2016年6月24日 (金)

Raspberry Pi3 と Ubuntu Pi Flavour Maker

以前、Raspbeerry Pi3にUbuntu MATE 16.04LTSを導入した記事を書きましたが、その後、Ubuntu MATE以外にも、Xubuntu、Lubuntuのフレーバーが提供されていることを知りました。これらは、Ubuntu Pi Flavour Makerというプロジェクトから提供されているものです。Ubuntu Pi Flavour MakerはもとはRaspberry PiにUbuntu MATEを搭載するところからスタートしたようですが、今ではXubuntu、Lubuntuなども対象となっています。(本家のUnity版は残念ながらありません)これにより、好みのフレーバーをインストールすることが可能になっています。Raspberry PiのOSとしてはRaspbianというのが一般的ですが、もし、普段Ubuntuを利用しているのであれば、使い慣れた環境に近いフレーバーで利用できるというメリットは大きいです。Raspberry Pi3で新たに搭載された内蔵のWi-Fi機能、Bluetooth機能も利用できます。インストールは容易ですので一度試してみる価値はあると思います。

インストール手順
1. 準備するもの
OSを書き込むためのmicroSDカード。4GB以上なら可能ですが、追加でアプリケーションをインストールするなら8GB以上が望ましいです。Ubuntu MATEでは8GBでは容量が足りず、16GBのものを準備しました。
また、イメージのダウンロードやmicroSDカードの領域の拡張はUbuntuがインストールされたPC(母艦)を使うことを前提に書いています。

2. イメージのダウンロード
イメージのダウンロードはUbuntu Pi Flavour Makerのダウンロードページから行います。

Ubntu_pi_flabour_maker Ubuntu_pi_


ダウンロードサイドからお好みのフレーバーをダウンロードしてください。なお、デスクトップ版以外にもserver版も提供されていますのでRaspberry Piのサーバー利用を考えておられるのなら役立つかもしれません。以下は、Xubuntu 16.04LTSのインストールを中心に記載します。

ダウンロードサイトではBittorrentファイルのみが提供されていて、それをダウンロードしてBittorrentでイメージを入手します。そのためには、Ubuntuが搭載された母艦にtorrentファイルをダウンロードし、ファイルをクリックするとBittorrentクライアントのTransmissionが起動してイメージのダウンロードが開始します。

Screenshot_from_20160615_220456 Tansmissionの画面


3.イメージのインストール
ダウンロードしたイメージをmircrSDカードに書き込みます。ここでは母艦のUbuntu に搭載された「ディスク」を利用します。ダウンロードしたイメージファイルを右クリックすると「ディスクイメージライターで開く」があるので、これをクリックして、転送先のmicroSDカードを指定します。

Photo 「ディスク」を起動し、microSDカードにイメージを書き込む


4.microSDカードに書き込まれたイメージのままでは、microSDカードの領域すべてを使っていないので、事前に領域を拡張しておきます。それには、母艦のPCでGpartedを利用するのが簡単です。もし、GpartedがインストールされていなければUbuntuソフトウェアでインストールをします。Gpartedを起動して、該当のmicroSDカードを表示し(間違えてUbuntu本体がインストールされたHDDを指定しないように注意)、拡張するパーティションをクリックして、「リサイズ」をクリックします。そして、パーティションを最大(右側一杯)まで広げ、「リサイズ/移動」をクリックし、最後にツールバーの緑のチェックをクリックして実行します。この作業により、microSDカードの領域すべてが利用できるようになります。以上で母艦での作業は終わりです。

Gparted_1  拡張するパーティションを選択し、「リサイズ」

Gparted_2_  最大に拡張して、ツールバーのチェックボタンをクリック


5. Raspberry Piの起動
microSDカードをRaspberry Piに装着し、ディスプレイ、マウス、キーボードなどの周辺機器を接続して電源を投入すると、初回はウィザードが走り、使用する言語、タイムゾーン、キーボード配列、ユーザー名などの質問に答えてゆくとデスクトップ画面が表示されます。

Xubuntu_desktop

6.日本語関連パッケージのインストール
インストール時に日本語を選択しても、初回起動時は日本語環境は完全ではなく、追加でパッケージをインストールする必要があります。パッケージの追加の方法として「言語サポート」を利用します。端末から

     $ sudo apt install $(check-language-support)

これで日本語環境(Fcitx/Mozc)の設定が可能になります。

7.スワップファイルの作成
Raspberry Piのメモリは1GBなので、メモリを使い切ることが考えられますので、スワップファイルを作成しておいたほうが良いでしょう。端末から

      $ sudo apt install dphys-swapfile

この後、再起動します。スワップファイルの領域の確認は

     $ free

で行えます。

8. 追加のアプリケーションのインストール(LibreOffice)
必要に応じて利用するアプリケーションをインストールします。
ここでは、オフィスソフトとしてLibreOffice( 日本語環境)をインストールする例を示します。

     $ sudo apt update
     $ sudo apt install libreoffice libreoffice-l10n-ja libreoffice-help-ja

これでLibreOfficeがインストールされます。2016年6月時点でのLibreOfficeのバージョンは5.1.3.2で最新と言えます。ただし、Ubuntuのポリシーではバージョンは5.1どまりで、5.2がリリースされても置き換わることはないようです

Xubuntu_libreoffice_version_2

9. まとめ
Ubuntu Pi Flavour Makerが提供する3つのフレーバーをRaspberry Pi3に実際にインストールして使ってみましたが、インストールのハードルも低く、Raspberry Pi3のCPUの高速化とも併せて実用的に使えるレベルになってきたと考えます。どのフレーバーを選ぶかは、個人のニーズ、好み合わせて決めればと思います。私は他のネットブックにもXubuntuを導入していることもあり、 Xuntutu 16.04LTSにしようと考えています。



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2016年5月20日 (金)

Ubuntu 16.04LTS

Ubuntuの新しいバージョン16.04LTS(Xenial Xerus)が2016年4月に予定通りリリースされました。今回は、5年間の長期サポート版(LTS)となります。Ubunuは7.10の頃から使い始めて当初は半年ごとに新しいバージョンをインストールしていましたが、じっくりと使おうということで12.04LTS以降は2年毎のLTS版をインストールするようにしました。ということで、今回は14.04LTS以来の導入となります。
複数台のPCがあり、スペックや利用用途に合わせてどのように導入するか考えてみました。

Ubuntu1604_install_policy

■ASUS X200MA
ダウンロードしたUbuntu 16.04 LTS 日本語Remixの起動ディスクをUSBフラッシュメモリーに書き込みインストールしました。この機種はWindows 10をインストールしていて、継続して使う予定なので、Ubuntuは64GBのUSBフラッシュメモリーにインストールしてデュアルブートとしました。

