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2012年2月18日 (土)

KNOPPIX 6.7.1をUSBメモリにインストール

日経Linux2012年2月号にKNOPPIXの紹介記事があり、付録のDVDには最新のKNOPPIX 6.7.1が収録されていました。普段は使うことのないKNOPPIXですが、以前から興味を持っていることもあり、試用してみました。

KNOPPIXはLIVE版Linuxの老舗で、レスキュー用のディストリビューションというイメージがあります。確かにそういう用途で使っている人も多いと思いますが、今回DVD版を起動してみると収録されているアプリが非常に多く、日常で使うには必要十分と言ったボリュームです。電源投入後の起動も日本語版を出している産総研の工夫(LCATの適用)により、ストレスをあまり感じさせない速さです。さて、そうなれば、日常のデスクトップとして利用したくなるのですが、LIVE版は、ユーザーが行った設定や、データが保存されずに、シャットダウンとともに初期状態に戻ってしまう、という悲しい現実があります。これを回避するためには、USBメモリーにインストールして、設定データなどを保存する、という手段があります。KNOPPIXもこの方法が用意されています。

実際にUSBメモリ版のKNOPPIXを作成してみました。
簡単にできるはずが、ちょっと手こずってしまいましたので、ポイントを以下に記しておきます。

●USBメモリーにインストールするLIVE DVD/CDは、日経Linux2012年2月号の付録DVDではうまくいかない。
USBへのインストール時にブートローダーを作成するのですが、付録のDVDは他のディストリビューションも起動できるように、ブートローダー部分を書き換えている可能性があります。この影響で、USBメモリーにインストールする最初の段階でエラーとなりました。
    "No boot configration found ( no boot/isolinux/isolinux.cfg) , bootloader will probably not work. "
と表示されます。
産総研のサイトからISOイメージをダウンロードして、DVD/CDに焼くことで回避できました。

●DVD版をインストールする場合、USBメモリーのサイズは4GBでは不足する。
私が最初にインストールしたのは4GBでしたが、インストールはできたものの、その時点で容量の100%がシステムで利用されており、ユーザーが設定、作成したデータを保存する領域が取れませんでした。8GB以上のメモリーを使用することをお勧めします。CD版では、4GBでも大丈夫かもしれません。

●インストールの作業自体は簡単で、DVDからLive版のKNOPPIXを起動後、左下のメニューボタンを押し、「設定→Install Knoppix to falash disk」を起動し、インストールするUSBメモリーを選択します。このとき、HDDなどのストレージも選択肢として表示されるので、間違えてUSBメモリ以外を選択しないように注意します。

●インストールが終了すれば、一度シャットダウンし、USBメモリーから起動する。その時、最初の起動時のみ、ユーザのデータ保存領域をMB単位(最低200MBから)で指定します。このとき、一定時間が経過すると領域確保を行わないものとしてインストーラが自動的に次のステップに進んでしまうので、手早く入力してOKボタンを押すよう、注意します。ユーザー保存領域の指定の後、データの暗号化について聞いてくるので、するかしないかを選択します。(私はしませんでした)

こんなところです。

インストールが完了したUSB版のKNOPPIXを利用して、色々と試していますが、今のところ、音声が外部スピーカーではなく、内部スピーカーからしか出ない(「KDEシステム設定」で、サウンドボードと外部スピーカーを選択したのですが)ということ以外は問題なく使っています。ウェブブラウザーのホームページの設定など、インストール後に行った設定変更はきちんと反映されています。もちろん、これでubuntuからKNOPPIXに乗り換える、ということではありませんが。
ただ、USBメモリ起動が可能なHP mini2140とIBM ThinkPad x40ではなぜか起動できませんでした。(LIVE DVDでは起動しました。両機種とも無線LANが認識されませんでしたが)
あっ、それとcompiz fusion が最初から設定されていて、アプリの画面を終了するたびに、派手なアニメで消えてゆくのはちょっと苦笑ものです。

Screenshotdevsdf_gparted
8GBのUSBは6.2GBと1.2GBにパーティションを分けました(深い意味はありません)

Screenshot
こんな感じでインストールが進みます。

Screenshotlxterminal2
1GBのユーザー領域を確保した後のディスクの使用量です。

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コメント

はじめまして、お早う御座います。
付録dvdではusbインストール出来ませんでした。更にwifi認識も出来ません。
前者の方はサイトより入手とのこと、後者の方は不可なのでしょうか。
軽快なknopixですが残念です。
Eee pc 1000HAと古いnet pcですのでubuntu 9.10までは良かったのですが、11.10は動作がモッサリです。躍動感のあるknopixが好きですね。

