは、Ubuntu14.04LTSとのデュアルブートにしました。インストールの手順はUbuntuと同じです。

5. インストールが完了したら日本語設定と追加のアプリをインストールしました。
5.1 日本語入力は標準のiBusを利用しました。ただ、変換ソフトはanthyからMozcに変更しました。
  # anthyの削除
     $ sudo apt-get purge ibus-anthy
 # mozcのインストール
      $ sudo apt-get install ibus-mozc

iBusの設定画面([スタート] - [設定] - [キーボード・インプットメソッド]から
[インプットメソッド]タブのインプットメソッドの選択 - [日本語]を左クリック。

Trim_input_method_mozc_s

Mozcが表示されたらMozcをクリック。

Trim_input_method_mozc2_s

画面右の追加ボタンをクリック

Trim_input_method_mozc3_s
インプットメソッドにMozcが追加されたことを確認し、閉じるボタンを押す。

日本語変換時の候補画面の表示位置を入力エリアの下にするために、下記をインストール
    $sudo apt-get install ibus-gtk  ibus-gtk3


5.2  追加のアプリとして
  Chromium (webブラウザー)
  Libre Office (オフィスソフト)
をインストールしました。
これとテキストエディターのLeafpadと端末のLXTerminalがあれば、大概の処理が可能となりました。これらのアイコンをデスクトップに配置しました。

20160220230313_1600x900_scrot

6. 気になる点
6.1 キーボード配列の設定
LibreOfficeを最新のバージョンに置き換えるために、
    $ sudo apt-get dist-upgradeを実行したところ、キーボード配列が英語になり、Lubuntuを起動するたびに
    $ sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration
で、日本語に指定する必要があります。
6.2 電源管理が変更できない
ディスプレイの消える時間を変更しようとして、[設定] - [電源管理]で設定しても変更されずに元のままである。

これら2点は16.04LTSでの改善を期待するところです。

Lubuntu 14.04をLIVAでしばらく使ってみたところ、思った以上に軽快に動作してくれます。
本格的に使えそうです。

Img_1510

   

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2015年5月22日 (金)

volumioにNASがつながった!

自宅のルーターをBuffalo WZR-1750DHP2に買い替えたのですが、このルーターにはUSB3.0とUSB2.0のポートが1つずつ備わっています。これにUSB HDDを接続すると簡易NASとして利用できるとのことで、2TBのUSB3.0 HDDを接続し、NASとして利用することにしました。USB HDDをNASにする手順は、Buffaloのサイトに動画で紹介されています。

 http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15327

この通り設定すれば簡単にNASの構築ができます。ポイントとしては、まずHDDをXFS形式でフォーマットすることと、その後にHDDにファイルをコピーすることです。私はすべての音楽データ(iTunesのフォルダー以下をすべて)をコピーしました。その上で、Raspberry Pi2+I2S DAC+volumioで再生している音源をUSBメモリからNASに切り替えてみました。音質的には、ネットワークを介するよりUSBメモリから直接再生したほうがノイズが乗りにくそうと推測しますが、そこまで聴き分ける耳がないので、音源を一元管理できることのメリットを取りました。volumioでのNASのマウントは、人によってはごく簡単にできるようですが、私の環境ではどうしてもうまくゆかず断念していました。今回、NASとしてWindows共有ファイル(SMB)を設定したので、以前うまくゆかなかったLinuxサーバーの接続からWindows(SMB)接続に切り替えて試してみました。ところが結果はNGで下記のようなエラーが出て、何としてもつながりません。

 permission denied refer to the mount.cifs(8) manual page

諦めるしかないかとインターネットを検索していたら、
 http://yjo-blog.blogspot.jp/2015/02/volumio-15-apt-get-upgrade-nas-mount.html

で、NASの設定画面で、+show advanced options→Mount flagsの項目に",sec=ntlm" を追加するとの記載がありました。


Volumio_1 Volumio_2

試してみるとなんとこれであっさりとつながりました。これまでの試行錯誤がウソのようです。

Volumio_3


これでNASの音楽データにアクセスして音楽を聴くことができるようになりました。

ここまできたら、楽曲を管理しているiTnesのライブラリをこのNASに変更して、音楽データの一元管理をすることができそうです。ところが、ローカルに保存しているライブラリーをNASに変更する作業でハマってしまいました。その顛末はいずれ。

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2015年5月14日 (木)

9ドルのLinuxコンピュータ登場

Intelのスティックコンピュータ「Intel Compute Stick」の発売が延期されました。当初4月30日の予定が5月12日に延期されたのですが、再度延期となったようです。品質上の問題があったとことで、販売開始時期は現時点(5月14日)では未定です。「Intel Compute Stick」のOSはWindows8.1 with B-ingですが、Intelはもう1機種、Linux版も販売すると報じられています。こちらは発売時期等詳細はよくわからないのですが、できるだけ早く発売されることを願っています。

ところで、Linuxを搭載した超小型のボード「C.H.I.P.」がKickstarterでクラウドファンディング中で、大人気のようです。目標の5万ドルに対してすでに百万ドル以上を集めています。

C.H.I.P.の基本的なスペックは
  • size : 60mmx40mm
  • processer : 1GB
  • ram : 512MB
  • storage : 4GB
  • wireless : 802.11B/G/N,Bluetooth 4.0
で、OSはDebianベースのLinuxが搭載されています。

C.H.I.P.の魅力はその小ささに加え、価格にあります。本体にコンポジット出力ケーブルが付属した最小構成の価格はなんと9ドル(1ドル120円換算で1,080円)です。C.H.I.P.は本体にさまざまなオプションパーツをつけることができて、それに応じて価格設定がなされています。例えば、VGA Adapterとセットでは19ドル。HDMI Adapterとセットで24ドル。小型の液晶装置(4.3" 470x272px)、キーボード、バッテリーを備えてC.H.I.P.を挿しこんでポータブルコンピュータになる専用ケース「PocketC.H.I.P.」との組み合わせでは49ドルとなっています。
Chip Pocket_chip