今回の16.04LTSの特徴として、ランチャーの位置を標準の左側から下に配置することが可能となりました。位置の変更は端末を開き下記のコマンドを入力します。

Unityのランチャーの位置を下にする場合
    $ gsettings set com.canonical.Unity.Launcher launcher-position Bottom

元(左側)に戻す場合
    $ gsettings reset com.canonical.Unity.Launcher launcher-position

画面の縦横比を考えると、ランチャーを左側に配置するというのはある意味で合理的ですが、他のOSと同じ感覚でということでは下の配置も使いやすいと思います。私も新しくなったということを実感するために^^;下に配置してみました。

Ubuntu1604_desktop_800

あと、ソフトウェアのインストール、削除が「ubuntu ソフトウェアセンター」から「Ubuntu software」になっています。いつも使うアプリを追加するときに利用しましたが違和感なく使えます。個人的には、この方が使いやすい気がしました。

Ubuntu_software_800

Ubuntu 16.04LTSをしばらく使ってみたところ、インストールしたASUS X200MAは、 CPUがCeleron N2830 ( 2.16GHz × 2)、メモリー4GB ですが、Windows 10の起動に恐ろしく時間がかかり、かつ、動作ももっさりしていたのが、Ubuntuではストレスなく使えます。今後の利用のメインはUbuntuになりそうです。

■ HP Mini 2140
この機種はいわゆるネットブックでCPUはatom N270、メモリは1GBです。最初Ubuntu 16.04LTS Desktop(32bit)をインストールしましたが動きがもっさりしているので、軽量のUbuntuフレーバーのXubuntu 16.04をインストールしました。Unityよりも動きが軽くなりました。この機種の無線コントローラーはBroadcom製で標準ではドライバーがインストールされません。OSインストール後、「設定」- 「ソフトウェアとアップデート」 -  「追加のドライバー」で「Broadcom 802.11 Linux STA ・・・」が検出されたら「更新の適用」をクリックしドライバーを追加します。これで利用できるようになるのですが、再起動すると再びWi-Fiの設定が無効になってしまいます。再度ドライバーを追加すれば認識しますが、起動のたびにこの作業を行うのは現実的ではありません。業を煮やしてUSB Wi-Fiドングル(PLANEX 無線LAN子機 GW-USNANO2A)を挿して利用することにしました。こちらは問題なく利用できます。その後、さらに軽量のLubuntu 16.04を試そうとしましたが、なぜかインストールに失敗します。Xubuntuでそれなりに動いているので、Xubuntu 16.04で利用することとしました。

Xubuntu1604_on_hpmini2140_800  Hpmini2140_wifi_driver

■ LIVA mini PC KIT
手のひらサイズの小型軽量のPCで、SoCにBay Trail-M、メモリーは2GB搭載しています。これまでファイルサーバーとして、ASUS EeePC 4G-X(初代EeePC、2008年2月購入)に3TBの外付けHDDを接続してUbuntu Server 14.04LTSを導入していましたが、EeePC 4G-XはUSB3.0のポートを有しておらず、大容量のイメージをバックアップするときなどに時間がかかっていたため、Ubuntu 16.04リリースに合わせて、USB 3.0ポートを持つ、省電力、ファンレスのLIVA mini PC KITにリプレースすることにしました。導入に際しては「Ubuntu Server実践バイブル」(吉田史著、ASCII)を参考にさせていただきました。主な導入ソフトはOpen SSH、Sambaで、ハード、ソフトの切り替えも問題なく、順調に稼働しています。

Asus_eeepc_4gx_800_2

ご苦労様 EeePC 4G-X

Liva_2_800_2

これからよろしくね LIVA

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2016年4月29日 (金)

Raspberry Pi3とUbuntu MATE

Raspberry Piのラインアップに新たにRaspberry Pi3 Model Bが加わりました。
従来のRaspberry Pi2 Model Bとの主な違いは、CPUの性能アップと、Wi-Fi、Bluetoothが内蔵されたことです。

Raspberry_pi3_spec

私は日経BP社の本体+ケース+「ラズパイマガジン2016年6月号」のセット(8,672円)を申し込み、4月19日に到着しました。

新しいRaspberry Pi3は形状はRaspberry Pi2とほぼ同じですが、micro SDカードのスロットが微妙に異なっていて、同時購入したケースに入れた状態では、SDカードの取り外しができませんでした。

Raspberry Pi2で使っていたRaspbian Jessie 2016-02-26 をインストールしたmicro SDカードを装着したところ、問題なく起動しました。Wi-Fiも接続出来ました。電源は2.5Aが推奨でしたが手元になかったので、2AのACアダプターで接続しましたが、動作しました。USBポート4つ全てを使うような状況でなければなんとか動くのかもしれません。KSYからRaspberry Pi3対応の2.5Aの電源が販売されているので注文をしました。少し使ってみての印象は、体感的には気持ち早くなったかなあ、といったところです。Raspbianは問題ありませんでしたが、以前記事にした、Ubuntu 14.04LTS ( GNOME FlashBack)は起動しませんでした。SoCの変更により、対応しなくなったのではと思います。対処方法はあるかもしれませんが、自力では無理で、残念と思いつつ調べてみると、Ubuntu MATE(マテ)がRaspberry Pi2/3版をリリースしています。Ubuntu MATEは、デスクトップ環境にUnityではなく、GNOME2をベースにしたMATEを採用していて、Ubuntuの公式フレーバーとなっています。Unityよりも軽量のようです。今回はUbuntu MATEをインストールすることにしました。

Ubuntu_mate_website

■インストール手順とインストール後の設定
インストールのための準備はWindows PCを利用しました。

1. 準備するもの
Ubuntu MATEをインストールするために、新品もしくは消去しても構わない8GB以上(できれば16GB以上)のmicro SDカードを用意します。すでにデータが入っている場合は、SD Formatterなどで、フォーマットしておきます。(下記リンクの「1.microSDカードのフォーマット」の項参照してください)
  http://mobilenikki.cocolog-nifty.com/wzero3/2015/10/raspberry-pipct.html

2. Ubuntu MATE for the Raspberry Pi のダウンロード
下記サイトからイメージをダウンロードします。

 https://ubuntu-mate.org/raspberry-pi/

ダウンロードしたのは、最新のリリースの Ubuntu MATE 16.04 でした。約1GBあります。

Ubuntu_mate_download

3. ファイルの展開
ダウンロードした
ubuntu-mate-16.04-desktop-armhf-raspberry-pi-2.img.xz
を7zip等で展開(解凍)して、イメージファイルをPCの適当な場所に保存します。(約8.1GB)

