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2015年3月27日 (金)

Raspberry Piをvolumioで音楽サーバーに その1 volumioの導入

PCオーディオの世界にに少し足を踏み入れてしまったようです。ハイレゾの体感やRaspberry Pi2でメディアセンターを構築したりと、あれこれ試行錯誤しています。これで一段落かと考えていたのですが、インターネットで偶然見つけた雑誌が引き金となり、もう少し試行錯誤をすることになりました。それは、CQ出版社の「インターフェース」2014年9月号で、「本格デビュー!ハイレゾLinuxオーディオ」と銘打った特集が組まれていました。(見つけたのは最近で、CQ出版社にバックナンバーを注文して入手しました)記事は回路図が出てきたり、電子工作(はんだ付け)が必要だったりと私にとってはハードルがかなり高かったのですが、Raspberry Piの事例が数多くあり、参考になることも多かったです。そして読んでいるうちに何度も紹介されていたのが、Linuxボードを音楽サーバーにするvolumioというディストリビューションというかアプリケーションです。これを、手元にある初代Raspberry Pi model Bにインストールしたら音楽サーバーとして使えるかな、という気がしてきました。

以前、初代Raspberry PiにRaspyFiというディストリビューションをインストールして音楽が再生できるのを実験したことがあります。あれから1年半が経ち、現在はどうなっているのかとRaspyFiのホームページにアクセスし、Downloadページを開いたところ、関係ないサイトにリンクが張られていました。RaspyFiは開発を終え、volumioが後継となっているようです。今回は、初代Raspberry Piでvolumioを試してみることにしました。この初代Raspberry Piは自宅から少し離れたところにある作業場でファイルサーバーとして利用していたのですが、ちょっとしたファイルの共有などはDropboxの方が便利なのであまり使用していませんでした。そこで作業場の音楽環境をRaspberry Piで作れないかと考えたのです。インターネットでの情報では、volumioはウェブブラウザーで設定ができ、ネットワーク上にあるPCの楽曲を取り込んだり、スマートフォンをリモコンとして利用したりと、とにかく簡単という記載が多かったです。ところが、実際にやってみると思わぬところでつまづいてちょっと苦労しました。ということで、Raspberry Piにvolumioを導入する手順です。

■volumioのダウンロードとSDカードへの書き込み
volumioのホームページ(https://volumio.org/) からDOWNLOADページを開き、RASPBERRY PIを選び(volumioはRaspberry Pi以外にBeagleBone Black、CuBOx、CuBox-i、UDOO、UTILITEなどのボードにも対応しています)ダウンロード。私の場合、バージョンは1.55でした。
Volumio1.55PI.img.zipファイルがダウンロードされるのでzipファイルを展開。 Volumio1.55PI.imgファイルがあるので適当なディレクトリに置く。(Linuxを前提にしています)
ddコマンドで.imgファイルをSDカード(4GB以上が望ましい)に書き込む。

$ sudo dd if= /home/user_name/Volumio1.55PI.img of=/dev/sd○ bs=1M

ここでif=以降の記述は.imgファイルが置いてあるディレクトリを指定します。of=以降/dev/sd○の記述⁽例:/dev/sdb)はSDカードがあるデバイス名を指定します。誤ったデバイス名を指定すると深刻な事態になる可能性があるので慎重に。(dmesgコマンドを実行すると、リストの終わりの方でSDカードのあるデバイス名が確認できます)
Windowsの場合はWin32 Disk Imagerというツールを使います。

■volumioの起動
SDカードへの書き込みが完了すれば、SDカードをRaspberry Piに挿し、USB DAC、LANケーブルを接続し電源を入れます。ディスプレイ、キーボード、マウスの接続は特に必要ありません。私は、初回時に起動が成功したかどうかの確認のため、ディスプレイには接続しました。volumioの起動には1分程度かかります。少し待ちましょう。
起動後、PC、タブレットなどでウェブブラザーを立ち上げ、URL欄にvolumioもしくはvolumio.local/と入力するとvolumioが起動します。(起動が終わっていなければ何も表示されません)
私の場合、Linux(ubuntu)で実行したのですが、 ERR_NAME_NOT_RESOLVEDとなり、volumioが起動できませんでした。名前解決(DNS)がうまくいっていない、ということで、iPhoneのFingアプリで、volumioのIPアドレスを確認して、URL欄にIPアドレスを直接入力したところ、無事volumioが起動しました。後で、WindowsとiOSで試してみると、どちらもvolumio.local/をURL欄に入力することで問題なくvolumioが起動しました。

■NASのマウントにはまる
volumioが起動したので、いよいよ楽曲の再生です。私は、ネットワーク上のサーバーに置いてあるiTunesのファイルの再生をしたいと考えていました。そこで
volumioの画面右上にあるMENUボタンからLibraryを選択
NAS mountsでADD NEW MOUNTボタンを押し、楽曲ファイルのあるサーバーのディレクトリなどを指定します。
ところが、ここでハマってしまいました。散々試行錯誤したのですが、どうしてもサーバーにアクセスできません。
最初は

Last system mount error
mount.nfs: mount point /mnt/NAS/iTunes does not exist

となるのでvolumioにsshでアクセスし、mkdirでマウントポイントを作成したところ、今度は

Last system mount error
mount.nfs: Connection timed out

となります。
インターネットで調べたり、試行錯誤をしたりいろいろと手をつくしましたが結局サーバーにアクセスすることはできませんでした。簡単にできるはずなのにうまくゆかず、ちょっと悔しいです。

■USBメモリーでの再生
ネットワーク接続での楽曲再生ができなかったので、楽曲が再生できるかどうかテストするために、USBメモリに楽曲をコピーし、Raspbery Piに接続し、再起動してvolumioを立ち上げ、画面右上のMENUボタンからLibraryを選択し、画面左上のUPDATE LIBRARYボタンを押し、ライブラリーを更新します。更新が終われば画面面下左のBrowseタブを開き、USBボタンを押すとUSBメモリに保存した楽曲が表示されました。楽曲(またはアルバム)を選択し、右側にあるボタンでAdd,replace and playなどで楽曲をプレイリストに送ると再生を開始します。ようやく音が出ました!
Volumio_browse_5 ブラウザーで起動したvolumioのbrowse画面。再生するアルバムや楽曲を選択します。

Volumio_playback_2 volumioのplayback画面。再生中の楽曲情報が表示されます。

Volumio_playlist volumioのplaylist画面。browse画面で選択した楽曲が表示されます。

(次回に続く)

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