さて、これをどう使うかですが、KickstarterのC.H.I.P.のサイトでは、LibreOffice、Chromiumの搭載など、デスクトップPCとしての紹介やゲームマシンとしての紹介が主にされています。どうしてもRaspberry Piと比較してしまいますが、本体にはGPIOは付属せず、「PocketC.H.I.P.」を使えば8pinのGPIOが利用できるようです。カメラセンサーも搭載されているので、これらを使えば電子工作が可能になるのではと思います。また、OS(Linux)がどのような形でインストールされているのか、マイクロSDカードはついていないようなので、Raspberry Piのように、マイクロSDカードを差し替えてOSを入れ替える、ということは簡単にいかないと思います。なのでRaspberry Piのように音楽サーバーに仕立て上げるのはハードルが上がるかもしれません。個人的には、メモリーが512MB(初代Raspberry Piと同じ)がちょっと惜しいかなと思いますが、十分に魅力的であります。「PocketC.H.I.P.」が面白そうです。

この「C.H.I.P.」、Kickstarterでの募集は6月7日まで(と思います)ですので、興味のある方は早めにアクセスを。日本への発送も可能です(送料は+30ドル) 決済はVisa, MasterCard, American Expressのカードが可能です。ちなみに私も申し込もうと思ったのですが、カード会社が該当しなかったために断念しました。

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2015年5月 2日 (土)

MPDクライアント総まくり

Raspberry Pi2にI2S DACを接続し、volumioをインストールして、ようやくじっくりと音楽を聴く環境が整いました。音楽を聴く時はMPDクライアントを利用していますが、iPad miniにMPadというMPDクライアントをインストールして使っています。アルバム別の表示や、アーティスト別の表示ができ、その中で検索もできて便利に使っています。アルバムアートも自動で表示されるのでこれで十分かと考えていました。ただ、ノートPCを利用しているときにちょっと演奏曲目を確認したい、というようなとき、その都度iPad miniを開き、パスコードを入力するのもちょっと手間です。そこで、Windowsで利用できるMPDクライアントを探すことにしました。インターネットで調べた結果、3つのMPDクライアントがあることを知りました。どれが自分に合っているのか、これから長い付き合いになると思うので、全部インストールして試してみることにしました。


Gnome Music Player Client (GMPC)
老舗のMPDクライアントです。
最新のバージョンは11.8で、Windowsでは、gmpc-11.8.16-1-win32.exe をダウンロードし、インストールします。インストール後の起動画面で、MPDサーバーのあるIPアドレス(例えば192.168.11.100)を入力すれば利用できるようになります。
GMPCの特徴は豊富な機能を有していることだと思います。画面サンプルにあるように、さまざまな画面表示が可能です。「Now Playing」の画面では、現在再生している楽曲のアルバムアート、アルバム全体の曲目、同じアーティストの別のアルバムタイトルなどが表示できます。また、view → Collapse interfaceを2回押すとmini viwerに切り替わりコンパクトな画面になります。曲の検索もアーティスト、アルバムの検索が可能です。ちょっと気になるのが、楽曲のコントロール(再生、停止、前進、後退)がボタンではなく、文字(Prev Stop Play Next)で直感的に操作しにくいなという程度です。

Gmpc_2 Gmpc_1 Gmpc3_1

Sky MPC
機能豊富なGMPCに対し、必要最小限の機能だけを備えたのがSky MPCです。
最新のバージョンは1.5.2です。
上記Webサイトにアクセスし、該当するOSのプログラム(zipファイル)をダウンロードし、展開してインストールします。インストール、起動、操作方法も上記Webサイトに丁寧に記載されています。
使ってみての感想ですが本当にシンプルです。アルバムアートなどの表示はなく、曲の再生に特化しています。その分画面もとてもすっきりとしています。ただ、検索機能がなく、再生するには楽曲のディレクトリ階層をたどって再生したい楽曲ファイル、もしくはフォルダーを指定する、というやり方になります。楽曲数が多いと、ちょっと不便かな、という気がしました。また、アプリを起動するとサーバーへの接続を自動で行うのですが、私の環境ではなぜか接続できないとメッセージが返ってきます。何度か試すうちに接続できます。他のクライアントではこのような症状は出ず、起動するのに何度かトライをする、というのはちょっとストレスを感じました。

Skympc


Auremo
最新のバージョンは0.7.0です。上記WebサイトからAuremo 0.7.0 installerをダウンロード、実行してインストールをします。Auremo.exeをクリックして起動します。起動画面で最初の「Server name or addre:」の項目に、サーバーのIPアドレスを入力すれば接続します。バージョン0.7.0になり、検索機能が強化され、アーティストの検索、アルバムの検索が可能になりました。ただ、私が試したところ、一部のアルバムの曲(タイトル)が表示されません。Filesystemから展開してゆけばタイトルも表示されるのですが、Aritst treeやGene treeで展開すると表示されないアルバムがかなりあります。今後の改善を待ちたいと思います。このままではちょっと使いづらいので一つ前のバージョン0.6.1をインストールしました。
起動方法などは同じです。0.6.1の場合、日本語のごく一部が文字化けします。(0.7.0では解消されています)実用にはそれほど影響ない程度と思います。
使ってみての印象は、アルバムアートの表示はなく、その分画面がすっきりしていて、なかなか良い感じです。Auremoは特に検索機能が優れていて、検索語を入力してゆくと逐語で検索してくれます。また、AND検索にも対応していて、アーティスト、アルバムなどの検索語(一部でも構いません)の組み合わせを入力するとヒットする楽曲を表示してくれます。