4. micro SDカードへの書き込み
用意したmicroSDカードをPCに装着し、Win32DiskImagerを起動して、
イメージファイル(ubuntu-mate-16.04-desktop-armhf-raspberry-pi.img)をmicroSDカードに書き込みます。

Win32_disk_imager 20160426_1

Win32DiskImagerの「Image File」は展開、保存したファイルを指定。「Device」は、microSDカードを装着したドライブをして、「Write」で書き込み開始。

5. Ubuntu MATEのインストール
イメージの書き込みを完了したmicr SDカードをRaspberry Piに挿入し、電源を投入すると、Ubuntu MATEのインストール画面が表示されます。標準のUbuntu同様、国情報、キーボードレイアウト、アカウントを設定し、再起動するとUbuntu MATEが起動します。

Ubuntu_mate_desktop
6. ファイルサイズの変更
インストール直後は、micro SDカードの容量に関係なく、ファイルシステムのサイズが約8GB超となります。16GB以上のmicr SDカードを利用しているときは、以下の設定で、SDカードの容量がフルに使えるようにします。

6.1 MATE端末を起動
 アプリケーション → システムツール → MATE端末
6.2 パーティション2の削除
  sudo fdisk /dev/mmcblk0
  Command (m for help): d
  Partition number (1,2, default 2): 2
6.3 パーティション2の新規作成
  Command (m for help): n     (新しいパーティションを指定する)
  Select (default p): p
  Partition number (2-4, default 2): 2
  First sector (133120-120946687, default 133120): (Enterキーだけ押す)
  Last sector, +sector of +size{K,M,G,T,P} (133120-120946687, default 120946687): (Enterキーだけ押す)
6.4 設定の保存
  Command (m for help): w
6.5 再起動とファイルサイズの変更
Raspberry Piを再起動し、MATE端末を起動して、下記コマンドを実行
  sudo resize2fs /dev/mmcblk0p2

これでファイルシステムのサイズがmico SDカードの容量一杯に変更されます。

7. 日本語環境のインストール
MATE端末を起動して、
  sudo apt-get update
  sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc

8. 解像度の設定
私のディスプレイはHDMI接続で、1440x900ピクセルの解像度ですが、インストール後は1240x768ピクセルに固定されていて、GUIの設定画面では変更できませんでした。そこで、/boot/config.txtを編集して指定しました。nanoもしくはviなどのエディターで編集します。

  sudo nano /boot/config.txt

で、ファイルの最後の部分に
  hdmi_group=2   # DMT
  hdmi_mode=47          # 1400x900 60Hz
などのように、解像度を設定します。設定する値はディスプレイにより異なり、下記を参照に数値を決めるとよいでしょう。

  https://www.raspberrypi.org/documentation/configuration/config-txt.md

8. LibreOfficeの日本語化
標準でインストールされているLibreOfficeは5.1.2で最新に近いものです。メニューが英語で表示されますので、必要に応じて、以下で日本語化します。

  sudo apt-get update
  sudo apt-get install libreoffice-l10n-ja
  sudo apt-get install libreoffice-help-ja
  sudo reboot (再起動)

9. 背景、レイアウトを変更する場合は、以下のメニューで設定します
背景(壁紙)の変更
  システム - 設定 (- ルック&フィール) - 外観の設定

デスクトップのアイコン、テーマの変更
  システム - 設定 (- ルック&フィール) - MATE Tweak 

■使ってみて
Ubuntu MATEは、Ubuntu  GNOME FlashBackと比較すると驚くほど簡単にインストールできました。Raspberry Pi3のCPUの高速化とも相まってかなり軽快に動きます。慣れているUbuntuが使えるのは魅力です。これからのRaspberry PiのOSはUbuntu MATEで決まりになりそうです。






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2016年2月27日 (土)

ESC LIVAにLubuntu14.04LTSをインストールした

普段使いのLinux PCとしてECS LIVAを使っています。私のは初代(私の場合、初代というのが多いです^^;)のLIVA-B3-2G-32GBで、Intel Bay Trail-M SoC を搭載し、メモリーは2GB、ストレージは32GBで、2014年5月に購入しました。OSは当初からUbuntu14.04LTSをインストールし、普通に使っていたのですが、もう少し軽快にならないかと考え、OSをLubuntu14.04LTSにして見ることにしました。LubuntuはUbuntu公式の派生ディストリビューションで、デスクトップ環境にLXDEを採用してメモリーの少ない非力なマシンでも軽快に動くことを目指しています。Lubuntu14.04LTSのサポートはUbuntu14.04LTSよりも短く2017年4月までで、近いうちにLubuntu16.04LTSのリリースがあると思いますが、それまでにLubuntu14.04LTSを試してみて、16.04LTSがリリースされた段階でUbuntuにするか、Lubuntuにするかを決めたいと思いインストールすることにしました。

■インストール手順
1. 下記からLubuntu14.04LTSをダウンロードしました。(リンクをクリックするとダウンロードが始まります)
  Lubuntu 14.04 LTS 32Bit 版
  Lubuntu 14.04 LTS 64Bit 版
   http://cdimage.ubuntu.com/lubuntu/releases/14.04/release/lubuntu-14.04-desktop-amd64.iso

※64Bit版をWindows環境でダウンロードしました。

2. ダウンロードしたisoイメージをWin32DiskImagerでUSBフラッシュメモリーに書き込みます。ファイルサイズは約700MBです。Win32DiskImagerはファイルの拡張子が.imgのみ対応していますので、エキスプローラーなどで拡張子を.iso → .imgに変更しておいてからUSBフラッシュに書き込みます。USBフラッシュの代わりにCD-Rに書き込むことも可能です。

3. 書き込んだUSBフラッシュをLIVAに挿し、電源を投入します。BOOT画面が表示されたらFn7キーを押し、BOOT OPTIONを表示します。私の場合、HDMI出力では電源投入後のBOOT画面が表示されず、VGAに切り替えるとBOOT画面が表示されました。BOOT OPTIONでBOOTするデバイスとしてUSBフラッシュを選択するとLubuntuが起動します。まず、「インストールせずにLubntuを試してみる」を選択して動作を確認しました。


4.  LIVE版でいくつかのアプリケーションなどを試してみたところ、問題なく動作することが確認できました。動きも体感的には軽快になったように思えます。ただ、今後継続してLubuntuを使うかどうかは、実際にインストールしてしばらく使って判断することにして、インストールは、Ubuntu14.04LTSとのデュアルブートにしました。インストールの手順はUbuntuと同じです。

