2016年9月19日 (月)

インターネット寸断がようやく解消した

いつ頃からかははっきりしないのですが、自宅のインターネット(光フレッツネクストマンションタイプ)の接続が時々切れるようになりました。半年以上前からかもしれません。Windows PCだと画面右下のネットワーク接続のアイコンに黄色いビックリマークの表示が現れ、「インターネット接続なし」となります。

Network

最初はそれほどの頻度はなく、あまり気にしていたなかったのですが、最近になり1時間に1、2度の割合で数秒から数分切断します。時間が経つといつの間にか接続状態になります。自宅でPCやスマートフォンを利用する場合の大半をインターネット(webサイトの閲覧、webメール、クラウドストレージの利用)に依存しているので、インターネット接続が切れるとかなりのストレスになります。書きかけのwebメールが途中で切れるとそれまで書いた内容が消えてしまうという実害も出てきました。最初のうちは、集合住宅なので最近利用者が増えて、接続できにくくなっているのかななどと考えていましたが、どうもそうではないようです。webサイトなどでは、Wi-Fiがつながりにくいという記載はよく目にしますが、私の場合は、Wi-Fiだけでなく、有線接続でも接続が切れます。対処療法的に、機器のリセットということで、ルーター及びVDSLモデムの電源を切り、コンセントからも外してしばらく放置して、再度電源を投入するなどをしてみましたが、直後は解消するように見えるのですが、時間が経つと再現してしまいます。

ネットワーク関係のトラブルは原因の解明が厄介という思いがあり、我慢して使っていましたが、限界に達して、真剣に対応を考えてみました。

考えられる要因として、出口に近いところから考えると
  1. PC、端末の不具合(機器もしくは設定)
  2. ルーターの不具合(機器もしくは設定)
  3. NTTから支給されたVDSLモデムの不具合
  4. 上記1と2及び3と4を接続しているケーブルの不具合
  5. VDSLモデムと自宅内の電話モジュラージャックをつなぐケーブルの不具合
が、手の届く範囲として考えられれます。

まず、ケーブルの不具合の4と5について、きちんと接続しているか確認しましたが、異常はなさそうです。
次に、1のPCについては
・接続が切れる場合は、複数の端末で同時に起きる
ということで、PCが原因ではないと判断しました。
2のルーターについては、
・インターネットは接続できていなくてもLANは活きている
ことから、可能性ゼロではないが原因とは考えにくいと判断しました。
そうなるとだんだんと入り口に近いVDSLモデムか、自宅に届いている回線に問題がある可能性が高いのではと考えました。

VDSLモデムについては、点灯しているランプの状態を見る限り異常はありません。となると、回線そのものが怪しそうです。マンションなので、私以外の住居も不調だと特定が早いのですが、どなたが契約されているかはわからないので、とにかくNTTのサポートに電話を入れてみました。

最初は予想通り、PC、ルーターの可能性を指摘されましたが、上記状況を説明すると、どうも回線に問題がありそうだということで、リモートで簡易テストを実施した結果、回線に問題がある可能性が高いという判断なりました。そうなるとNTTの対応は早く、念のため、まずはVDSLモデムの交換を提案され、電話をした当日に新しいVDSLモデムが届きました。これで解決すればありがたいと思いながら、交換してテストしたところ、最初のうちは接続できて、大丈夫かな、と思ったところやはり切断してしまいます。
再度NTTサポートに電話を入れ(これ、つながるまでずいぶん待たされます)、VDSLモデムの交換では解決しないことを伝え、現地調査(自宅内およびマンションの集合装置etc)に来てもらうことになりました。

翌日NTTフィールドテクノというフィールドサービスの会社の人が来て、まずVDSLモデムにつないでいるケーブルを検査用の機器につないでテストをしたところ、エラーが多発しているとのことです。ではどこが問題かということになると、可能性として
  i 自宅内の回線
  ii 自宅の外(メーターBox)にある分岐点から自宅内までの回線
  iii マンション集合装置から分岐点までの回線
  iv 本線からマンション集合装置までの回線