Auremo



以上3つのMPDクライアントを試してみましたが、一長一短あり迷うところです。いずれにせよ、長年iTunesと Rhythmboxを使ってきたので、操作感の違いに慣れるのに少し時間がかかりそうです。これまでは、その時の気分でまずジャンルを選び、その中から聴きたいアーティストを表示されているリストの中から選ぶという、Genre(ジャンル)→Artist→Albumという順でアルバムを選択していたのですが、MPDのデータベースのジャンルは完全ではなく、ジャンルで絞り込むのは難しいです(これが一番不満な点です)これからは自分の好みに合ったPlaylistを登録するというスタイルになりそうです。そんな中で今のところ、Auremoが感覚的に一番合っていそうな気がしています。

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2015年4月24日 (金)

Raspberry Pi2でI2S DACに挑戦

病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)とはこういうことかと思うのですが、小型PCを使った音楽サーバー構築にどっぷりとハマっています。Raspberry PiやCuBoxとUSB DACの組み合わせで音楽を再生することができたのですが、雑誌「インターフェース」2014年9月号の特集を読んでDACには、USB接続だけでなく、Raspberry Piのボードに直接挿すタイプのボード(ドーターボード)があることを知り、試してみたくなりました。というのは、USB DACを使って再生したとき、私の環境では24bit/96kHzの音源までは再生できるのですが、24bit/192kHzの音源は再生できません。唯一デスクトップPCとUSB DAC (Ratoc RAL-24192HA1)ならば再生可能ですが、デスクトップPCを使うと冷却ファンとHDDの音がどうしても気になります。これらの音に煩わされずハイレゾの楽曲を聴きたいという思いが募って新たなDACを入手することにしました。

PCオーディオのマニアの方ならご承知かもしれませんが、簡単にRaspberry Piのオーディオ出力について触れておきます。Raspberry Piには4種類のオーディオ出力が備わっています。
  1. I2S (40ピンI/O拡張コネクタ:旧タイプRaspberry Piは8ピンI/O拡張コネクタ)
  2. PWM(3.5mmステレオ・ミニ・ジャック)
  3. USB(USBポート)
  4. HDMI (HDMI端子:ビデオ用インターフェースだが音声も出力)
今まで試していたのがUSB DACで、今回挑戦するのがI2S出力を利用したDACです。I2S DACは出力までの構成がシンプルで、その分余計なノイズが乗りにくいという利点があります。インターネットで調べるとRaspberry Piに接続するI2S DACとしては
  • SabreBerry  DAC (DAC CHIP:ES9023) 
  • RBD-02+   (DAC CHIP :PCM5102A)
  • IrBerry DAC(DAC CHIP:PCM5102A) 旧タイプ用⁽8ピンで接続)Rapberry Pi2は不可

が比較的入手しやすいようです。SabreBerry  DACの評判がなかなか良いようですが、RCAジャックをはんだ付けする必要があります。簡単なはんだ付けと思うのですが、私にとってはハードルが少し高く、はんだ不要のRBD-02+を入手しました。接続するのはRaspberry Pi2 Model Bです。手順としては、Raspberry Pi2の40ピンI/O拡張コネクタにRBD-02+を接続し(接続は、ちょっと力がいります。かつ慎重に)、音楽サーバーのvolumioを立ち上げれば完了です。部品がそろっていれば15分程度の作業で音出しができます。

volumioのインストールはこちらを参考にしてください。2015年4月24日現在の最新バージョンの1.55はRaspberry Pi2に対応しています。volumio起動後、I2S DACに関する設定が必要になります。

volumioの画面から
MENU → System でSettings画面を開き、I2S driver の項目を「Hifiberry」に設定。APPLYボタンを押した後、MENU → Turn off で「Reboot」ボタンを押し、再起動する。

Volumio1

再起動後 MENU → Playback 「MPD Configuration」画面でAudio Outputの項目が「sndrpihifiberry」になっていることを確認。

Volumio2

以上で設定が終わりです。

音源はUSB メモリに保存したものを使いました。楽曲データの入ったUSBメモリを挿してvolumioを起動し、MENU → LibraryでUPDATE LIBRARYを押し、データベースを更新します。
更新後、BrowseタブでUSBをクリックし、再生したいアルバム、楽曲の右側にある3本線のアイコンをクリックし、「ADD and play」 もしくは「 Add,replace and play」を選択し、Playlistに送ると楽曲の再生が始まります。ここまでくれば、スマートフォン、タブレットのMPD クライアントでコントロールができます。私はもっぱらiPad miniにMPDクライアントのMPaDをインストールして使っています。
ということで無事音を出すことができました。24bit/192kHzのハイレゾ音源も問題なく再生してくれます。肝心の音質はCuBox + Ratoc RAL-24192HA1の組み合わせといい勝負ではと思います。個人的にはCuBoxの方が若干一つ一つの音がクリアな気がします。ここまでくると、私の環境では、今度はスピーカーの音質に左右されると感じました。あと、現在はボードむき出しの状態ですが、ケースが欲しいなと思っています。RBD-02+をRaspberry Piの上に乗せた状態なので、市販されているRaspberry Pi2用のケースは使えません。RBD-02+を販売しているLINUXCOMで3Dプリンタを使ってRaspberry Pi + RBD-02+のケースを作成してくれるのですが、ケースの価格とRBD-02+の価格(4,000円)がほぼ同じなので、ちょっと二の足を踏んでいます。


Rbd02 Rbd02_2 Rbd02_3


以上が本編です。簡単に音が出たように書きましたが、実際には苦労しました。以下に記す現象は個体差もあるので一概に言えないのですが、備忘のために補足で記しておきます。

■volumioのインストール
volumioをダウンロードして、.imgファイルをLinux(ubuntu)のddコマンドでmicroSDカードに書き込んだのですが、最初にインストールしたmicro SDカードではvolumioの起動途中でエラーが出て起動しませんでした。ファイルシステムに関するエラーと表示されたので、別のmicor SDカードに再度volumioをインストールしたところ今度は無事起動しました。
■再生の途中で止まる
楽曲を再生している途中で止まってしまいます。「サーバーが落ちた」という現象みたいで、ネットワークも切断されます。一度電源を切り、再度起動すると何事もなかったように続きを再生し始めます。最初はネットワークを疑ったのですが、そうではなさそうで、ディスプレイに接続して挙動を見ていますと、起動後しばらくするとエラー表示が出ます。micro SDカードのext4のファイルシステムのエラーと出るのですが、ext4のファイルシステムは使っておらず謎です。原因がよくわからず、どういうときに落ちるのかわからないのですが、色々と試すうちにHDMIのケーブルを接続しているとなぜか落ちないようです。全くの泥縄式対処方法ですが、おまじないのようにHDMIケーブルを挿して使っていて、今のところ問題なく動いています。