5. インストールが完了したら日本語設定と追加のアプリをインストールしました。
5.1 日本語入力は標準のiBusを利用しました。ただ、変換ソフトはanthyからMozcに変更しました。
  # anthyの削除
     $ sudo apt-get purge ibus-anthy
 # mozcのインストール
      $ sudo apt-get install ibus-mozc

iBusの設定画面([スタート] - [設定] - [キーボード・インプットメソッド]から
[インプットメソッド]タブのインプットメソッドの選択 - [日本語]を左クリック。

Trim_input_method_mozc_s

Mozcが表示されたらMozcをクリック。

Trim_input_method_mozc2_s

画面右の追加ボタンをクリック

Trim_input_method_mozc3_s
インプットメソッドにMozcが追加されたことを確認し、閉じるボタンを押す。

日本語変換時の候補画面の表示位置を入力エリアの下にするために、下記をインストール
    $sudo apt-get install ibus-gtk  ibus-gtk3


5.2  追加のアプリとして
  Chromium (webブラウザー)
  Libre Office (オフィスソフト)
をインストールしました。
これとテキストエディターのLeafpadと端末のLXTerminalがあれば、大概の処理が可能となりました。これらのアイコンをデスクトップに配置しました。

20160220230313_1600x900_scrot

6. 気になる点
6.1 キーボード配列の設定
LibreOfficeを最新のバージョンに置き換えるために、
    $ sudo apt-get dist-upgradeを実行したところ、キーボード配列が英語になり、Lubuntuを起動するたびに
    $ sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration
で、日本語に指定する必要があります。
6.2 電源管理が変更できない
ディスプレイの消える時間を変更しようとして、[設定] - [電源管理]で設定しても変更されずに元のままである。

これら2点は16.04LTSでの改善を期待するところです。

Lubuntu 14.04をLIVAでしばらく使ってみたところ、思った以上に軽快に動作してくれます。
本格的に使えそうです。

Img_1510

   

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2015年8月19日 (水)

VirtualBoxにubuntu studioを導入 その1 VirtualBoxのインストール

ubuntu studio 14.04をWindows PC上のVirtualBoxにインストールしました。ubuntu studioは、ubuntuの派生ディストリビューションで、マルチメディア(音楽、動画、画像)の編集に必要な数多くのアプリがあらかじめ含まれています。ubuntuと同じタイミングでバージョンアップされます。私がインストールしたのは14.04 LTSで、3年間サポートされます。VirtualBox上でubuntu studioを利用するには以下の3つのステップがあります。インストールの概要を数回に分けて紹介します。

  1. Windows PCにVirtualBoxをインストールする
  2. VirtualBoxにubuntu studio 14.04 LTSをインストールする
  3. ubuntu studio 14.04 LTSを利用する
1. Windows PCにVirtualBoxをインストールする
私はWindows 10のノートPCにインストールしました。
VirtualBoxの公式HPは
https://www.virtualbox.org/
です。

Virtualbox_1

ここにアクセスすると最新バージョンは5.0であることがわかります。ただ、現時点では、5.0はWindows 10では問題が発生する可能性があるとのことなので、今回は前のバージョンの4.3.30をインストールすることにしました。4.3.30のダウンロードサイトでWindows hostsを選びダウンロードします。

Virtualbox_3

Virtualbox_4_2
「VirtualBox-4.3.30-101610-Win.exe」がダウンロードされますのでそれをダブルクリックするとセットアップウイザードが開きます。
「Next」をクリック。





Virtualbox_5

最初にインストールされる場所が表示されますが、変更なければ「Next」をクリック。



Virtualbox_6
ショートカットの表示などが確認されますが、お好みで。






Virtualbox_7

ネットワークに関する警告が表示されますが、「Yes」をクリック。



Virtualbox_8



インストールの設定が完了したので「Install」をクリックします。




Virtualbox_9



インストールが始まります。



Virtualbox_10



インストールが完了するとこの画面が表示されます






Virtualbox_11




VirtualBoxが起動し、ここから仮想マシンの作成に入ります(次回に続く)

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2015年5月14日 (木)

9ドルのLinuxコンピュータ登場

Intelのスティックコンピュータ「Intel Compute Stick」の発売が延期されました。当初4月30日の予定が5月12日に延期されたのですが、再度延期となったようです。品質上の問題があったとことで、販売開始時期は現時点(5月14日)では未定です。「Intel Compute Stick」のOSはWindows8.1 with B-ingですが、Intelはもう1機種、Linux版も販売すると報じられています。こちらは発売時期等詳細はよくわからないのですが、できるだけ早く発売されることを願っています。

ところで、Linuxを搭載した超小型のボード「C.H.I.P.」がKickstarterでクラウドファンディング中で、大人気のようです。目標の5万ドルに対してすでに百万ドル以上を集めています。

C.H.I.P.の基本的なスペックは
  • size : 60mmx40mm
  • processer : 1GB
  • ram : 512MB
  • storage : 4GB
  • wireless : 802.11B/G/N,Bluetooth 4.0
で、OSはDebianベースのLinuxが搭載されています。

C.H.I.P.の魅力はその小ささに加え、価格にあります。本体にコンポジット出力ケーブルが付属した最小構成の価格はなんと9ドル(1ドル120円換算で1,080円)です。C.H.I.P.は本体にさまざまなオプションパーツをつけることができて、それに応じて価格設定がなされています。例えば、VGA Adapterとセットでは19ドル。HDMI Adapterとセットで24ドル。小型の液晶装置(4.3" 470x272px)、キーボード、バッテリーを備えてC.H.I.P.を挿しこんでポータブルコンピュータになる専用ケース「PocketC.H.I.P.」との組み合わせでは49ドルとなっています。
Chip Pocket_chip



さて、これをどう使うかですが、KickstarterのC.H.I.P.のサイトでは、LibreOffice、Chromiumの搭載など、デスクトップPCとしての紹介やゲームマシンとしての紹介が主にされています。どうしてもRaspberry Piと比較してしまいますが、本体にはGPIOは付属せず、「PocketC.H.I.P.」を使えば8pinのGPIOが利用できるようです。カメラセンサーも搭載されているので、これらを使えば電子工作が可能になるのではと思います。また、OS(Linux)がどのような形でインストールされているのか、マイクロSDカードはついていないようなので、Raspberry Piのように、マイクロSDカードを差し替えてOSを入れ替える、ということは簡単にいかないと思います。なのでRaspberry Piのように音楽サーバーに仕立て上げるのはハードルが上がるかもしれません。個人的には、メモリーが512MB(初代Raspberry Piと同じ)がちょっと惜しいかなと思いますが、十分に魅力的であります。「PocketC.H.I.P.」が面白そうです。

