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2009年12月29日 (火)

パーソナルコンピュータの明日を考える上での過去と現在

最近、立て続けにコンピュータの歴史に関する本を読んでいます。同時並行的に読んでいるために、あちこちでキーパーソンとなる人物や事象が重なってくるので頭の中が混乱ぎみです。

  • 「新・思考のための道具」ハワード・ラインゴールド著 パーソナルメディア
  • 「パソコン創世 第3の神話」 ジョン・マルコフ著 NTT出版
  • 「パソコン創世記」 富田倫生著 青空文庫
  • 「モダン・コンピューティングの歴史」 ポール・E・セルージ著 未来社

私が特に興味を持って読んでいるところは、パーソナルコンピュータの出現により、それまでのコンピュータとは異なる使われ方、人種が現れ、コンピュータ文化(カルチャー)がどのように変わっていったのか、という箇所です。
なぜ、そんなことに興味があるのかというと、私自身がパーソナルコンピュータの出現により、コンピュータに対する見方が大きく変化したと言うことがあります。

1970年代前半に大学に入学したとき、講義の一つにFORTRAN演習がありました。演習用の簡単なプログラム作成をパンチカードに打ち込み、計算機センターに持ってゆき、処理してもらい、だいぶ待たされて出てきた出力を確認する、という流れだったと思います。私はプログラミングの初歩の段階で何度もつまづいていました。今から思うと論理的な思考が自分には不向きだったせいもあると思いますが、周囲の仲間は次々と課題をこなしているのに私は入り口のところで悪戦苦闘していて相当に焦った記憶があります。

大学3年の時には今度はアセンブラーの実習がありました。課題のレベルも上がり、とても苦労した記憶があり、コンピュータに対する苦手意識が強まりました。当時の計算機センターには、白衣を着た大学院生などが持ち込まれたカードを黙々と処理をして、私にはとても近寄りがたい雰囲気あり、コンピュータに対する苦手意識を一層強めたと思います。

そんな私が卒業後企業に入り、そこでもコンピュータ実習と称してPL/1の基本の手ほどきを受けました。その当時はパンチカードシステムから端末を利用したスクリーンエディタに変わっていましたが、出来上がった(つもりの)プログラムを実行するためのJCLはさっぱりと理解できずに、情報システムの専任者に書いてもらいました。

そんな経験を経ながら、入社後少し経ったころ、世の中にパーソナルコンピュータというものが出現し、BASICという言語でプログラムが書けるマシンが登場しました。私は会社の仲間の勧めもあり、パーソナルコンピュータに俄然興味が涌いてきました。なぜなら、誰の手を煩わせることなく自分一人でプログラミングと実行ができる。できるレベルは限られますが、ミスをしてもその場で試行錯誤的に修正でき、何より自分の思うまま、自由にコンピュータが使える言うところが今まで苦手意識が強かっただけに余計に魅力的に感じました。これだ!と思い、会社の仲間と私は富士通FM-8を購入して、タイピングの練習やプログラミングの真似事を始めました。1981年~82年頃の話です。プログラミングの技量は相変わらず初心者の域を脱することはなかったですが、自由にコンピュータを扱えるという思いとパーソナルコンピュータ自体の技術進化の過程でどんどんと新しい使い方ができることで、私のパーソナルコンピュータに対する思い入れは強くなり、結果として今の自分があると思います。

上記の本を読みながら当時の状況を思い起こしたり追体験をする中で、コンピュータの出現自体が一つの「変革」ではありますが、それがパーソナルコンピュータの出現により新たな変革が生じたという思いを強くしました。革命と言っても良いかもしれません。さらにインターネットの出現により新たな変革が生じています。

ではこれから先はどうなるのでしょう。未来に思いを馳せるのはとても刺激的です。もちろん陽の当たる面ばかりではないでしょう。不正な使い方やデジタルデバイドの拡大など、負の面にも目を向けなければなりませんが、未来が少しでも明るくなるような動きにこれからも注目したいと考えています。

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