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2015年4月10日 (金)

CuBoxを音楽サーバーにしてみた

自分でも因果な性分と思うのですが、何かに興味を持つとどんどん深みに入り込んでしまいます。今は、超小型PCを使った音楽再生環境の構築です。前回前々回とRaspberry Piに音楽サーバーのvolumioを導入して、音楽の再生環境を作ったのですが、それに成功したので面白くなり、自宅にもう一つある超小型PCのCuBoxに音楽サーバーを導入することにしました。このCuBox、一辺約5cmの立方体の超小型PCですが、 CPUにARMv7 800MHzを搭載し、メモリーを1GBを積んでいて音楽サーバーにするには問題のないスペックと思います。私が購入したのは、2012年6月で3年近く前になります。現在では私が購入したタイプは生産中止となり、後継のCuBox iシリーズが販売されています。初代CuBoxと後継機の間には互換性はないようです。この初代CuBoxを使って音楽を聴こうと、2013年7月にみみず工房さんのひな祭りバージョンというDebianベース(だったと思う)の音楽サーバーのイメージをインストールして使っていましたが、ちょっと扱いづらく、最近はほとんど利用していませんでした。今回、Raspberry Piでvolumioの使いやすさを実感して、調べてみるとvolumioにはCuBox用のイメージも提供されているので、これを導入することにしました。

結論から言いますとCuBoxへのvolumioのインストールは成功しましたが、Raspberry Piでは対応していたALAC(Apple Lossless Audio Codec)形式のファイルを認識しません。MP3のファイルだと問題ないのですが、私の保有している楽曲はほぼすべてALACなので、これでは使えません。初代CuBox自体すでに生産を終了していて、初代CuBox用のvolumioのイメージもベータ版のままで、2013年12月15日以降更新されていません。ということで、今後ALACに対応するとは考えれれず、CuBoxへのvolumioの導入は実用的ではないと判断しました。そこで、調べてみるとCuBox用の音楽サーバーとしては、みみず工房さんのあと、voyage MuBoxを利用する、というのがほぼ定番となっているようです。これなら導入実績もあります。そこで予定を変更して、CuBoxにvoyage MuBoxを導入することにしました。ところがやってみると予想以上にてこずってしまいました。旧タイプのマシンのことなので今更ながらなんですが、手順を記載しておきます。 導入に当たっては、 Voyage MuBox でミュージックサーバーを組んでみたを参考にさせていただきました。

1.電源を切った状態でCuBoxのmicroUSBのポートとPCのUSBポートをつなぎ、シリアルポートを使ってコンソール接続できるようにします。 ところがここで最初の壁に突き当たってしまいました。準備のために、Windows7機にProlific PL-2303というドライバー(ここにあります)をインストールし、Tera Termでシリアルポートで接続しようとしたところポート(COM3とかCOM4など)を認識しません。おかしいなあとubuntuでscreenコマンドを使ってコンソールを開こうとしても、これもエラーが出て接続しません。ひょっとしてこのCuBox、ハードウェア的に問題があるのでは、と思ったりしたのですが、あれこれやって万策尽きたころ、試しにUSBケーブルを交換したところ挙動が変わりました。よくよく見てみると、CuBoxのmicroUSBポートのそばにケースの一部が出っ張っていて、これが邪魔をしてコネクターがうまく接続できていないことが判明しました。ここまでわかるのに随分と時間がかかりました。カッターナイフでケースの一部を削り取りました。これでようやくコンソール接続が可能になりました。

2. voyage MuBoxをインストールするために、CuBox installerというのを使用します。
2.1 CuBoxのサイトからcubox-installer-o_*.zipをダウンロード、展開し、bootフォルダーをFAT32でフォーマットされたUSBメモリーにコピーします。

2.2 4GB以上の空のmicroSDカードをCuBoxに挿し、bootフォルダーが入ったUSBメモリーをCuBoxのUSBポートの上側につなぎ、コンソール接続、LANケーブルをつないだ上で電源投入する。

2.3 CuBoxのインストーラーが起動する。起動状況は、コンソール接続したPCの画面で確認できます。ところが、やってみるとエラーの連続です。boot.scrというファイルが読み込めないようで、延々と読み込みをリトライします。 初代CuBoxの情報は、今ではあまりなく、途方に暮れてしまいました。もともとこのCuBox、以前みみず工房さんのひな祭りバージョンを導入するにも随分てこずった記憶がよみがえってきました。いよいよ諦めるしかないかなと思っていた時にぶつかったのがこのサイトです。本家voyageのWikiなんですが、CuBoxにvoyage MuBoxの導入手順が丁寧に記載されていました。英語ですが、画面イメージがあるのでとてもわかり易いです。ここでリンクされていたcubox-installer-0_4.zipのbootフォルダーをUSBメモリーにコピーして、再度CuBoxを起動したところ、おお、今度は無事にインストーラーが起動しました。確かめてみるとbootフォルダーのタイムスタンプが最初にうまくいかなかったのとは異なっていました。2012/12/17 19:59のboot フォルダーを使うとうまくいきました。