などがあり、それを確認するとのこと。

自宅の外にある装置の場所を確認した上で、まず自宅内にある3カ所のモジュラージャックについて検査をしたところ、どうやら、エラーが出るのはVDSLモデムに接続しているモジュラージャックであり、他はエラーが出ていない様子。自宅の外の分岐点からまず自宅内の別のモジュラージャックに回線が通り、そこから問題のモジュラージャックにケーブルでつないであるようなので、その(自宅内の)ケーブルを交換してみますとのこと。交換といっても、ケーブルは壁の中と天井裏を伝っており、簡単な作業ではなく、二人がかりでまずスチール製の細いケーブルをモジュラージャックの口から入れて押し込んでゆき、もう一方の口まで通します。距離にして4、5mぐらいでしょうか。途中で何カ所か曲がっているので、はた目にも難しそうです。無事、スチールケーブルが通ると今度はその先端に交換用のケーブルを結び付けて、スチールケーブルを今度は逆に引き戻します。これがさらに厄介で、多分曲がり角などで、スチールケーブルと交換用ケーブルが外れてしまったりでてこずりましたが、ようやく交換することができました。

これでテストをした結果、交換前にエラーが出ていたのが、出なくなりました。これでしばらく様子を見て、もしも再発するようだと別の要因というとになるので連絡をしてください、とのこと。交換後3日ほど利用していますが、今のところ切断はありません。もう少し様子を見る必要があると思いますが、これで解消してくれたら長い間悩まされていたトラブルが解消できて本当にありがたいです。壁の中を通るケーブルの不具合とは想像できませんでした。(ちなみに築41年のマンションです)

それと、以前から電話を利用するとジージーというノイズがうるさいほど聞こえていたのがうそのようになくなりました。ワイヤレス電話なのでそのせいかな、と思っていたのですが、それも併せて解消するといううれしいオマケがついてきました。

Ntt



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2016年9月 8日 (木)

1年半越しにUSB DACが使えるようになった

昨年(2015年)3月、ハイレゾに挑戦と思い立ち、USB DACとして、RATOC RAL-24192HA1を購入しました。PCM 24bit/192kHz対応製品です。購入して、Windows 8.1搭載のPCに接続してテストしたところ、コントロールパネルで24bit/192kHzに設定すると、再生の途中で止まったり、ブチッとノイズがしたりで使用に耐えられない状況です。

メーカーのサポートに問い合わせたところ、
Intelチップセット7~9シリーズのUSB3.0ポートとの接続では、176.4kHz/192kHzの音源を再生することができないことが確認されています。
との回答で、自分のPCを確認するとまさにこれに的中します。USB2.0のポートがあればよいのですが、私のPCはUSB2.0のポートがありません。サポートからは、WASAPI排他設定にする、あるいはPCの電源設定を高パフォーマンスにするといった対策案が提示されましたがいずれでも改善されませんでした。また、このことをブログに掲載したとき、読者の方からもコメントをいただき、試したところ、改善が見られましたが、動作が不安定になることがあり、長時間の再生は困難でした。そんなことがあり、結局RAL-24192HA1の利用を断念し、新たにFOSTEX HP-A4を購入して再生することにしました。

RAL-24192HA1はそのまま眠っていたのですが、先日、ふとRATOC社のサイトRATOC Audio Labを訪ねたところ、Winodws 10対応状況という情報があり、RAL-24192HA1のドライバーが提供されていて、インストールする前提にファームウェアの更新が必要とありました。もう少し見てみると、FAQのUSB3.0に関するところで2016年1月29日に「USB3.0/3.1対応のintel Chip setのHigh Speedモード、アイソクロナス転送との互換性を向上させるためにアップデートが必要です。」との記載がされていました。ひょっとして、これによって利用できるかもしれないという淡い期待のもと、サポートにファームウェアの更新方法を問い合わせると、現品をRATOC社に送付すれば、無償(但し、送料は送るときのみユーザー負担。返送はRATOC社負担)で更新しますとのことでした。なかばダメもとの気持ちで、RATOC社に現品を送ったところ、2日後には更新完了ということで戻ってきました。

