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2013年2月23日 (土)

Slax を試す

久しぶりにubuntu以外のディストリビューションを試してみました。Slax 7.0.5で、日経Linux3月号で紹介されていたので興味を覚えました。Slaxは軽量のSlackwareがベースになっています。今回のSlax 7.0.5はデスクトップ環境がKDE SC 7.9.5でウェブブラウザーはFirefox18.0.1が採用されています。ファイルサイズは220MB程度でコンパクトです。USBメモリ、CDにインストールでき、ライブ起動できます。また、日本語対応もされています。Slax 7.0.5のダウンロードサイト(http://slax.org/en/download.php)には、様々な言語対応した、CDイメージとUSBメモリ用のzipファイルの32ビット版と64ビット版が準備されています。

私は、日経Linuxの記事を読み、この中から、日本語対応のUSBメモリ用の32ビット版のzipファイル(slax-Japanese-7.0.5-i486.zip)をダウンロードしました。zipファイルを展開して、その中の「slax」ディレクトリーをUSBメモリにコピーしました。USBメモリーにOSをインストールするには、「slax」ディレクトリ内にある「bootinst.sh」をlinuxマシンで実行すれば良いのですが、私はubuntuで実行しましたが、なぜか実行した途端、端末の画面がひゅーっと消えてしまいます。(原因不明です)。仕方がないので、Windowsから「bootinst.bat」を実行しました。こちらは、実行するとHDDが見つからないとメッセージが出ますが、USB内へのインストールは済んでいて(あっという間に終わります)、これでライブUSBメモリが完成です。USBメモリーからPCを起動すると無事Slaxが立ち上がります。

Slax705_2

私は、KDEに不慣れなのですが、なかなかスマートなデスクトップです。時刻も日本の時刻に合っています。動画も音声も問題なく再生されます。ただ、さすがに軽量なので、アプリケーションは、それほど多くは入っていはいません。あらかじめデスクトップ上に「ソフトウェアセンター」というアイコンが表示されていて、ここからアプリがダウンロード・インストールできるようなんですが、「すべてのモジュール」というタブを開くと、「すべてのモジュールとインターフェースを取るからこのまま待っててね」というようなメッセージが出ますが、そのまま何の変化もありません。という事で、色々とアプリを入れるのは、自力で行う必要があります。

あと、メインのhpのデスクトップマシンでは問題なく起動したのですが、サブのDell Inspiron 5150では、画面の表示がおかしく、画面下部のツールバーや、アプリのアイコンが表示されません。それらしいところをクリックするとアプリが起動するのですが、これでは常用はできません。ホントは、Dellのマシンで使いたかったのですが。。。それともうひとつ、日本語の表示は全く問題ないのですが、日本語入力ができません。こちらはいかんともしがたく、どなたか奇特な方が、日本語入力対応できるようにしていただければうれしいのですが。(以前のバージョンでは、ライブCDの部屋さんが日本語化を行なっておられたようです)という事で、webブラウジングなら問題なく使えるのですが、ガンガンアプリを追加したり、日本語入力できるようにするには私の力ではちょっと無理で、ライブUSBは当面Knoppixのほうが便利なようです。

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2013年2月16日 (土)

「デジタルネイティブの時代」を読んで

以前から「デジタルネイティブ」というと言われる世代の行動特性に興味があり、以前、このブログにも書いたことがあります(これこれ)。最近では、デジタルネイティブだけではなく、「ソーシャルネイティブ」、「スマートネイティブ」などという言葉もみかけるようになりました。2008年にデジタルネイティブのことをNHK特集で放送された時、デジタルネイティブ、つまり生まれた時からデジタル環境にいる世代の特徴として、
     1.現実とネットを区別しない
  2.情報は"無料"と考える
  3.年齢や肩書き、所属を重視しない
とあり、彼らが若くして(中学生!だったと思います)起業したり、知らない人たちと積極的にコミュニケーションを取ったりする姿が印象的でした。デジタルネイティブはこれからどんなことをしてくれるのだろう、という、どちらかというとポジティブな面に関心を持っていて、そこでこの本「デジタルネイティブの時代」(木村忠正著、平凡社新書)を見つけた時、そのようなイメージで読み始めたのですが、期待は見事に裏切られました。

著者の木村忠正さんは文化人類学者で、徹底した学術的アプローチ(調査)でデジタルネイティブ世代を分析します。分析手法にも相当の紙幅が割かれていてかなり「硬い」本です。サブタイトルに「なぜメールをせずに「つぶやく」のか」とありますが、著者は、日本のデジタルネイティブの特性として、「空気を読む圧力」「テンション共有」「高い匿名性指向」「不確実性回避傾向」の4つをあげています。あくまでも対象は「日本」のデジタルネイティブです。

特性の一つである「空気を読む圧力」について言えば、例えばメールでは、メールが来たらすぐに返信しなければならない、すぐに(返信が)返ってこないと、何か悪いことをいったのかという圧力が存在し、人間関係が複雑になる多感な中学生の頃にこうした経験を積み重ねることにより、だんだんメールから遠ざかる、と言うものです。そういう人たちは、空気を読む圧力をあまり感じないtwitterなどを利用するようになると分析しています。こう書くとあっさりしていますが、著者はこのことを多くの調査(Web、聞き取り)により得られたデータを丹念に分析してゆきます。

この本は、デジタルネイティブの世代を必ずしも否定的、悲観的なものとして捉えているわけではありません。ただ、少子高齢化が進む日本で、高度な情報ネットワーク基盤、産業力を日本社会が十分に活かすには上記のデジタルネイティブの特性に見られるような克服すべき課題があると指摘しています。グローバルに情報ネットワークが進化し、それにより政治、産業、文化が大きく変わる可能性を秘めている中、日本だけが取り残されないよう、若い人たちが力を発揮できる環境を作る努力をしなければならないのではと感じました。