この「C.H.I.P.」、Kickstarterでの募集は6月7日まで(と思います)ですので、興味のある方は早めにアクセスを。日本への発送も可能です(送料は+30ドル) 決済はVisa, MasterCard, American Expressのカードが可能です。ちなみに私も申し込もうと思ったのですが、カード会社が該当しなかったために断念しました。

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2015年4月24日 (金)

Raspberry Pi2でI2S DACに挑戦

病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)とはこういうことかと思うのですが、小型PCを使った音楽サーバー構築にどっぷりとハマっています。Raspberry PiやCuBoxとUSB DACの組み合わせで音楽を再生することができたのですが、雑誌「インターフェース」2014年9月号の特集を読んでDACには、USB接続だけでなく、Raspberry Piのボードに直接挿すタイプのボード(ドーターボード)があることを知り、試してみたくなりました。というのは、USB DACを使って再生したとき、私の環境では24bit/96kHzの音源までは再生できるのですが、24bit/192kHzの音源は再生できません。唯一デスクトップPCとUSB DAC (Ratoc RAL-24192HA1)ならば再生可能ですが、デスクトップPCを使うと冷却ファンとHDDの音がどうしても気になります。これらの音に煩わされずハイレゾの楽曲を聴きたいという思いが募って新たなDACを入手することにしました。

PCオーディオのマニアの方ならご承知かもしれませんが、簡単にRaspberry Piのオーディオ出力について触れておきます。Raspberry Piには4種類のオーディオ出力が備わっています。
  1. I2S (40ピンI/O拡張コネクタ:旧タイプRaspberry Piは8ピンI/O拡張コネクタ)
  2. PWM(3.5mmステレオ・ミニ・ジャック)
  3. USB(USBポート)
  4. HDMI (HDMI端子:ビデオ用インターフェースだが音声も出力)
今まで試していたのがUSB DACで、今回挑戦するのがI2S出力を利用したDACです。I2S DACは出力までの構成がシンプルで、その分余計なノイズが乗りにくいという利点があります。インターネットで調べるとRaspberry Piに接続するI2S DACとしては
  • SabreBerry  DAC (DAC CHIP:ES9023) 
  • RBD-02+   (DAC CHIP :PCM5102A)
  • IrBerry DAC(DAC CHIP:PCM5102A) 旧タイプ用⁽8ピンで接続)Rapberry Pi2は不可

が比較的入手しやすいようです。SabreBerry  DACの評判がなかなか良いようですが、RCAジャックをはんだ付けする必要があります。簡単なはんだ付けと思うのですが、私にとってはハードルが少し高く、はんだ不要のRBD-02+を入手しました。接続するのはRaspberry Pi2 Model Bです。手順としては、Raspberry Pi2の40ピンI/O拡張コネクタにRBD-02+を接続し(接続は、ちょっと力がいります。かつ慎重に)、音楽サーバーのvolumioを立ち上げれば完了です。部品がそろっていれば15分程度の作業で音出しができます。

volumioのインストールはこちらを参考にしてください。2015年4月24日現在の最新バージョンの1.55はRaspberry Pi2に対応しています。volumio起動後、I2S DACに関する設定が必要になります。

volumioの画面から
MENU → System でSettings画面を開き、I2S driver の項目を「Hifiberry」に設定。APPLYボタンを押した後、MENU → Turn off で「Reboot」ボタンを押し、再起動する。

Volumio1

再起動後 MENU → Playback 「MPD Configuration」画面でAudio Outputの項目が「sndrpihifiberry」になっていることを確認。

Volumio2

以上で設定が終わりです。

音源はUSB メモリに保存したものを使いました。楽曲データの入ったUSBメモリを挿してvolumioを起動し、MENU → LibraryでUPDATE LIBRARYを押し、データベースを更新します。
更新後、BrowseタブでUSBをクリックし、再生したいアルバム、楽曲の右側にある3本線のアイコンをクリックし、「ADD and play」 もしくは「 Add,replace and play」を選択し、Playlistに送ると楽曲の再生が始まります。ここまでくれば、スマートフォン、タブレットのMPD クライアントでコントロールができます。私はもっぱらiPad miniにMPDクライアントのMPaDをインストールして使っています。
ということで無事音を出すことができました。24bit/192kHzのハイレゾ音源も問題なく再生してくれます。肝心の音質はCuBox + Ratoc RAL-24192HA1の組み合わせといい勝負ではと思います。個人的にはCuBoxの方が若干一つ一つの音がクリアな気がします。ここまでくると、私の環境では、今度はスピーカーの音質に左右されると感じました。あと、現在はボードむき出しの状態ですが、ケースが欲しいなと思っています。RBD-02+をRaspberry Piの上に乗せた状態なので、市販されているRaspberry Pi2用のケースは使えません。RBD-02+を販売しているLINUXCOMで3Dプリンタを使ってRaspberry Pi + RBD-02+のケースを作成してくれるのですが、ケースの価格とRBD-02+の価格(4,000円)がほぼ同じなので、ちょっと二の足を踏んでいます。


Rbd02 Rbd02_2 Rbd02_3


以上が本編です。簡単に音が出たように書きましたが、実際には苦労しました。以下に記す現象は個体差もあるので一概に言えないのですが、備忘のために補足で記しておきます。

■volumioのインストール
volumioをダウンロードして、.imgファイルをLinux(ubuntu)のddコマンドでmicroSDカードに書き込んだのですが、最初にインストールしたmicro SDカードではvolumioの起動途中でエラーが出て起動しませんでした。ファイルシステムに関するエラーと表示されたので、別のmicor SDカードに再度volumioをインストールしたところ今度は無事起動しました。
■再生の途中で止まる
楽曲を再生している途中で止まってしまいます。「サーバーが落ちた」という現象みたいで、ネットワークも切断されます。一度電源を切り、再度起動すると何事もなかったように続きを再生し始めます。最初はネットワークを疑ったのですが、そうではなさそうで、ディスプレイに接続して挙動を見ていますと、起動後しばらくするとエラー表示が出ます。micro SDカードのext4のファイルシステムのエラーと出るのですが、ext4のファイルシステムは使っておらず謎です。原因がよくわからず、どういうときに落ちるのかわからないのですが、色々と試すうちにHDMIのケーブルを接続しているとなぜか落ちないようです。全くの泥縄式対処方法ですが、おまじないのようにHDMIケーブルを挿して使っていて、今のところ問題なく動いています。