そこで、私のPCは現在はWindows 10なのでWindows 10用のドライバーをインストールしました。
1. 旧いドライバーがインストールされていれば削除
2. RAL-24192HA1をPCに接続
3. RATOC社のサイトにあるWindows 10用のドライバーをダウンロードして、インストール
4. コントロールパネルのサウンド設定で、RAL-24192HA1のプロパティの詳細設定を24bit-192kHzに設定
テストしたところ、無事再生するようになりました。鳴らし続けても止まったりノイズが出たりすることはありません。Windows 10以前のOS(Windows8.1/7)ではファームウェアの更新だけで再生可能になると思われます。また、ファームウェアの更新により、Windows VISTA以前のOSは対応できなくなるとのことです。

RAL-24192HA1については、自分のPCが再生できない条件に合致してしまい、当初は返品も考えましたが、24bit/192kHzの音源は数えるほどで、ひょっとして何らかの改善があるかも知れないと思い、しばらく様子見を決めました。約10か月後にファームウェアの更新に関するお知らせが(ひっそりと)出ましたが、すぐに気付くこともなく、1年半かけでようやく再生できるようになりました。メーカーのFAQにはUSB 3.0での不具合も記載されていますが、購入後に気づきました。時間はかかりましたが、メーカーの対応に不満を覚えているわけではなく、ようやく音が出るようになり、これからしっかりと使い込んでいこうと考えています。


Img_2872_1024 Foober200desktop


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2016年9月 1日 (木)

ワイヤレススピーカーを購入した

持ち運びができる小型のワイヤレススピーカーBOSE SoundLink mini Bluetooth SpeakerIIを購入しました。自宅内で、いつでもどこでも、あまりコストをかけずにできるだけ良い音で音楽が聴ける環境を作ろうと試行錯誤していました。  音源は、NASに保存しているハイレゾを含む約9,000曲の楽曲と、Apple Musicなどのストリーミングの楽曲です。PCを置いている部屋ではRaspberry Pi2+ I2S DACの組み合わせで、PCも無音のECS LIVA X2にして、それなりの環境ができたのですが、リビングではこれというのが決まらずに苦労しました。当初はTVからの再生を考え、いろいろとトライしました。最初はRaspberry PiにOSMCをインストールし、HDMIで接続したTVで楽曲を流すようにしましたが、その後Apple TV(第3世代)の購入により、Apple TVでNASの音楽を聞いていました。ところがApple Musicの登場で、リビングでもApple Musicが聴きたいということで、iPad miniの出力をHDMIに変換して画像と音声を流すという方法にしました。結果、Youtubeなどの動画を視聴するにはAppleTVを利用して、ストリーミングの音楽を聴くにはiPad miniのHDMI接続で利用してきましたが、今ひとつ使い勝手が良くありません。iPad miniの場合は、接続の関係で、iPad miniをTVの近くに置くことになり、楽曲のコントロールが手元では行えないという不便さがありました。

そこでTVからの出力ではなく、スピーカーを別途準備することにしました。スピーカーの選択にあたって、以下を前提にしました
・リビングだけでなく、自宅内を持ち運びすることを考えて、できるだけコンパクトでバッテリー稼働ができるもの
・iPad mini、iPhone、PCなどさまざまな端末で利用できること

この条件でスピーカーを探すと、候補は2つに絞られました。
ひとつはSONY SRS-HG1、もうひとつがBOSE SoundLink mini Bluetooth SpeakerIIです。両機種ともBluetoothでの接続が可能です。SONY SRS-HG1は更にハイレゾの音源が再生可能、Wi-FiによるNASの楽曲が再生可能と多機能です。価格は2機種ともほとんど同じ(註:9月1日に価格を見たら、BOSEが3,000円強値下げしていました。ちょっとショック^^;)で、どちらを選ぶかかなり迷いました。インターネットの書き込み、量販店での実物を見たり(聴いたり)しましたが、最終的には、「あれもこれもできる」ではなく、「これしかできない」シンプルさを採り、BOSE SoundLink mini Bluetooth SpeakerIIを選びました。