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2013年2月 9日 (土)

新しいモバイルPCが欲しくなってきた

所有していたThinkPad X40が先日動かなくなっていまいました。X40は中古で購入し、いつ寿命が来てもよい年代物でしたので、修理は考えず、このまま引退してもらうことにしました。

一方、4月から生活が少し変わり、外出の機会が増えそうなので、新しいモバイルノートPCが欲しくなってきました。利用目的はあくまでモバイル用で、自宅ではデスクトップを使い続けるつもりです。そのため、画面サイズは11インチ~13インチ程度で、重さと薄さがポイントになります。前々回の記事で紹介したnetbookのhp mini 2140はバッテリーの持ちが2時間余りと短く、長時間の利用には耐えられそうにありません。という事で、新しいPCがほしいなあと思い始めたのですが、今買うとなるとWindows8搭載モデルになります。今のWindows8搭載のPCは、タブレットになったり、液晶部分が回転したり、さまざまなタイプが出ています。一体どれを選べばいいのかなあ?タッチ対応のPCって使いやすいのだろうか。

以前から、次にノートPC買うなら、Panasonicのレッツノートか、LenovoのThinkPadがいいなあと思っていましたが、それらのブランドでも様々なタイプがあり、どれが良いのか迷うところです。また、軽くて薄いPCという事では、NECのLavie Zあたりも興味をひきます。国産ブランドのPCは、会社以外ではほとんど使ったことがないのですが。。。ただ、私の読みでは、ノートPCの形態も今は百花繚乱の様を呈していますが、そのうちに落ち着いてきて、メインストリームとなるスタイル、形が決まってくるのではと思っています。そのためには、もう少し(例えば今年の冬モデル辺り)まで待った方が、将来的には長く使えるPCが手に入るのではと思ったりもしています。2014年4月からは消費税が8%になるので、それまでには手に入れた方が得策と思います。という事で、あと1年はmini2140で耐えて(Windowsが必要なら、XPを使い続け)、来年の今頃にしたほうがよいのかなあ、と思い悩むこのごろです。
せっかちな私としては珍しく気長に構えることになるかもしれません。

ところで、新しいPCにしても、ubuntuでの利用がメインになると思いますが、その時に悩むのがWindowsのセキュアブート機能です。デュアルブート出来れば良いのですが、この際、Windows8で起動して、ubuntuは仮想マシンで動かすのが無難かな、と思っています。大容量のストレージは不要ですが、メモリーはいっぱい積みたいなあ。

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2013年2月 2日 (土)

「これからスマートフォンが起こすこと」を読んで

「これからスマートフォンが起こすこと」(本田雅一著、東洋経済新報社)を読みました。発行は2011年5月と1年半以上前になりますが、内容的に古くはなっていません。むしろ、書かれたことが実現しつつあるとの印象を受けました。サブタイトルには「携帯電話がなくなる!、パソコンは消える!」とちょっと刺激的な表現が使われています。ちなみに私は、amazon Kindle ストアで、電子書籍版を購入しました。

古くは、1990年台以前の日本のPCが日本語対応のために独自規格となっていたのを、業界標準で対応できる技術(DOS/Vのことと思われる)が生まれ、その後の日本のPCメーカーの勢力図が一気に変わったこと、1994年前後、インターネット普及によりPCの使い方やライフスタイルが一変したことを例示し、スマートフォン、タブレットの出現はそれに匹敵する変化を我々にもたらし、これからの世界が大きく変わる、というものです。変化はスマートフォンや、タブレットがもの心ついた頃からすでにあった「スマートネイティブ」によって引き起こされると記載されています。

私は、スマートフォン、タブレットがこれからの世界を変えうるもの、という意見に同意します。また、同氏がスマートフォンは「パソコンと同じようなことができる携帯電話」ではなく、「通話することができるパソコン」(「」内引用)との記載も当を得ていると考えます。そしてこの本を読んで、PCの定義が多様化し、従来のPCという表現だけでは語りきれないモノとサービスが出現している中でレガシーなPCはどうなるのだろう、と言うのが気にかかりました。従来のPCが一気になくなってしまうわけではありません。キーボードを多用する(つまり何かアウトプットを出す)仕事や、特定の業務に密着したアプリケーションの利用などはまだまだ従来のPCの得意とする分野です。でも、それだけのために、メーカーとしては、多くのリソースと資金を投じて最先端のPCを作り続けるのか?というと疑問がないわけではありません。こう考えると従来のPCの未来は暗いものとなってしまいますが、これまでも何度もブレイクスルーを繰り返してきたPCが、スマートフォンとタブレットという大きな変化の波にさらされても、新たなブレイクスルーを引き起こす可能性は残っていると思います。Windows8がそのきっかけになるかどうか、そういう意味では、これから(Windows8以降)のマイクロソフトの取り組みが従来のPCの生き残りのためのキーとなりそうな気がします。1月に開催された国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)2013」では、Windows8を搭載し、タッチパネル対応で、タブレットとしても、従来のPCとしても利用できる端末が多く出展されていたようです。将来的には、PCの形がこのようになるのか、あるいは現在は過渡的な状態なのかはまだ分かりません。仮に従来のPCの需要が先細りになるとすれば、最終的なユーザーは、限られた人たちのみになってゆくのかもしれません。

PCが誕生して30年余り、PCは私たちに夢(時に悪夢)と楽しみを与えてくれてきました。仕事や生活の道具としても欠かせないものになりました。そのPCが今後どう変化するのか、この本を読んでデジタルネイティブでも、スマートネイティブでもない私が、従来のPCの将来を愛着と一抹の不安を感じながら思いをはせました。

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