2.4 インストーラーが起動すると、以下の画面が表示されるので、順番に設定していきます。
1) Obtain IP address from DHCP でOKを押すとIPアドレスを取得します。
2) Run the installer でOKを押すと画面が変わるので      /dev/mmcblk0を選択しOKボタン。
3)インストールするディストリビューションを尋ねてくるので、voyage-mubox-0.9.1を選択。(もう一つあるvoyage-mubox-develは開発版でどちらかをお好みで)
4)NTPの時刻合わせを聴いてくるので、Yesと答える。
5)microSDカードのパーティションを変更することの確認があるのでYesと答える。 インストールが開始されます。(しばらく時間がかかります)
6)インストールが完了すれば、USBメモリーを外し、メニュー画面の一番最後のRebootを選択。OKを押します。
7)コンソール画面にvoyageが起動すれば成功。(ログインID:root パスワード:voyage)

ということで、思わぬところではハマってしまいましたが、終わってみるとインストール自体はとても簡単にできました。

音楽を再生するためには、一度電源を落とし、(私の場合)楽曲の入ったUSBメモリーを挿し、もう一つのUSBポートにUSB DAC(Ratoc RAL-24192HA1)を接続し、LAN接続して電源投入します。コンソール接続は特に必要ありません。iOSデバイスでFingアプリを使い、voyage MuBoxのIPアドレスを確認し、WebブラザーのURL欄にIPアドレスを記入するとvoyageのログイン画面が表示されます(さきほどのIDとパスワードを入力します)。ここで各種設定やデータベースのアップデートを行ったりしますが、最初に何かする必要は特になさそうです。

Voyage_mubox1    Voyage_mubox2 voyage MuBoxの起動画面。URL欄にIPアドレスを入力。

楽曲の再生などのコントロールは、MPDクライアント(iPhoneだとMPoD、iPADだとMPaDなど)を立ち上げると、自動的にVoyage Music Playerを認識し、楽曲データを読み込んでくれて再生が可能となります。このあたりはとてもよくできていると感じます。このMPDクライアントは、Raspberry Piにvolumioを導入したのと同じものなので、プラットフォームを意識することなく同じアプリを利用できます。私にとってうれしかったのは、USB DACとしてRatoc RAL-24192HA1を認識して問題なく再生してくれたことです。(初代Raspberry Pi + volumioの組み合わせではノイズばかりで再生できませんでした) この組み合わせで聴いたところ、CD音源でも各楽器の音がくっきりとクリアに再現されているのがわかります。ただ、24bit/192kHzのハイレゾ音源では、最初はきちんと再生するのですが、1分ほどしたところ、聞こえなくなりました。

Mpad_clifford_brown   MPaDの画面。

これで、自宅の音楽環境としては、PC(Windows7 or 8.1)+foobar2000+RAL-24192HA1、Raspberry Pi+volumio + SE-33SE-U33GX、CuBox+MuBox+RAL-24192HA1という3通りが可能となったのですが、Raspberry Piは、当初考えていた自宅から少し離れた場所にある作業場に設置し、PCとCuBoxは自宅でUSB DACを共有して、気分で使い分けるという形にしようと考えています。Raspberry Pi+volumioを体験して以来、デスクトップPCの電源を落としてファンやHDDの音に邪魔されず、静かな環境で音楽を聴くということになじんだので、自宅では、CuBoxの出番が増えそうです。これで目指していた「好きな音楽を良い音で」と「いつでもどこでも好きな音楽を」という環境に少し近づいたかなと思っています。

Cubox_ral24192ha1_2   CuBox(右)とRAL-24192HA1(左)。とてもコンパクトです。


追記:後日、再度CuBox installerを起動したところ、一度は成功したbootフォルダーでの起動に何度やっても失敗します。あの時なぜうまくいったかわかりません。奇跡が起きたのかもしれません。もしもの時に備えてvoyage MuBoxが入ったmicroSDカードのバックアップを取りました。

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2015年4月 3日 (金)

Raspberry Piをvolumioで音楽サーバーに その2 実験から実用へ

前回は初代Raspberry Piにvolumioをインストールして、音が出るところまで書きましたが、実は音が出たといってもちょっと困ったことが起きました。

■USB DACについて
Raspbery PiにはUSB DACとしてRATOC RAL-24192HA1を接続しましたが、楽曲を再生してみると音は出るのですが、なんていうか楽曲ではなく何やらノイズのかたまりが流れてくるような感じで全く聴くことができませんでした。volumioの設定を変えてみたりしたのですが症状は変わらず、使用に堪えませんでした。そこで以前使っていたとても古い ONKYO SE-U33GXを引っ張り出して接続したところ無事楽曲が再生されました。試しに、以前、RaspiFiで実験したときに使ったaitendo PCM2704を接続してみましたが、これも再生しました。Raspberry PiとUSB DACとの間に相性があるのでしょうか。ONKYO SE-U33GXを通して、楽曲を再生してみましたが、音もクリアに再生してくれます。SE-U33GXは24bit/96kHzまで対応しているので24bit/96kHzの音源を再生したところ、ちゃんと再生してくれました。ちなみに24bit/192kHzの音源を再生したところ、一旦は再生するのですが途中で音が聞こえなくなってしまいました。

■ポータブルUSB HDDの接続
Raspberry Pi にUSBメモリを接続してvolumioで楽曲が再生することができたのですが、USBメモリーの容量の関係で、私の保有している楽曲すべて(約130GB)を保存することはできません。これでは実験レベルになってしまいます。何とかすべての楽曲を再生できるようにならないかと考えたところ、手持ちのポータブルHDDで容量に余裕のあるのがありました。これを利用することにして、HDDにiTunesの楽曲を全部コピーしました。これをRaspberry Piに接続して再生できればOKです。やってみたところ、HDDを認識しません。このHDDはバスパワー接続になっていたのですが、Raspberry Piの供給電力では不足しているようです。そこでAC電源アダプタに接続するセルフパワーのUSBハブをつないで、これにHDDを接続したところ無事認識してくれました。volumioのデータベースのアップデートに時間がかかりましたが、これで手持ちの楽曲をすべてRaspberry Pi+volumioで再生できるようになりました。

