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2013年3月 2日 (土)

1年後には何が起きているのか

昨年10月にWindows8が発売されましたが、発売直後から年末商戦でのPCの販売は期待されているほどではなかったようです。IDCジャパンの調査では、2012年10~12月の国内パソコン出荷台数は前年同期比5.4%減だったそうです。日経新聞の記事によると、マイクロソフトの樋口社長はWindows8の伸び悩みの理由について、「タッチパネル不足が一番痛かった」と述べたそうです。確かに、市場にはまだタッチ対応のPCはそれほど出ていません。だけど、タッチ対応にすると価格も上がり、在庫処分で安値で販売されているWindows7搭載機種と比較するとWindows8搭載機でしかもタッチパネル対応機は割高感があったのも事実です。これから、春商戦に向けて、タッチ対応機種も増え、価格もこなれてくると少しは販売増も期待できるかもしれません。

それともう一つに気になるのは、1年後の状況です。2014年4月はPCに取って2つの大きな変化要素があります。一つは、Windows XPのサポート終了です。(ついでに加えるならOffice 2003のサポートも終了します)もうひとつは消費税率が5%から8%にアップすることです。Windows XPのサポート切れは、PCに詳しい人であればご存知でしょうが、一般ユーザーに広く認知されているとは言い難いと思います。日本では、まだXPユーザーが多数いる、という調査もあります。個人用だけでなく、企業用のPCもXPが多く利用されていて、これから、マイクロソフトを中心にXPのサポート終了の告知が増えるものと思います。特に企業用は、業務アプリケーションとの関係で、簡単にアップデートできないものもありそうで、後1年少しという残された時間はあまり長いものとはいえないかもしれません。XPからのアップグレードの対象OSですが、個人ユーザーの多くは、Windows 8以外の選択肢はなさそうですが、企業ユーザーはWindows8からWindows7へのダウングレードを利用する可能性が高いと思います。既存アプリケーションとの連携などを考えるとUIが大きく変わったWindows8にいきなりアップグレードする企業はそれほど多いとは考えにくいです。ただ、XPのサポート切れは、Windows7にせよ、Windows8にせよPC更新の誘因になると思います。

もうひとつの消費税率のアップですが、これはPCに限った事ではありませんが、直前の駆け込み需要があるものと推測されます。

そういうわけで、現在停滞気味のPC市場ですが、1年後には、2つの要素により特需が発生するものと思われます。メーカーも当然承知のことですから、この時期、販売競争が激しくなり、価格も下落する可能性が高いと思われます。これって、少し前の地デジ対応+エコポイントの時の液晶TVの状態に似ていませんか?液晶TVはその時、大量に売れて、その後、反動で一気に需要が低迷してしまいました。最近の家電メーカーの不振の原因の一つにもなっています。PCも液晶TVのように、特需・駆け込み需要とその後の反動による販売の落ち込みというパターンを繰り返すのでしょうか。あるいは、現在需要が拡大しているタブレットの販売などでカバーできるのでしょうか。せっかくの需要拡大のチャンス、その後の反動でさっぱり、と言うことがないよう、メーカーもしっかりと戦略を立てる必要があると思います。それと、この需要拡大に合わせてWindows8の普及が一気に拡大するのかどうかも興味深いところです。

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