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2012年8月25日 (土)

格安機器をLinuxで動かす

日経Linuxの9月号の特集は、様々なガジェットをLinuxで動かす、というものです。特に低価格のARM搭載ボードのRaspberry Piの記事と、android搭載の低価格ネットブックEPC Ⅱの記事を興味深く読みました。

Raspberry Piが最初に紹介されたのは昨年だったと思いますが、2012年1月頃より製造開始しましたが、注文が殺到し、ずっと入手困難な状態が続いていたようです。日本では、アールエスコンポーネンツが取り扱っています。35ドルPCとして知られていますが、日本では、本体が2,950円、それに専用ケースが980円で販売されているようです。それと、Rasupberry Pi用のOSがインストールされたSDカードも販売されています。そうするとあとは、ACアダプタ、HDMI接続可能なディスプレイ、USBキーボードがあれば、接続するだけで超小型PCの出来上がりですね。日経LinuxではこれにDebian GNU/Linxを導入し、WEBカメラを取り付けて自宅の監視カメラシステムの構築を掲載していました。他にもいろいろな用途で使えそうですね。事例紹介がたくさん出てくればいいなあと思っています。私は未だにCuBoxと格闘しているので、今の段階でRaspberry Piに手を出すのはちょっとやめておこうかと思っていますが、価格といい大きさといい興味をひかれます。

Raspberry_pi

もう一つの興味をひいたのは、「apad専門店」が販売している中国製のAndroid4.0.3搭載のネットブック「EPC Ⅱ」です。ネットブックなので、いわゆる中華タブレットではなく、キーボードがついています。画面サイズは10.1インチで解像度は1024x600ドットでそこそこ使えそうです。価格が何と11,800円(店頭価格)、12,800円(通販価格)と格安です。日本語入力も可能です。記事によると現地では約500元(6300円)で販売されているとのこと。画面がタッチ対応になっていないのが欠点ということで、android端末としてガンガン使うのには少し不便なようです。日経Linuxの記事は、これにLinux-on-androidを導入し、テキスト入力用端末とするものです。私は記事にあるLinux-on-androidに関心を持ちました。android端末をLinux機として利用する、というのは面白そうです。これを、現在使っている、NECのLifeTouch NOTEに導入したらどうなるだろう?ネットで調べるとubuntu-on-androidもあるようで、LifeTouch NOTEに導入している事例もあるようです。しかし、よく考えてみると私のLifeTouch NOTEはネット利用とテキスト処理用に現役で使っていて結構満足度が高いので、敢えてLinux化する必要もなさそうです。と言うことで、EPC ⅡもLifeTouch NOTEとカブってしまうので、購入することはないと思いますが、格安の端末と言うことでいろいろといじってみたい気もしています。

Epc_ii

更に、これは日経Linuxの記事ではありませんが、こういうのもみつけました。

AndroidミニPC「VIA APC」、60ドルで店頭売り開始

いや、色々と出てくるものですね。このVIA APCは6月にVIAの直販サイトで49ドルで販売されたそうですが、即売り切れとなったようです。Android端末をPCライクにするためにマウスとキーボード操作にカスタマイズするなど、工夫の跡も見られます。

Via_apc

格安でこういったガジェットが手に入るようになり、楽しみが増えますね。

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2012年8月18日 (土)

つながらない生活

今年の夏休みの読書は「つながらない生活 「ネット世間」との距離のとり方」( ウィリアム・パワーズ著 有賀裕子訳 プレジデント社 ) でした。原作のサブタイトルに" A Practical Philosophy for Building a Good Life in the Digital Age"とあります。大型書店に並んでいたのをタイトルが気になり、ぱらぱらと目を通してみて購入しました。

ここ数年の間にインターネットに「つながる」環境が急速に普及し、そのことにより、仕事や生活が便利になる一方でかえってあわただしくなってしまったと言う人は少なくないと思います。著者は「つながり至上主義」と称して、「スクリーン(インターネットと接続できる機器)とつながるのは好ましく」、「つながればつながるほど望ましい」という風潮に疑問を呈しています。それにより失われるものは「奥深さ」で、生活、仕事のあらゆる面で奥深さが失われてゆくということです。私が、この本が気になったのは、自分自身が日常生活の中で、ネット依存症になりつつあるのでは、と漠然と感じていたからです。