■リモートコントロール(MPod、MPaD)、Air Play対応
楽曲の再生はウェブブラウザーで起動したvolumioで行いましたが、別の方法として、MPDプレイヤーを利用できます。iPhoneではMPoD、iPadではMPad、AndroidではMPCなどです。私は、iPhoneとiPad miniを利用していますので、MPoD(無償)とMPad(300円)をそれぞれインストールしました。MPDプレイヤーを使ってみるとなかなか便利で、操作の反応も早くストレスを感じません。また、アルバムアートワークなども自動で表示してくれます。また、楽曲はArtist別やAlubum別などの分類もされています。ただ、ちょっと残念なのは、この分類がたまに不正確なものがあります。でも十分に実用レベルです。ウェブブラウザーで起動したvolumioは反応が少し鈍いので私はもっぱらiPad miniをリモコンとしてMPaDを利用していますが快適です。さらに、volumioはAppleのAir Playにも対応していて、iPhoneなどにある音楽の再生が可能ですが、反応が今一つで私は利用していません。

Mpad_thlonius_monk MPaDの画面

■最後に
今回は、あるものを利用することで、新たな投資はありませんでした。休眠状態だった初代Raspberry Pi、USB DAC、USB HDD、USB ハブなどを再活用することができ、ちょっとした満足感があります。こんな小型のボードでちゃんとした音が出る、ということが感動モノでした。そして、デスクトップPCの電源を落とし、Rapberry Piで音楽を再生すると、ファンやHDDの音もなく、鮮明に音楽が再生されました。最初は作業場に設置することを考えていたのですが、たまにしか使わない作業場ではなく、しばらくは自宅に置いておこうと考えています。そして今後256GBのUSB メモリの価格がもう少しこなれてきたら、レイアウトをスッキリさせるためにUSB HDDからUSB メモリに切り替えたらどうか、と考えています。

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2015年3月27日 (金)

Raspberry Piをvolumioで音楽サーバーに その1 volumioの導入

PCオーディオの世界にに少し足を踏み入れてしまったようです。ハイレゾの体感やRaspberry Pi2でメディアセンターを構築したりと、あれこれ試行錯誤しています。これで一段落かと考えていたのですが、インターネットで偶然見つけた雑誌が引き金となり、もう少し試行錯誤をすることになりました。それは、CQ出版社の「インターフェース」2014年9月号で、「本格デビュー!ハイレゾLinuxオーディオ」と銘打った特集が組まれていました。(見つけたのは最近で、CQ出版社にバックナンバーを注文して入手しました)記事は回路図が出てきたり、電子工作(はんだ付け)が必要だったりと私にとってはハードルがかなり高かったのですが、Raspberry Piの事例が数多くあり、参考になることも多かったです。そして読んでいるうちに何度も紹介されていたのが、Linuxボードを音楽サーバーにするvolumioというディストリビューションというかアプリケーションです。これを、手元にある初代Raspberry Pi model Bにインストールしたら音楽サーバーとして使えるかな、という気がしてきました。

以前、初代Raspberry PiにRaspyFiというディストリビューションをインストールして音楽が再生できるのを実験したことがあります。あれから1年半が経ち、現在はどうなっているのかとRaspyFiのホームページにアクセスし、Downloadページを開いたところ、関係ないサイトにリンクが張られていました。RaspyFiは開発を終え、volumioが後継となっているようです。今回は、初代Raspberry Piでvolumioを試してみることにしました。この初代Raspberry Piは自宅から少し離れたところにある作業場でファイルサーバーとして利用していたのですが、ちょっとしたファイルの共有などはDropboxの方が便利なのであまり使用していませんでした。そこで作業場の音楽環境をRaspberry Piで作れないかと考えたのです。インターネットでの情報では、volumioはウェブブラウザーで設定ができ、ネットワーク上にあるPCの楽曲を取り込んだり、スマートフォンをリモコンとして利用したりと、とにかく簡単という記載が多かったです。ところが、実際にやってみると思わぬところでつまづいてちょっと苦労しました。ということで、Raspberry Piにvolumioを導入する手順です。

■volumioのダウンロードとSDカードへの書き込み
volumioのホームページ(https://volumio.org/) からDOWNLOADページを開き、RASPBERRY PIを選び(volumioはRaspberry Pi以外にBeagleBone Black、CuBOx、CuBox-i、UDOO、UTILITEなどのボードにも対応しています)ダウンロード。私の場合、バージョンは1.55でした。
Volumio1.55PI.img.zipファイルがダウンロードされるのでzipファイルを展開。 Volumio1.55PI.imgファイルがあるので適当なディレクトリに置く。(Linuxを前提にしています)
ddコマンドで.imgファイルをSDカード(4GB以上が望ましい)に書き込む。

$ sudo dd if= /home/user_name/Volumio1.55PI.img of=/dev/sd○ bs=1M

ここでif=以降の記述は.imgファイルが置いてあるディレクトリを指定します。of=以降/dev/sd○の記述⁽例:/dev/sdb)はSDカードがあるデバイス名を指定します。誤ったデバイス名を指定すると深刻な事態になる可能性があるので慎重に。(dmesgコマンドを実行すると、リストの終わりの方でSDカードのあるデバイス名が確認できます)
Windowsの場合はWin32 Disk Imagerというツールを使います。

■volumioの起動
SDカードへの書き込みが完了すれば、SDカードをRaspberry Piに挿し、USB DAC、LANケーブルを接続し電源を入れます。ディスプレイ、キーボード、マウスの接続は特に必要ありません。私は、初回時に起動が成功したかどうかの確認のため、ディスプレイには接続しました。volumioの起動には1分程度かかります。少し待ちましょう。
起動後、PC、タブレットなどでウェブブラザーを立ち上げ、URL欄にvolumioもしくはvolumio.local/と入力するとvolumioが起動します。(起動が終わっていなければ何も表示されません)
私の場合、Linux(ubuntu)で実行したのですが、 ERR_NAME_NOT_RESOLVEDとなり、volumioが起動できませんでした。名前解決(DNS)がうまくいっていない、ということで、iPhoneのFingアプリで、volumioのIPアドレスを確認して、URL欄にIPアドレスを直接入力したところ、無事volumioが起動しました。後で、WindowsとiOSで試してみると、どちらもvolumio.local/をURL欄に入力することで問題なくvolumioが起動しました。