購入してから、音が出るまでの設定は非常に簡単でした。あらかじめBOSEのサイトから日本語マニュアルをダウンロードして、それを参照すると良いと思います。
電源を投入すると設定により日本語の音声ガイドが出るのですが、片言でちょっと笑わせてくれます。必要なければ音声ガイドが出ないようにすることが可能です。
実際に利用してみての印象は
・小型であるが、しっかりと音が出ています。レビューを読むと低音が良いとのことでしたが、確かにその通りです。
・小型ゆえ、左右のスピーカーが近いので音の広がりという点では限界があります。ただ、スピーカーの近くで聴くことによりかなりカバーできます。スピーカーを簡単に動かせるメリットが活かせます。
・置き場所、置き方により音が変化するようです。
・Bluetooth接続ではなく、AUXのライン接続したほうが明らかに音のヌケが良いです
・PC(Intel NUC5PPYH)にAUXライン接続して、かつAC電源に接続するとブーンというノイズがスピーカーから出ます。場所を変えたり、ケーブルを変えてみたりしましたが、試した範囲では解消しませんでした。バッテリー稼働にするとノイズは出ません。iPad miniではノイズは出ません。
ということで、最初はリビングでの利用を中心に考えていたのですが、自宅のあちこち(広い自宅ではありませんが)に持ち運び、iPad miniとライン接続して聴いています。また、ubuntu 16.04LTSを搭載したPC(NUC)とも接続して、RhythmboxでNASの音源を聴いたりもしています。

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2016年8月14日 (日)

ECS LIVA X2にM.2 SSDを装着して起動ドライブにした

普段使いのWindows機としてECS LIVA X2を使用しています。Intel Braswell SoCを搭載し、プロセッサーは Celeron N3050、メモリーは4GB、ストレージはeMMC 64GBのタイプでWindow 10 Homeが搭載されています。小型でスピンドルレス、ファンレスなので、主な用途はこれにUSB DACを接続して音楽再生していますが、WebブラウザーやOfficeアプリも利用します。

Simg_2748_2

当初はストレージが64GBあればなんとかなると思っていたのですが、使い勝手も悪くなく、アプリの追加やクラウドストレージ(Dropbox、One Drive)の利用でストレージの空き容量が段々と減ってきて、最近では14GB程度と少し心もとなくなってきました。マイクロSDカードのスロットは有しておらず、外付けのHDDもしくはSSDを考えたのですが、USBの空きスロットを塞いでしまうのもどうかと躊躇していたところ、LIVA X2の内部にM.2 の拡張スロットがあることに思い至り、これを利用することを考えました。M.2についてはあまり知識を持っていなかったのですが、割と新しいSATA のインターフェースで、M.2用のSSDは小型で高速でのデータのやり取りが可能とのこと。そこで入手したのはTranscend製 SATA 6Gb/s M.2 SSD MTS800  256GB(型番TS256GMTS800)です。これをESC LIVA X2に装着します。以下に手順を記載します。

1.SSD の装着
物理的な装着方法は、ECSの

     http://www.ecsjpn.co.jp/liva/liva8.htm

に画像入りで説明されているので、この通りやれば問題ないと思います。ただ、実際にやってみたところ、
・Wi-Fiカードを外すようになっていたが、止めてあったネジが非常に固くて取り外しを断念しましたが、その後の作業に特に支障ははありませんでした。
・小さなパーツが多く、特にWi-Fiアンテナの取り外し、取り付けなど細かな作業となるので、目元が怪しくなってきた筆者には結構大変でした。


2. ドライブの初期化
    M.2 SSDを装着後、PCを起動してエクスプローラーで確認すると何も表示されていません。認識されていないのかなと、デバイスマネージャをみると、ディスクドライブに「TS256GMTS800」として認識しており、ボリュームタブに状態として初期化されていないとの記載がありました。つまりまっさらの状態で、初期化、フォーマットがなされていない状態でした。
Windowsのスタートボタンを右クリックすると「ディスクの管理」というのがあり、それをクリックするとM.2 SSDのドライブが表示され、ここから初期化をすればよいことがわかりました。
まず最初に、パーディションスタイルとして「MBR」か「GPT」かの選択を求められるので、調べたところ、2TB以上のディスクの利用ではGPTと記載がありましたが、今回はどちらでもよさそうなので従来からあるMBRを選択しました。そうするとM.2 SSDがディスク 0として認識され、パーティションは未割り当てで表示されます。
ここでフォーマットをすれば新たなストレージ(Dドライブなど)として利用できます。当初はそう考えていたのですが、せっかく256GBを搭載したので、ここにOSごと移行して、起動ドライブとすればメリットが大きいと考え、やってみることにしました。

