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2015年4月17日 (金)

スティックPCが面白くなるぞ

小さくてちょっと変わったデジタルガジェットに興味がありますが、このところ新製品の発表が相次いだスティックPCがちょっと面白くなりそうです。

マウスコンピューター MS-PS01F
スティックPCといえば、マウスコンピューターのm-Stickといえるほど話題をさらったMS-NH1の後継で、MS-NH1に冷却ファンを搭載したモデルです。CPUはAtom Z3735F(4コア/4スレッド、1.33GHz/最大1.83GHz)、メモリー2GB、32GB eMMCを搭載しています。通信機能はIEEE802.11b/g/n、Bluetooth4.0に対応。インターフェースは通常サイズのUSB2.0ポートと充電用のマイクロUSBポート、マイクロSDXCカードスロットと、従来モデルのMS-NH1と同じです。OSはWindows 8.1 with Bing(32ビット)。価格は直販価格で20,800円(送料込み)。継続販売される従来モデルのMS-NH1は19,800円(32GBストレージ搭載モデル)と25,800円(64GBストレージ搭載モデル)です。冷却ファンを搭載することにより、高負荷時のパフォーマンス低下を防ぐ効果が見込めます。
Msps01f03_752x



インテル Compute Stick
グローバル企業のインテルもスティックPCを発売することになりました。CPUはAtom Z3735F(1.33GHz/最大1.83GHz)、メモリー2GB、32GB eMMC を搭載。小型冷却ファンを備えています。インターフェースは、USB2.0ポート、マイクロUSBポート、マイクロSDXCカードスロットを搭載。通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0に対応。マウスコンピューターのMS-PS01F、MS-NH1とほぼ同じスペックですね。OSはWindows 8.1 with Bing(32ビット)。価格は149ドルで、国内ではアイ・オー・データ機器が販売し、直販サイトでは、22,140円となっていました。(アマゾンで出品者から海外品をセール価格で17,800円で販売しているのをみました)また、発表によるとLinux搭載モデルも販売されるようですが、メモリ1GB、ストレージ8GBで89ドルという記事と、ubuntu14.04搭載モデルで130ドル(スペック不明)という記事がありました。Linux搭載モデルの詳細仕様、日本での販売の可能性についてはわかっていません。個人的にはLinux搭載モデルに関心があります。日本で販売に期待します。

Intelcomstick640x353



ASUS Chromebit
Chrome OSを搭載したノート型のChrome Bookに加え、小型の据置型のChromeBoxも販売しているASUSが、今度はスティック型のPCであるChromebitを年内に発売することを発表しました。Chromebitの主な仕様はRockchip 3288プロセッサ(4コア Cortex-A17 と 4コアARM Mali T760を組み合わせた、セットトップボックス向けのSoC)、メモリ2GB 、16GB eMMCストレージ、通常サイズUSB 2.0ポート、電源用マイクロUSB端子、HDMI出力端子、無線は 802.11ac対応WiFiとBluetooth 4.0などです。マイクロSDカードスロットは非搭載のようです。
価格は100ドル以下となっており、日本でも発売されるとChrome OSの起爆剤となるかもしれません。

Yu_chromebit




スティックPCの使い方
さて、これらのスティックPCの使い方ですが、m-Stickシリーズを販売しているマウスコンピューターのサイトでは、
  1. テレビにつないでテレビの1つのチャンネルの感覚でメール、ニュースの閲覧などに利用する。
  2. テレビをホームシアターにして、ストリーミングやネットラジオを視聴する。
  3. モニターをクライアントPCにして、外出先でモニターにつないでPCとして利用する。
  4. 店頭ディスプレイを低消費電力のスティックPCで映し出す。
と紹介されています。
また、Compute Stickを販売するアイ・オー・データ機器のサイトではホームユースでは
  1. テレビの大画面でWEBや動画を見る
  2. ゲームを大画面で楽しむ
  3. 手軽に使える2台目パソコンとして
  4. 友人の家でテレビにつないで一緒に楽しむ
ビジネスユースでは
  1. お店のテレビを使ってサイネージとして活用する
  2. プロジェクターに挿してプレゼンテーションに活用する
  3. 共有ベースのパソコンとして活用する
  4. Web教材などを映す教育用パソコンとして活用する
と紹介されています。

スティックPCの使い方を考えたとき、まず思い浮かぶのは、その小型軽量な点を活かして手軽に持ち運びできるモバイル機器としての利用ですが、これが意外に難しそうです。スティックPCを通常のPCとして利用するためには、最低でもディスプレイ、キーボード、ACアダプターが必要になります。タブレットのように、1台あれば完結するわけではありません。外出したときに立ち寄ったカフェでスティックPCを利用する、というような使い方はできないわけです。外出時に、必要な周辺機器をあれこれかばんに詰め込むことを考えると、薄いタブレットを1台持ち運びするほうが楽なように思います。外出先でプレゼンテーションをする場合、スティックPCを利用するのか、タブレットを利用するのか、評価が分かれるところと思います。

次に考えられるのは、小型軽量、低消費電力ということを活かして、テレビの後ろに接続して電源を入れっぱなしにして、必要な時にその場で動画や画像、音楽などを視聴する、というスタイルです。ネットワークに接続しているという前提で考えれば、ソースはインターネットやサーバーなどから取り込むことが可能になります。そのとき、別の機器で試した経験では、テレビに映したWebサイトの細かい文字やメールの文字を読むのは、至近距離からでないと苦しいです。Excelなど細かい作業をするなら、パソコン用ディスプレイに接続して、近くで見るようする必要があります。そうした場合、スティックPCはサブPCの位置づけになるのではと思います。
キーボードなど、今ある機材を利用すれば、安くて場所をとらないPCが入手できることになります。購入を検討する際には使うアプリからOSを何にするのかというとことと、スティックPCではありませんが、低価格で小型軽量という点ではRaspberry Piという選択肢もあるかもしれません。

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