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2015年4月10日 (金)

CuBoxを音楽サーバーにしてみた

自分でも因果な性分と思うのですが、何かに興味を持つとどんどん深みに入り込んでしまいます。今は、超小型PCを使った音楽再生環境の構築です。前回前々回とRaspberry Piに音楽サーバーのvolumioを導入して、音楽の再生環境を作ったのですが、それに成功したので面白くなり、自宅にもう一つある超小型PCのCuBoxに音楽サーバーを導入することにしました。このCuBox、一辺約5cmの立方体の超小型PCですが、 CPUにARMv7 800MHzを搭載し、メモリーを1GBを積んでいて音楽サーバーにするには問題のないスペックと思います。私が購入したのは、2012年6月で3年近く前になります。現在では私が購入したタイプは生産中止となり、後継のCuBox iシリーズが販売されています。初代CuBoxと後継機の間には互換性はないようです。この初代CuBoxを使って音楽を聴こうと、2013年7月にみみず工房さんのひな祭りバージョンというDebianベース(だったと思う)の音楽サーバーのイメージをインストールして使っていましたが、ちょっと扱いづらく、最近はほとんど利用していませんでした。今回、Raspberry Piでvolumioの使いやすさを実感して、調べてみるとvolumioにはCuBox用のイメージも提供されているので、これを導入することにしました。

結論から言いますとCuBoxへのvolumioのインストールは成功しましたが、Raspberry Piでは対応していたALAC(Apple Lossless Audio Codec)形式のファイルを認識しません。MP3のファイルだと問題ないのですが、私の保有している楽曲はほぼすべてALACなので、これでは使えません。初代CuBox自体すでに生産を終了していて、初代CuBox用のvolumioのイメージもベータ版のままで、2013年12月15日以降更新されていません。ということで、今後ALACに対応するとは考えれれず、CuBoxへのvolumioの導入は実用的ではないと判断しました。そこで、調べてみるとCuBox用の音楽サーバーとしては、みみず工房さんのあと、voyage MuBoxを利用する、というのがほぼ定番となっているようです。これなら導入実績もあります。そこで予定を変更して、CuBoxにvoyage MuBoxを導入することにしました。ところがやってみると予想以上にてこずってしまいました。旧タイプのマシンのことなので今更ながらなんですが、手順を記載しておきます。 導入に当たっては、 Voyage MuBox でミュージックサーバーを組んでみたを参考にさせていただきました。

1.電源を切った状態でCuBoxのmicroUSBのポートとPCのUSBポートをつなぎ、シリアルポートを使ってコンソール接続できるようにします。 ところがここで最初の壁に突き当たってしまいました。準備のために、Windows7機にProlific PL-2303というドライバー(ここにあります)をインストールし、Tera Termでシリアルポートで接続しようとしたところポート(COM3とかCOM4など)を認識しません。おかしいなあとubuntuでscreenコマンドを使ってコンソールを開こうとしても、これもエラーが出て接続しません。ひょっとしてこのCuBox、ハードウェア的に問題があるのでは、と思ったりしたのですが、あれこれやって万策尽きたころ、試しにUSBケーブルを交換したところ挙動が変わりました。よくよく見てみると、CuBoxのmicroUSBポートのそばにケースの一部が出っ張っていて、これが邪魔をしてコネクターがうまく接続できていないことが判明しました。ここまでわかるのに随分と時間がかかりました。カッターナイフでケースの一部を削り取りました。これでようやくコンソール接続が可能になりました。

2. voyage MuBoxをインストールするために、CuBox installerというのを使用します。
2.1 CuBoxのサイトからcubox-installer-o_*.zipをダウンロード、展開し、bootフォルダーをFAT32でフォーマットされたUSBメモリーにコピーします。

2.2 4GB以上の空のmicroSDカードをCuBoxに挿し、bootフォルダーが入ったUSBメモリーをCuBoxのUSBポートの上側につなぎ、コンソール接続、LANケーブルをつないだ上で電源投入する。

2.3 CuBoxのインストーラーが起動する。起動状況は、コンソール接続したPCの画面で確認できます。ところが、やってみるとエラーの連続です。boot.scrというファイルが読み込めないようで、延々と読み込みをリトライします。 初代CuBoxの情報は、今ではあまりなく、途方に暮れてしまいました。もともとこのCuBox、以前みみず工房さんのひな祭りバージョンを導入するにも随分てこずった記憶がよみがえってきました。いよいよ諦めるしかないかなと思っていた時にぶつかったのがこのサイトです。本家voyageのWikiなんですが、CuBoxにvoyage MuBoxの導入手順が丁寧に記載されていました。英語ですが、画面イメージがあるのでとてもわかり易いです。ここでリンクされていたcubox-installer-0_4.zipのbootフォルダーをUSBメモリーにコピーして、再度CuBoxを起動したところ、おお、今度は無事にインストーラーが起動しました。確かめてみるとbootフォルダーのタイムスタンプが最初にうまくいかなかったのとは異なっていました。2012/12/17 19:59のboot フォルダーを使うとうまくいきました。

2.4 インストーラーが起動すると、以下の画面が表示されるので、順番に設定していきます。
1) Obtain IP address from DHCP でOKを押すとIPアドレスを取得します。
2) Run the installer でOKを押すと画面が変わるので      /dev/mmcblk0を選択しOKボタン。
3)インストールするディストリビューションを尋ねてくるので、voyage-mubox-0.9.1を選択。(もう一つあるvoyage-mubox-develは開発版でどちらかをお好みで)
4)NTPの時刻合わせを聴いてくるので、Yesと答える。
5)microSDカードのパーティションを変更することの確認があるのでYesと答える。 インストールが開始されます。(しばらく時間がかかります)
6)インストールが完了すれば、USBメモリーを外し、メニュー画面の一番最後のRebootを選択。OKを押します。
7)コンソール画面にvoyageが起動すれば成功。(ログインID:root パスワード:voyage)

ということで、思わぬところではハマってしまいましたが、終わってみるとインストール自体はとても簡単にできました。

音楽を再生するためには、一度電源を落とし、(私の場合)楽曲の入ったUSBメモリーを挿し、もう一つのUSBポートにUSB DAC(Ratoc RAL-24192HA1)を接続し、LAN接続して電源投入します。コンソール接続は特に必要ありません。iOSデバイスでFingアプリを使い、voyage MuBoxのIPアドレスを確認し、WebブラザーのURL欄にIPアドレスを記入するとvoyageのログイン画面が表示されます(さきほどのIDとパスワードを入力します)。ここで各種設定やデータベースのアップデートを行ったりしますが、最初に何かする必要は特になさそうです。