3. OSの移行
 新しいドライブを起動ドライブとして利用するには、回復パーティションを含めて現行のドライブ(Cドライブ)の内容をすべて移行する必要があります。インターネットで「SSD換装」などのキーワードで検索すると、移行のためのツールとして、フリーソフトのEaseUS Todo Backup Free 9.2でクローンの作成機能が有効との記述が多く見つかりました。

そこでTodo Backup Free 9.2をダウンロード、インストールして起動します。クローンを選ぶと、ソースとターゲットの指定画面が現れます。

Easeustodobackup

操作は直感的でわかりやすく、
     ・ソースが現行のCドライブ
     ・ターゲットがクローンを作成するM.2 SSD
を指定します。ここで、注意点があります。今回のようにソースの容量よりもターゲットの容量が大きい場合、そのまま移行を実行すると、ソースの容量以上の領域は未割り当てとなります。未割り当てではなく、Windowsのパーティションに統合するには、ターゲットを指定するときに、編集を押して、回復パーティションを右端に移動して、その後Windowsの領域を拡張して未割り当て領域を全部Windowsの領域に指定します。 

Photo

最初、この操作を実行しなかったために、未割り当てパーディションが180GB程度できてしまい、パーティションの拡張を試みてもWindowsパーティションのすぐ後ろに「回復」パーティションがあるために、拡張も削除もできませんでした。このため、Ubuntu 16.04のライブディスクでPCを起動して、Gpartedでパーティションの削除をして、いったんすべての領域を未割り当てにしてから、再度移行しました。

Photo_3 Photo_4

なお、ソースのパーティションスタイルがGPTであったために移行後は、ターゲットもMBRからGPTに変わっていました。

完了後、再起動して、「F7」でBootメニューを表示して、Windwos Boot Manager (TS256GMTS800)から起動すると、無事起動できました。ドライブ名は自動的にCドライブとなって、windowsの領域として237GBが確保されていました。(元のCドライブはDドライブになっていました)

Explorer


HDDからSSDに換装する場合はHDDを取り外すので、Windowsが起動するドライブは一つですが、今回は、eMMCにM.2 SSDを追加する形ですので、どちらのドライブにもOSが存在しています。しばらく使って、問題なければ元のeMMCはパーティションを削除して、フォーマットしなおす予定です。




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2016年6月24日 (金)

Raspberry Pi3 と Ubuntu Pi Flavour Maker

以前、Raspbeerry Pi3にUbuntu MATE 16.04LTSを導入した記事を書きましたが、その後、Ubuntu MATE以外にも、Xubuntu、Lubuntuのフレーバーが提供されていることを知りました。これらは、Ubuntu Pi Flavour Makerというプロジェクトから提供されているものです。Ubuntu Pi Flavour MakerはもとはRaspberry PiにUbuntu MATEを搭載するところからスタートしたようですが、今ではXubuntu、Lubuntuなども対象となっています。(本家のUnity版は残念ながらありません)これにより、好みのフレーバーをインストールすることが可能になっています。Raspberry PiのOSとしてはRaspbianというのが一般的ですが、もし、普段Ubuntuを利用しているのであれば、使い慣れた環境に近いフレーバーで利用できるというメリットは大きいです。Raspberry Pi3で新たに搭載された内蔵のWi-Fi機能、Bluetooth機能も利用できます。インストールは容易ですので一度試してみる価値はあると思います。

インストール手順
1. 準備するもの
OSを書き込むためのmicroSDカード。4GB以上なら可能ですが、追加でアプリケーションをインストールするなら8GB以上が望ましいです。Ubuntu MATEでは8GBでは容量が足りず、16GBのものを準備しました。
また、イメージのダウンロードやmicroSDカードの領域の拡張はUbuntuがインストールされたPC(母艦)を使うことを前提に書いています。

2. イメージのダウンロード
イメージのダウンロードはUbuntu Pi Flavour Makerのダウンロードページから行います。

Ubntu_pi_flabour_maker Ubuntu_pi_


ダウンロードサイドからお好みのフレーバーをダウンロードしてください。なお、デスクトップ版以外にもserver版も提供されていますのでRaspberry Piのサーバー利用を考えておられるのなら役立つかもしれません。以下は、Xubuntu 16.04LTSのインストールを中心に記載します。