投稿: yuu | 2012年7月 4日 (水) 06時27分

yuuさん

コメントありがとうございます。
私の所有しているNetBookのhp mini2140で試してみましたが、無線LANを認識してくれません。(有線はOKです) 多分ドライバーをインストールすることにより可能になると思うのですが、先程試した段階ではまだ成功していません。

投稿: TAT | 2012年7月 5日 (木) 21時51分

御返答有難うございます。
リケンのミラーサーバより仕入れて、cd版を4Gのusbにいれてみました。(2Gはパーテション切りして共有領域)読み込み時データ領域を入れずにokをリターンしてしまい設定変更をしても次回は初期設定の状態になってしまいましたが、貴殿の注意書きで参考になりました。更に年式又は相性なのか、無線lanも右上にガジェットがポップアップして右下のネットアイコンをクリックすると受信可能な無線lanが羅列されました。そして今docomoのxiで行なっております。
私はigoogleにアカウントして使用していますので、それを呼び出してみましたら、javascript禁止などいろいろ出てきましたが、解除,無視などで本来の状態にして切りねけました。
前述のデータ領域がないので再度ブートの時は初期の状態だと思います。
しかし、件のEee pcですが立ち上がりが早いですね快適です。
ついでに、7.0.1版もダウンして別のデルの古い1520と言うモデルでlivedvdで体感致しましたが、アプリが多く入っています。私はメモリーや周辺ディバイスの関係もあり64bitは関係無です。これは8Gのusbに入れてみます。
そういえば、このdellのモデルも無線lan内臓ですが、この4Gのusbでは自動認識しませでした。このnet bookも3年位まえのモデルですが、デルは4〜5年前のモデルなので、ある程度最近のモデルでの認識するドライバーが入っているのかも知れません。
長々と失礼致しました。
また色々体験を教えて下さい。

投稿: yuu | 2012年7月 8日 (日) 10時39分

yuuさん

コメントありがとうございます。

EeePCで無線LANが認識できてよかったです。私のは相変わらずうまくいきません^^;

あと、KNOPIX7.01が出たようですね。また、試してみますか。


投稿: TAT | 2012年7月 8日 (日) 16時40分

度々失礼いたします。
7.01を試して居ります。只今livedvdで運用送信中。

ソフトてんこ盛りです。stret up usbが設定からknoppixに移動いました。
日本語もanty?からibus mozcに変更済です。
今使っている機種は1年半前のi5 4cpu(富士通) ですが、無線LAN自動認識です。

投稿: yuu | 2012年7月10日 (火) 06時37分

yuuさん

コメントありがとうございます。

7.01では日本語環境がibus-mozcですか。進化してますね。

それにしてもたくさんPCをお持ちですね。(私もあまり使わないのがゴロゴロしてますが^^;)

投稿: TAT | 2012年7月10日 (火) 21時37分

KNOPPIX 6.7.1をUSBメモリにインストールについて。

DVDからLive版のKNOPPIXを起動後、左下のメニューボタンを押し、「設定→Install Knoppix to falash disk」を起動し、インストールまでは、上手くいったのですが(USB 4G)。
起動時に、「ブートエラー」が出て、起動できません。
もちろん、バイオスで、ブート設定はしてあるのですが。
どうしたものでしょう?。

投稿: bakanr | 2012年12月10日 (月) 03時09分

bakanrさん

コメントありがとうございます。

私の場合も4GBのUSBメモリにインストールしたときはうまくいきませんでした。ただ、どんなエラー内容だったかは記憶が定かではありません。

本文に添付した画像(一番下)のディスクの使用量を見ますと、システムだけで4.8GB使っていますので、4GBのUSBでは不足している可能性があります。もし、8GB以上の利用可能なUSBメモリがあれば、それでインストールを試してみるというのも一案かと思います。

投稿: TAT | 2012年12月10日 (月) 20時01分

アドバイス、ありがとうございます。
今は、8GのUSBが無いので、取りあえず購入し、やってみることにしました。

投稿: bakanr | 2012年12月11日 (火) 15時52分

初めて & 記事とは日にちが経ちすぎて、昔の事で申し訳ありません。LINUXはごく最近触るようになりました。
●実は本記事と同手順にてKNOPPIX6.7.1CD版(産総研)をmicroSDカード4GB(SDカードアダプタ経由)へインストールしてます。そこでTATおじさんさまの6.7.1にて以下の点を確認したいのですが
可能ならご返信下さい。

1.アクセサリメニューを含むメニューに'スクリーンショット'は存在してますか?