Voyage_mubox1    Voyage_mubox2 voyage MuBoxの起動画面。URL欄にIPアドレスを入力。

楽曲の再生などのコントロールは、MPDクライアント(iPhoneだとMPoD、iPADだとMPaDなど)を立ち上げると、自動的にVoyage Music Playerを認識し、楽曲データを読み込んでくれて再生が可能となります。このあたりはとてもよくできていると感じます。このMPDクライアントは、Raspberry Piにvolumioを導入したのと同じものなので、プラットフォームを意識することなく同じアプリを利用できます。私にとってうれしかったのは、USB DACとしてRatoc RAL-24192HA1を認識して問題なく再生してくれたことです。(初代Raspberry Pi + volumioの組み合わせではノイズばかりで再生できませんでした) この組み合わせで聴いたところ、CD音源でも各楽器の音がくっきりとクリアに再現されているのがわかります。ただ、24bit/192kHzのハイレゾ音源では、最初はきちんと再生するのですが、1分ほどしたところ、聞こえなくなりました。

Mpad_clifford_brown   MPaDの画面。

これで、自宅の音楽環境としては、PC(Windows7 or 8.1)+foobar2000+RAL-24192HA1、Raspberry Pi+volumio + SE-33SE-U33GX、CuBox+MuBox+RAL-24192HA1という3通りが可能となったのですが、Raspberry Piは、当初考えていた自宅から少し離れた場所にある作業場に設置し、PCとCuBoxは自宅でUSB DACを共有して、気分で使い分けるという形にしようと考えています。Raspberry Pi+volumioを体験して以来、デスクトップPCの電源を落としてファンやHDDの音に邪魔されず、静かな環境で音楽を聴くということになじんだので、自宅では、CuBoxの出番が増えそうです。これで目指していた「好きな音楽を良い音で」と「いつでもどこでも好きな音楽を」という環境に少し近づいたかなと思っています。

Cubox_ral24192ha1_2   CuBox(右)とRAL-24192HA1(左)。とてもコンパクトです。


追記:後日、再度CuBox installerを起動したところ、一度は成功したbootフォルダーでの起動に何度やっても失敗します。あの時なぜうまくいったかわかりません。奇跡が起きたのかもしれません。もしもの時に備えてvoyage MuBoxが入ったmicroSDカードのバックアップを取りました。

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2015年4月 3日 (金)

Raspberry Piをvolumioで音楽サーバーに その2 実験から実用へ

前回は初代Raspberry Piにvolumioをインストールして、音が出るところまで書きましたが、実は音が出たといってもちょっと困ったことが起きました。

■USB DACについて
Raspbery PiにはUSB DACとしてRATOC RAL-24192HA1を接続しましたが、楽曲を再生してみると音は出るのですが、なんていうか楽曲ではなく何やらノイズのかたまりが流れてくるような感じで全く聴くことができませんでした。volumioの設定を変えてみたりしたのですが症状は変わらず、使用に堪えませんでした。そこで以前使っていたとても古い ONKYO SE-U33GXを引っ張り出して接続したところ無事楽曲が再生されました。試しに、以前、RaspiFiで実験したときに使ったaitendo PCM2704を接続してみましたが、これも再生しました。Raspberry PiとUSB DACとの間に相性があるのでしょうか。ONKYO SE-U33GXを通して、楽曲を再生してみましたが、音もクリアに再生してくれます。SE-U33GXは24bit/96kHzまで対応しているので24bit/96kHzの音源を再生したところ、ちゃんと再生してくれました。ちなみに24bit/192kHzの音源を再生したところ、一旦は再生するのですが途中で音が聞こえなくなってしまいました。

■ポータブルUSB HDDの接続
Raspberry Pi にUSBメモリを接続してvolumioで楽曲が再生することができたのですが、USBメモリーの容量の関係で、私の保有している楽曲すべて(約130GB)を保存することはできません。これでは実験レベルになってしまいます。何とかすべての楽曲を再生できるようにならないかと考えたところ、手持ちのポータブルHDDで容量に余裕のあるのがありました。これを利用することにして、HDDにiTunesの楽曲を全部コピーしました。これをRaspberry Piに接続して再生できればOKです。やってみたところ、HDDを認識しません。このHDDはバスパワー接続になっていたのですが、Raspberry Piの供給電力では不足しているようです。そこでAC電源アダプタに接続するセルフパワーのUSBハブをつないで、これにHDDを接続したところ無事認識してくれました。volumioのデータベースのアップデートに時間がかかりましたが、これで手持ちの楽曲をすべてRaspberry Pi+volumioで再生できるようになりました。

■リモートコントロール(MPod、MPaD)、Air Play対応
楽曲の再生はウェブブラウザーで起動したvolumioで行いましたが、別の方法として、MPDプレイヤーを利用できます。iPhoneではMPoD、iPadではMPad、AndroidではMPCなどです。私は、iPhoneとiPad miniを利用していますので、MPoD(無償)とMPad(300円)をそれぞれインストールしました。MPDプレイヤーを使ってみるとなかなか便利で、操作の反応も早くストレスを感じません。また、アルバムアートワークなども自動で表示してくれます。また、楽曲はArtist別やAlubum別などの分類もされています。ただ、ちょっと残念なのは、この分類がたまに不正確なものがあります。でも十分に実用レベルです。ウェブブラウザーで起動したvolumioは反応が少し鈍いので私はもっぱらiPad miniをリモコンとしてMPaDを利用していますが快適です。さらに、volumioはAppleのAir Playにも対応していて、iPhoneなどにある音楽の再生が可能ですが、反応が今一つで私は利用していません。

Mpad_thlonius_monk MPaDの画面

■最後に
今回は、あるものを利用することで、新たな投資はありませんでした。休眠状態だった初代Raspberry Pi、USB DAC、USB HDD、USB ハブなどを再活用することができ、ちょっとした満足感があります。こんな小型のボードでちゃんとした音が出る、ということが感動モノでした。そして、デスクトップPCの電源を落とし、Rapberry Piで音楽を再生すると、ファンやHDDの音もなく、鮮明に音楽が再生されました。最初は作業場に設置することを考えていたのですが、たまにしか使わない作業場ではなく、しばらくは自宅に置いておこうと考えています。そして今後256GBのUSB メモリの価格がもう少しこなれてきたら、レイアウトをスッキリさせるためにUSB HDDからUSB メモリに切り替えたらどうか、と考えています。