■NASのマウントにはまる
volumioが起動したので、いよいよ楽曲の再生です。私は、ネットワーク上のサーバーに置いてあるiTunesのファイルの再生をしたいと考えていました。そこで
volumioの画面右上にあるMENUボタンからLibraryを選択
NAS mountsでADD NEW MOUNTボタンを押し、楽曲ファイルのあるサーバーのディレクトリなどを指定します。
ところが、ここでハマってしまいました。散々試行錯誤したのですが、どうしてもサーバーにアクセスできません。
最初は

Last system mount error
mount.nfs: mount point /mnt/NAS/iTunes does not exist

となるのでvolumioにsshでアクセスし、mkdirでマウントポイントを作成したところ、今度は

Last system mount error
mount.nfs: Connection timed out

となります。
インターネットで調べたり、試行錯誤をしたりいろいろと手をつくしましたが結局サーバーにアクセスすることはできませんでした。簡単にできるはずなのにうまくゆかず、ちょっと悔しいです。

■USBメモリーでの再生
ネットワーク接続での楽曲再生ができなかったので、楽曲が再生できるかどうかテストするために、USBメモリに楽曲をコピーし、Raspbery Piに接続し、再起動してvolumioを立ち上げ、画面右上のMENUボタンからLibraryを選択し、画面左上のUPDATE LIBRARYボタンを押し、ライブラリーを更新します。更新が終われば画面面下左のBrowseタブを開き、USBボタンを押すとUSBメモリに保存した楽曲が表示されました。楽曲(またはアルバム)を選択し、右側にあるボタンでAdd,replace and playなどで楽曲をプレイリストに送ると再生を開始します。ようやく音が出ました!
Volumio_browse_5 ブラウザーで起動したvolumioのbrowse画面。再生するアルバムや楽曲を選択します。

Volumio_playback_2 volumioのplayback画面。再生中の楽曲情報が表示されます。

Volumio_playlist volumioのplaylist画面。browse画面で選択した楽曲が表示されます。

(次回に続く)

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2015年3月20日 (金)

Raspberry Pi2をメディアセンターに

2月10日に注文したRaspberry Pi2が在庫切れでなかなか届かなかったのですが、3月初めにようやく入手できました。AC電源やマイクロSDカードなどの周辺パーツは揃えていたので、早速セッティングをしました。
揃えていたパーツはこちら(Raspberry Pi2 モデルBで遊ぼう)

■NOOBSのインストール
事前準備で済ませていましたが、Raspberry Pi用のインストーラNOOBSを
マイクロSDカードにコピーしておきます。
Raspberry Piのホームページのダウンロードページ(http://www.raspberrypi.org/downloads/)からNOOBSの最新版をダウンロードします。私の場合、ver1.3.13のzipファイルをダウンロードしました。zipファイルを展開して、内容をすべてマイクロSDカードにコピーしました。マイクロSDカードは4GB以上のものがよいと思います。私は、推奨ディストリビューションのRaspbianとメディアセンターのディストリビューションRaspbmcを利用したかったので、マイクロSDカード2枚にコピーしました。

■Raspbianのでの動作確認
推奨ディストリビューションのRaspbianをNOOBSからインストールし、Raspbianの起動、ネットワーク接続、WiFiアダプタの動作確認、日本語設定などを行いました。Raspberry Pi2が問題なく動作することを確認し、シャットダウンしました。(インストール手順、設定の詳細は割愛します)

■メディアセンターのインストール
今回の目的はRaspberry Pi2にメディアセンターのディストリビューションをインストールし、別室に設置しているサーバーの音楽と画像をリビングのテレビで視聴することです。主の目的は音楽の再生です。メディアセンターのインストールと設定のために、Raspberry Pi2にディスプレイ、キーボート、マウスを接続しておきます。
NOOBSをコピーしたマイクロSDカードを挿し、メディアセンターのRaspbmcをインストールします。このように、SDカードを差し替えることにより簡単にOSを入れ替えることができるというのも便利な点です。電源を投入し、NOOBSが起動したら、Raspbmcを選択し、インストールボタンを押します。インストールが完了するとOKボタンを押せばRaspbmcが立ち上がるはずです、、、が、立ち上がりません。何度かインストールをやり直してもダメで、NOOBSではなく、Raspbmcのサイトからダウンロードしてテストしてもダメです。ということで、「Raspberry Pi2 Raspbmc 起動しない」と検索したら、出てきました。どうやらRaspberry Pi2ではRaspbmcは起動しないようです。試しに手元にある初代Raspberry Pi model B にRaspbmcのSDカードを挿すとちゃんと起動しました。

ではどうするかですが、ネットの情報では、Raspbmcの開発は既に終了していて、後継のOSMCというディストリビューションに引き継がれているようです。しかし、OSMCはまだalphaバージョンで、日本語にも対応していないとのことで若干不安です。そこで、NOOBSにある、もう一つのメディアセンターであるOpen ELECをインストールすることにしました。NOOBSにはOpen ELECとして2つのバージョンが準備されていましたが、私はこの中からOpenELEC_Pi2(Raspberry Pi2だから多分Pi2だろうという安易な発想です)を選択してインストールしました。インストールが完了すると今度は無事Open ELECが起動しました。Open ELECに関する情報はあまりありませんが、RaspbmcもOpen ELECも、もともとKODI(別名XBMC)というディストリビューションから派生したもので、設定などはRaspbmcとほぼ同じ画面構成になっているようです。ということで豊富にあるRaspbmcの情報が役立ちました。Open ELECが起動したら下記に示すいくつかの設定を行います。

