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2013年1月12日 (土)

電子書籍リーダーの将来

日本では2012年後半に各社からの品ぞろえが充実し、これから本格的普及が始まると予想されている電子書籍専用端末(電子書籍リーダー)が米国ではすでに販売が下落傾向になっているそうです。IDCの調査によると、2012年の電子書籍リーダーの世界の販売台数の予想は1990万台で、前年比28%の減少となっているそうです。一方でタブレット端末は2012年度の販売台数(予想)は1億2230万台で、前年比増加しています。すぐに思い当たるのが、7インチを主とする小型、低価格タブレットの普及により、電子書籍リーダーの存在感が相対的に減少しているということです。amazonを例にとると、amazonの電子書籍アプリのKindleは、電子書籍リーダーのKindlePaperwhiteだけでなく、android用、iOS用アプリが無料で導入出来るので、例えばGoogleのNexus7やiPad miniでamazon Kindleの電子書籍が読めます。しかも、これら7インチのタブレットは戦略的と言える低価格で販売されています。GoogleのNexus7 16GB が19,800円で、Kindle Paperwhite Wi-Fi版は、7,980円。確かに価格差はあるものの、機能の豊富さを考えれば1台だけ購入しようとすると、インターネットの閲覧や、SNSが使えるタブレットを選ぶ人が多くいても不思議はありません。こうなると、これから電子書籍リーダーを購入しようとする人は、相当の読書好きで、かつタブレットに興味のない人あるいは、タブレットと2台持ちを考えている人に限られると思われます。電子書籍リーダー市場が相当にニッチなものになってゆくというトレンドは米国ではすでに先行して始まっていると言えます。

私自身、iPad miniとKindlePaperwhite 3Gを2台持ちしていますが、電子書籍リーダーの良い所は、「軽くて持ちやすい」、「電池の持ちが良い」、「電子書籍の購入が簡単」という事で、実際に使うシーンは自宅でゆっくりと読むときに利用しています。外出時は、読書以外の目的にも利用できるiPad miniがやはり便利です。必要なら、iPad miniで読書の続きができるわけですから。

という事で、日本では立ち上がったばかりの電子書籍の市場ですが、電子書籍リーダーという端末に限って言えば、これからは、それほど大きな伸びは期待できないのかもしれません。

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