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2015年3月27日 (金)

Raspberry Piをvolumioで音楽サーバーに その1 volumioの導入

PCオーディオの世界にに少し足を踏み入れてしまったようです。ハイレゾの体感やRaspberry Pi2でメディアセンターを構築したりと、あれこれ試行錯誤しています。これで一段落かと考えていたのですが、インターネットで偶然見つけた雑誌が引き金となり、もう少し試行錯誤をすることになりました。それは、CQ出版社の「インターフェース」2014年9月号で、「本格デビュー!ハイレゾLinuxオーディオ」と銘打った特集が組まれていました。(見つけたのは最近で、CQ出版社にバックナンバーを注文して入手しました)記事は回路図が出てきたり、電子工作(はんだ付け)が必要だったりと私にとってはハードルがかなり高かったのですが、Raspberry Piの事例が数多くあり、参考になることも多かったです。そして読んでいるうちに何度も紹介されていたのが、Linuxボードを音楽サーバーにするvolumioというディストリビューションというかアプリケーションです。これを、手元にある初代Raspberry Pi model Bにインストールしたら音楽サーバーとして使えるかな、という気がしてきました。

以前、初代Raspberry PiにRaspyFiというディストリビューションをインストールして音楽が再生できるのを実験したことがあります。あれから1年半が経ち、現在はどうなっているのかとRaspyFiのホームページにアクセスし、Downloadページを開いたところ、関係ないサイトにリンクが張られていました。RaspyFiは開発を終え、volumioが後継となっているようです。今回は、初代Raspberry Piでvolumioを試してみることにしました。この初代Raspberry Piは自宅から少し離れたところにある作業場でファイルサーバーとして利用していたのですが、ちょっとしたファイルの共有などはDropboxの方が便利なのであまり使用していませんでした。そこで作業場の音楽環境をRaspberry Piで作れないかと考えたのです。インターネットでの情報では、volumioはウェブブラウザーで設定ができ、ネットワーク上にあるPCの楽曲を取り込んだり、スマートフォンをリモコンとして利用したりと、とにかく簡単という記載が多かったです。ところが、実際にやってみると思わぬところでつまづいてちょっと苦労しました。ということで、Raspberry Piにvolumioを導入する手順です。

■volumioのダウンロードとSDカードへの書き込み
volumioのホームページ(https://volumio.org/) からDOWNLOADページを開き、RASPBERRY PIを選び(volumioはRaspberry Pi以外にBeagleBone Black、CuBOx、CuBox-i、UDOO、UTILITEなどのボードにも対応しています)ダウンロード。私の場合、バージョンは1.55でした。
Volumio1.55PI.img.zipファイルがダウンロードされるのでzipファイルを展開。 Volumio1.55PI.imgファイルがあるので適当なディレクトリに置く。(Linuxを前提にしています)
ddコマンドで.imgファイルをSDカード(4GB以上が望ましい)に書き込む。

$ sudo dd if= /home/user_name/Volumio1.55PI.img of=/dev/sd○ bs=1M

ここでif=以降の記述は.imgファイルが置いてあるディレクトリを指定します。of=以降/dev/sd○の記述⁽例:/dev/sdb)はSDカードがあるデバイス名を指定します。誤ったデバイス名を指定すると深刻な事態になる可能性があるので慎重に。(dmesgコマンドを実行すると、リストの終わりの方でSDカードのあるデバイス名が確認できます)
Windowsの場合はWin32 Disk Imagerというツールを使います。

■volumioの起動
SDカードへの書き込みが完了すれば、SDカードをRaspberry Piに挿し、USB DAC、LANケーブルを接続し電源を入れます。ディスプレイ、キーボード、マウスの接続は特に必要ありません。私は、初回時に起動が成功したかどうかの確認のため、ディスプレイには接続しました。volumioの起動には1分程度かかります。少し待ちましょう。
起動後、PC、タブレットなどでウェブブラザーを立ち上げ、URL欄にvolumioもしくはvolumio.local/と入力するとvolumioが起動します。(起動が終わっていなければ何も表示されません)
私の場合、Linux(ubuntu)で実行したのですが、 ERR_NAME_NOT_RESOLVEDとなり、volumioが起動できませんでした。名前解決(DNS)がうまくいっていない、ということで、iPhoneのFingアプリで、volumioのIPアドレスを確認して、URL欄にIPアドレスを直接入力したところ、無事volumioが起動しました。後で、WindowsとiOSで試してみると、どちらもvolumio.local/をURL欄に入力することで問題なくvolumioが起動しました。

■NASのマウントにはまる
volumioが起動したので、いよいよ楽曲の再生です。私は、ネットワーク上のサーバーに置いてあるiTunesのファイルの再生をしたいと考えていました。そこで
volumioの画面右上にあるMENUボタンからLibraryを選択
NAS mountsでADD NEW MOUNTボタンを押し、楽曲ファイルのあるサーバーのディレクトリなどを指定します。
ところが、ここでハマってしまいました。散々試行錯誤したのですが、どうしてもサーバーにアクセスできません。
最初は

Last system mount error
mount.nfs: mount point /mnt/NAS/iTunes does not exist

となるのでvolumioにsshでアクセスし、mkdirでマウントポイントを作成したところ、今度は

Last system mount error
mount.nfs: Connection timed out

となります。
インターネットで調べたり、試行錯誤をしたりいろいろと手をつくしましたが結局サーバーにアクセスすることはできませんでした。簡単にできるはずなのにうまくゆかず、ちょっと悔しいです。

■USBメモリーでの再生
ネットワーク接続での楽曲再生ができなかったので、楽曲が再生できるかどうかテストするために、USBメモリに楽曲をコピーし、Raspbery Piに接続し、再起動してvolumioを立ち上げ、画面右上のMENUボタンからLibraryを選択し、画面左上のUPDATE LIBRARYボタンを押し、ライブラリーを更新します。更新が終われば画面面下左のBrowseタブを開き、USBボタンを押すとUSBメモリに保存した楽曲が表示されました。楽曲(またはアルバム)を選択し、右側にあるボタンでAdd,replace and playなどで楽曲をプレイリストに送ると再生を開始します。ようやく音が出ました!
Volumio_browse_5 ブラウザーで起動したvolumioのbrowse画面。再生するアルバムや楽曲を選択します。

Volumio_playback_2 volumioのplayback画面。再生中の楽曲情報が表示されます。

Volumio_playlist volumioのplaylist画面。browse画面で選択した楽曲が表示されます。

(次回に続く)

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