ダウンロードサイトではBittorrentファイルのみが提供されていて、それをダウンロードしてBittorrentでイメージを入手します。そのためには、Ubuntuが搭載された母艦にtorrentファイルをダウンロードし、ファイルをクリックするとBittorrentクライアントのTransmissionが起動してイメージのダウンロードが開始します。

Screenshot_from_20160615_220456 Tansmissionの画面


3.イメージのインストール
ダウンロードしたイメージをmircrSDカードに書き込みます。ここでは母艦のUbuntu に搭載された「ディスク」を利用します。ダウンロードしたイメージファイルを右クリックすると「ディスクイメージライターで開く」があるので、これをクリックして、転送先のmicroSDカードを指定します。

Photo 「ディスク」を起動し、microSDカードにイメージを書き込む


4.microSDカードに書き込まれたイメージのままでは、microSDカードの領域すべてを使っていないので、事前に領域を拡張しておきます。それには、母艦のPCでGpartedを利用するのが簡単です。もし、GpartedがインストールされていなければUbuntuソフトウェアでインストールをします。Gpartedを起動して、該当のmicroSDカードを表示し(間違えてUbuntu本体がインストールされたHDDを指定しないように注意)、拡張するパーティションをクリックして、「リサイズ」をクリックします。そして、パーティションを最大(右側一杯)まで広げ、「リサイズ/移動」をクリックし、最後にツールバーの緑のチェックをクリックして実行します。この作業により、microSDカードの領域すべてが利用できるようになります。以上で母艦での作業は終わりです。

Gparted_1  拡張するパーティションを選択し、「リサイズ」

Gparted_2_  最大に拡張して、ツールバーのチェックボタンをクリック


5. Raspberry Piの起動
microSDカードをRaspberry Piに装着し、ディスプレイ、マウス、キーボードなどの周辺機器を接続して電源を投入すると、初回はウィザードが走り、使用する言語、タイムゾーン、キーボード配列、ユーザー名などの質問に答えてゆくとデスクトップ画面が表示されます。

Xubuntu_desktop

6.日本語関連パッケージのインストール
インストール時に日本語を選択しても、初回起動時は日本語環境は完全ではなく、追加でパッケージをインストールする必要があります。パッケージの追加の方法として「言語サポート」を利用します。端末から

     $ sudo apt install $(check-language-support)

これで日本語環境(Fcitx/Mozc)の設定が可能になります。

7.スワップファイルの作成
Raspberry Piのメモリは1GBなので、メモリを使い切ることが考えられますので、スワップファイルを作成しておいたほうが良いでしょう。端末から

      $ sudo apt install dphys-swapfile

この後、再起動します。スワップファイルの領域の確認は

     $ free

で行えます。

8. 追加のアプリケーションのインストール(LibreOffice)
必要に応じて利用するアプリケーションをインストールします。
ここでは、オフィスソフトとしてLibreOffice( 日本語環境)をインストールする例を示します。

     $ sudo apt update
     $ sudo apt install libreoffice libreoffice-l10n-ja libreoffice-help-ja

これでLibreOfficeがインストールされます。2016年6月時点でのLibreOfficeのバージョンは5.1.3.2で最新と言えます。ただし、Ubuntuのポリシーではバージョンは5.1どまりで、5.2がリリースされても置き換わることはないようです

Xubuntu_libreoffice_version_2

9. まとめ
Ubuntu Pi Flavour Makerが提供する3つのフレーバーをRaspberry Pi3に実際にインストールして使ってみましたが、インストールのハードルも低く、Raspberry Pi3のCPUの高速化とも併せて実用的に使えるレベルになってきたと考えます。どのフレーバーを選ぶかは、個人のニーズ、好み合わせて決めればと思います。私は他のネットブックにもXubuntuを導入していることもあり、 Xuntutu 16.04LTSにしようと考えています。



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2016年5月20日 (金)

Ubuntu 16.04LTS

Ubuntuの新しいバージョン16.04LTS(Xenial Xerus)が2016年4月に予定通りリリースされました。今回は、5年間の長期サポート版(LTS)となります。Ubunuは7.10の頃から使い始めて当初は半年ごとに新しいバージョンをインストールしていましたが、じっくりと使おうということで12.04LTS以降は2年毎のLTS版をインストールするようにしました。ということで、今回は14.04LTS以来の導入となります。
複数台のPCがあり、スペックや利用用途に合わせてどのように導入するか考えてみました。