■Open ELECの日本語化
  1. メニューバーのSYSTEM - Settingでシステム設定画面を開く。
  2. Appearanceを選択し、Fontsの三角ボタンを押して、Arial basedに変更。
  3. 左側のメニューからInternationalを選ぶ
  4. LanguageでEnglishをJapaneseに変更
これでメニューが日本語で表示されます。

追記:導入後、画面のスキンを変更したところ、選択したスキンは日本語に対応しておらず、初期設定に戻してもメニュー上で日本語も英語も何も表示されなくなり、再インストールをすることになりました。

■無線LANに接続
Raspberry Piは無線LANの機能を有していないので、無線LANを利用するためには、無線LANアダプターを使用します。Raspberry Pi2はUSBポートが4個あるので便利です。無線LANアダプターを接続後再起動し、

  1. メインメニュー - プログラム にカーソルを合わせると、 Setting というアイコンが出てくるので、これをクリック。
  2. Network Mode の矢印をクリックして、 Wireless (WIFI) Networkに変更
  3. SSIDやパスワードを設定する欄が出るので、自分の環境に合わせて入力
  • SSID:SSIDを入力
  • Security: WPA2
  • WPA2 Key: ****
設定が完了して接続が確認できればLANケーブルは外してもOKです。
私の場合、無線LANで再起動したとき、起動画面のまま固まってしまうことがありました。何度か再起動すると起動しました。

■楽曲の追加
LANに接続したサーバー(Linux)上にiTunesのフォルダーを置いているので、Open ELECからサーバーにアクセスするようにしました。
メインメニューから音楽→ファイル→ミュージックを追加
ミュージックソースを追加画面で参照ボタンを押す
ネットワーク上の場所を追加...を選択
ネットワーク上のディレクトリーを指定する画面になるので、下記内容で設定

  • プロトコル:セキュアシェル(SSH/SFTP) → これはLinuxの例です 
  • サーバーのアドレス:192.168.xx.xx
  • リモートパス:アルバムのフォルダーを設置してあるディレクトリを指定
  • ポート:22
  • ユーザー名:サーバーのユーザー名
  • パスワード:サーバーのパスワード
これで接続できました。
これで楽曲もしくはアルバムのフォルダーを選択するとメニューに追加され、それをクリックすると楽曲が再生されます。

■リモコンでの操作
インターネットの情報によると、Open ELECというかRaspbmcはテレビのリモコンで操作可能となっていましたが、私のテレビ(三菱電機Real)ではリモコンは使用できませんでした。そのかわり、iPhoneにxbmcRemoteというアプリをインストールするとiPhoneで操作できます。また、Air Playにも対応しているので、iPhone上の音楽を再生することも可能ですが、私の場合、無線LAN環境が良くないのか、ブツブツと途切れがちになり、Air Playは実用レベルではありませんでした。

Open ELECを使ってみて、動きが少しもっさりしているな、という印象です。iTunesのアルバムを選択すると、いったんデータをスキャンするようで、再生するまでに少し時間がかかります。このあたりは、無線LANの環境によるところもあると思います。ただ、これまでリビングで音楽を聴こうとすると、iPodを用意してテレビに接続して再生していたのですが、アルバムを変更するたびにテレビのそばに行き、iPodを操作していたのが、Raspberry  Pi2+Open ELECにしてからはその手間も省けて、しかも楽曲情報もテレビに表示され、快適なリスニング環境ができました。Raspberry Piは小さく省電力なのでテレビの後ろに隠して電源はつなぎっぱなしでいつでも音楽が聴ける状態で利用しています。
Raspberry_pi2 Open_elec 画面左下にあるのがRaspberry Pi2

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2015年2月21日 (土)

布団の中で3日間考えた

風邪を引いて寝込んでしまいました。熱はそれほど高くはないのですが、微熱が続き、寒気がして関節が痛くてたまりません。そんなわけでこれは寝るしかない、ということでひたすら布団の中で3日間過ごしました。でも、眠ってばかりにはいきませんので、調べ物をしたり考え事をしました。こんな時に役立つのがスマートフォンです。寝ている状態でネットにアクセスして色々と情報を集めました。つい、余分なものを買ってしまいました。小人閑居して不善をなすというやつですね。それともう一つ、「ラズパイマガジン」2014年7月発売号と2015年春号を読んで、このたび購入したRaspberry Pi 2 Model Bの使い方を考えるということです。ラズパイマガジンの2014年7月発売号はアマゾンでKindle版が紙の本の半額の1,150円で販売されていたのでそれを購入しました。今回はじっくりと目を通しました。何しろ肝心の本体の在庫がなく、まだ手元にありませんし、寝たきりの状態ですので時間はたっぷりとありました。Raspberry Piの使い方としては、電子工作の紹介記事も多く、興味もないわけはないのですが、なにせハンダ付けのハードルが高く電子工作ではなく、主にPCサーバーとしての使い方について目を通しました。そうするうちに、自分がやりたいことがだんだんとはっきりしてきました。それは、サーバーやスマートフォンに記録されている画像、動画、音楽とYouTubeのように配信されている動画をリビングのTVで視聴したい、ということです。調べるとこれを実現するツールとして例えばApple TVがあります。ただ、せっかくRaspberry Piを購入したのですのでApple TVと同等のことができるツールを探したところ、Rasp BMCというディストリビューションを導入する、という解に至りました。Rasp BMCはRaspberry Piに特化したメディアセンターOSで、Raspberry Piの標準のインストールソフトNoobsに含まれています。このOSを利用することにより様々な媒体に記録されている画像、動画、音楽が再生できます。解説を読む限りではかなりのことができそうですが、実際の導入に関しては課題があるかもしれません。最大の課題と思われるのが、リビングのWiFi環境が弱くネットワーク経由で音楽を聞こうとすると途中で途切れるおそれがあります。Raspberry Pi が届いたら、実際に使えるかどうか試してみたいと思っています。ついでと言ってはなんですが、これを機にファイルサーバーとして利用しているeeePCにDLNAサーバーをインストールすれば更に快適な生活を送れそうです。いろいろと妄想が膨らみます。

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