「外とのつながり」が人間の生き方に関わる事になる事例として、著者は過去の7人の賢人の事例をあげています。古くはプラトン(紀元前427-前347)から、セネカ、グーテンベルグ、ハムレット(シェークスピア)、ベンジャミン・フランクリン、ソロー、マクルーハンと古今の著名な人たちの、当時の新しい技術が人とのつながりに及ぼす影響とそれに賢人たちがどう対処したかを紹介しています。マクルーハン以外は、コンピュータやインターネットとは無縁の時代の人たちですが、それぞれの時代における「外とのつながり」に人は悩み、対処していたことが理解できます。そういう意味では、現代のインターネットへの「つながり至上主義」も古くて新しい問題と言えるかもしれません。著者は、インターネットの普及を否定的には捉えていません。むしろ、そこから導き出される便利さ、世界の広がりを享受しています。しかし、あまりにつながり至上主義に陥ると奥深さが失われると警告しているのです。最後に著者自身が実践している対処方法として、週末2日間を「インターネット安息日」として、インターネットを遮断する生活を実践していることで、生活のバランスを取っているとのことです。

自分自身を振り返ってみますと、過度の依存とまではいかないまでも、つながっていないと不安な気持ちはあります。例えばスマートフォンを忘れて出かけると、決して不可欠なものではないのですが、不安で仕方がありません。また、ずっと以前から、仕事でもプライベートでも海外を含め出かけるときは、いかにインターネットに接続するかという事に腐心しています。それが家族を含めた自分の生活から奥深さを奪い取っているかどうか、そこまでの自覚はあまりありませんが、いつの間にかつながるということ自体が目的になってしまっていることがあります。私も敢えて「つながらない」時間を作ってみるのも悪くはないな、と感じた次第です。と言っても、週末の2日間をネット遮断するところまではいかないでしょうが。

つながる生活とつながらない生活のバランスをいかにとってゆくか、より忙しくなってゆく現代人に一度自分を振り返る機会を与えてくれる示唆に富んだ本と思います。

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2012年8月11日 (土)

iPhoneでテキストエディタを使う

ThinkPadのキーボードを衝動買いした時に、iPhoneにつながらないかなあなどと書きましたが、以前使っていたBluetoothキーボードが接続できるか試して見ました。持っていたのは、リュウドのRBK-2000BT2というタイプです。(2010年に製造中止となり、現在はRBK-2000BTJになっているようです) WILLCOMのadvanced W-ZERO3  [es]とセットで使っていました。2つ折りにできて、折りたたむとコンパクトで持ち運びにも便利です。久しぶりに取り出したところ、ペアリングの方法を忘れてしまっていて少し手こずりましたが、ネットで調べてやり方を思い出しました。iPhoneでは繋がらないかな、と思っていたところ、ちゃんとデバイスの認識もし、入力もできるので嬉しくなってしまいました。ただ、使うたびにペアリングが必要です。あと、delキーなど使えないキーがあったりして、制約はあるようですが、簡単な日本語入力なら問題なくできます。キーボード上で日本語と英語の切り替えがwindowsキー+スペースキーで少し慣れが必要です。

キーボードが使えるなら、テキストエディタを使いたいなあ、と考えてしまうのが人情ですが、作ったテキストファイルをどう保存するのだろうとネットで調べてみると、DropBox(あるいはiCloud)と連携するテキストエディタがいくつかありました。その中のひとつのBywordというアプリをインストールしてみました。このテキストエディタは日本語文字コードはUTF-8しか認識しないのがちょっと残念ですが、ubuntuで作成したテキストを編集するならば問題ありません。まだBywordを十分に使いこなせていないのでもう少し慣れが必要なようです。

この記事もキーボード+iPhoneでBywordを使って書いていますが、十分に使えまています。これで更にiPhoneの活用領域が広まった感じです。

Iphonewithkeyboard

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2012年8月 4日 (土)

OSC2012 KANSAI@KYOTO

8月3日、4日に京都で開催されたオープンソースカンファレンス(OSC2012)の2日目に参加してきました。京都は夏に行われるのが恒例のようですが、暑い盛りで、主催者、スタッフ、参加者の皆さんも大変です^^;   10時前に会場に到着したのですが、予想以上に盛況な様子で驚きました。興味のあるセッション(Ubuntu、Libreoffice、Android robot関連などなど)をいくつか聴きましたが、ビジネス向けのカンファレンスとは異なる緩い雰囲気で、講師も聴衆も楽しみながら進行します。セッションは個人的には、超入門的なセッションと高度なセッションを選んだこともあり、その中間的なものがあればうれしかったです。展示ブースは、ちょっと狭くて皆さん場所確保で苦労されていたようです。というわけで、1日オープンソースの雰囲気に触れ、満足をして会場を後にすることができました。

Osc2012_1
会場入り口。続々と人が集まります。

Osc2012_2
展示ブースは盛況です。

Osc2012_3
ドロイド君。

Osc2012_4
セミナーセッションのひとコマ。

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