当方の6.7.1(ライブCD部屋も含む)では存在してなく、gimpプラグインとして使える状態です。

背景としては独立したスクリーンショットをメニューに持ちたいのです。現在は、PrintScreenキー押下でMetacityエラーが発生し、gnome-screenshotはありませんと回答されます。
例えば,7.0.3は存在するのですが
LibreOfficeを日本語化した直後からLeafpadを端末起動させるとGTKSettingエラーを20行位、常に表示して起動されるのです。

以上,宜しくお願いします。

投稿: LINUXd4BLUE | 2014年5月30日 (金) 16時49分

LINUXd4BLUEさん

TATです。
コメントありがとうござした。
KNOPPIX6.71をインストールしたUSBメモリが手元にありましたので、早速起動して、確認してみました。
「スクリーンショット」は存在していました。
左下のアイコンから「アクセサリ」を選ぶとアプリがたくさん表示されますが、それの下から8番目のところに「スクリーンショットの取得」というメニューがありました。
このブログの記事の本文にある画像もスクリーンショットを利用したものですので、私の場合は、元々入っていたと記憶しています。

LINUXd4BLUEさんのインストールされたKNOPPIXになぜ、スクリーンショットがないのか、ちょっと分かりません。インストールする、という手があると思いますが、KNOPPIXからしばらく遠ざかっていたものですから、具体的方法はご提示できず、申し訳ありません。

投稿: TAT | 2014年5月30日 (金) 20時31分

TATさま
●得難い情報を頂きありがとうございます
(ここ半月ほどY!知恵袋に類似内容で2-3件投稿したけれどバックデータなしの「ある筈」回答でした。

●当方アクセサリメニューは8個で
1.LXTerminal
2.Leafpad
3.Multilingual Terminal
4.Xarchiver
5.Xournal
6.システムターミナルスーパーユーザーモード
7.ファイルマネージャ
8.画像ビューア
です

●当方ISO
1.knoppix_v6.7.1CD_20110914-20111018.iso(産総研)CD

●媒体
1.microSDカード4GB + SDカードアダプタ
2.imationUSBメモリ16GB
3.CD(ISO原本)を起動完了状態

●インストール方法
1.Install KNOPPIX to falash disk(本ページ)
2.KNOPPIXフォルダコピー,syslinuc.cfgコピー等々

以上の組み合わせ環境で、現時点、'スクリーンショット'メニューが得られてません
中間報告ですが、もう少し整理してみます


投稿: LINUXd4BLUE | 2014年5月31日 (土) 12時30分

LINUXd4BLUEさま

コメントありがとうございます。
私のアクセサリのメニューは

Akonaditray
Ark
GNU Emacs 23
GNU TeXmacs Editor
GTK Wimote Whiteboard
GVIM Text Editor
KAlarm
KCalk
KCharSelect
KFloppy
KGpg
Kjots
KNotes
KTime Tracker
KTimer
KWrite
Kate
KeePassX
Kleopatra
LXterminal
Leafpad
Multilungual Terminal
NEdit
Okteta
OpenVAS-Client
Qemulator
Sweeper
Tomboy メモ
VirtualBox
Wmgui
Xarchiver
Xgnokii
Xoumal
gedit
ウィルススキャナ
システムターミナル・スーパーユーザーモード
スクリーンショットの取得
タイムトラッカー
ファイルの検索
ファイルマネージャ
文字マップ
書庫ビューワ
電卓

となっています。LINUXd4BLUEさんと比較するとアプリの数がずいぶん違います。
コメントを拝見して思いついたのですが、LINUXd4BLUEさんはCD版のISOイメージからインストールされています。産総研がCD版を作成する時に、CDの容量に収納するためにDVD坂と比較してアプリを削減しているのではと推測します。削減されたアプリの中にスクリーンショットが含まれている可能性があるかと思います。
あくまでも推測ですが、一度DVD版をインストールされてみてはどうかと考えます。

投稿: TAT | 2014年5月31日 (土) 20時30分

最終報告です
①knoppix_v6.7.1CD_20110914-20111018産総研.iso
②knoppix_v6.7.1CD-2011-09-14-JP-LCR.iso
③knoppix_v6.7.1DVD_20110914-20111018産総研.iso
LCR:「ライブCDの部屋」版

以上3本をVIRTUAL-BOXにて仮想起動し確認しました。
①,②については独立した'スクリーンショット'メニューは存在してませんでした。
③は、TATさまの例示の通り、膨大なメニュー中に存在。
只、7.02,7.20にはLibreOffice等が後インストール型になってるが、'スクリーンショット'はあります。LCD版は産総研に準じたのでしょう。
従って、
1.産総研が6.7.1で勘違いを含め'スクリーンショット'を落としたが、要望多のため、7.02以降で復活したことが考えられます。
今となってはそのようだと諦めます(^^)

PS
当方パソコンは'02年製HP-D310,D320 XPなので(結構、引けを取らず)起動ドライブがCD-ROMのみのため、700MB-CD版に拘ったのでした(^^);

一連のご対応に感謝致します。

投稿: LINUXd4BLUE | 2014年6月 2日 (月) 13時06分

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