Ubuntu1604_install_policy

■ASUS X200MA
ダウンロードしたUbuntu 16.04 LTS 日本語Remixの起動ディスクをUSBフラッシュメモリーに書き込みインストールしました。この機種はWindows 10をインストールしていて、継続して使う予定なので、Ubuntuは64GBのUSBフラッシュメモリーにインストールしてデュアルブートとしました。

今回の16.04LTSの特徴として、ランチャーの位置を標準の左側から下に配置することが可能となりました。位置の変更は端末を開き下記のコマンドを入力します。

Unityのランチャーの位置を下にする場合
    $ gsettings set com.canonical.Unity.Launcher launcher-position Bottom

元(左側)に戻す場合
    $ gsettings reset com.canonical.Unity.Launcher launcher-position

画面の縦横比を考えると、ランチャーを左側に配置するというのはある意味で合理的ですが、他のOSと同じ感覚でということでは下の配置も使いやすいと思います。私も新しくなったということを実感するために^^;下に配置してみました。

Ubuntu1604_desktop_800

あと、ソフトウェアのインストール、削除が「ubuntu ソフトウェアセンター」から「Ubuntu software」になっています。いつも使うアプリを追加するときに利用しましたが違和感なく使えます。個人的には、この方が使いやすい気がしました。

Ubuntu_software_800

Ubuntu 16.04LTSをしばらく使ってみたところ、インストールしたASUS X200MAは、 CPUがCeleron N2830 ( 2.16GHz × 2)、メモリー4GB ですが、Windows 10の起動に恐ろしく時間がかかり、かつ、動作ももっさりしていたのが、Ubuntuではストレスなく使えます。今後の利用のメインはUbuntuになりそうです。

■ HP Mini 2140
この機種はいわゆるネットブックでCPUはatom N270、メモリは1GBです。最初Ubuntu 16.04LTS Desktop(32bit)をインストールしましたが動きがもっさりしているので、軽量のUbuntuフレーバーのXubuntu 16.04をインストールしました。Unityよりも動きが軽くなりました。この機種の無線コントローラーはBroadcom製で標準ではドライバーがインストールされません。OSインストール後、「設定」- 「ソフトウェアとアップデート」 -  「追加のドライバー」で「Broadcom 802.11 Linux STA ・・・」が検出されたら「更新の適用」をクリックしドライバーを追加します。これで利用できるようになるのですが、再起動すると再びWi-Fiの設定が無効になってしまいます。再度ドライバーを追加すれば認識しますが、起動のたびにこの作業を行うのは現実的ではありません。業を煮やしてUSB Wi-Fiドングル(PLANEX 無線LAN子機 GW-USNANO2A)を挿して利用することにしました。こちらは問題なく利用できます。その後、さらに軽量のLubuntu 16.04を試そうとしましたが、なぜかインストールに失敗します。Xubuntuでそれなりに動いているので、Xubuntu 16.04で利用することとしました。

Xubuntu1604_on_hpmini2140_800  Hpmini2140_wifi_driver

■ LIVA mini PC KIT
手のひらサイズの小型軽量のPCで、SoCにBay Trail-M、メモリーは2GB搭載しています。これまでファイルサーバーとして、ASUS EeePC 4G-X(初代EeePC、2008年2月購入)に3TBの外付けHDDを接続してUbuntu Server 14.04LTSを導入していましたが、EeePC 4G-XはUSB3.0のポートを有しておらず、大容量のイメージをバックアップするときなどに時間がかかっていたため、Ubuntu 16.04リリースに合わせて、USB 3.0ポートを持つ、省電力、ファンレスのLIVA mini PC KITにリプレースすることにしました。導入に際しては「Ubuntu Server実践バイブル」(吉田史著、ASCII)を参考にさせていただきました。主な導入ソフトはOpen SSH、Sambaで、ハード、ソフトの切り替えも問題なく、順調に稼働しています。

Asus_eeepc_4gx_800_2

ご苦労様 EeePC 4G-X

Liva_2_800_2

これからよろしくね LIVA

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2016年4月29日 (金)

Raspberry Pi3とUbuntu MATE

Raspberry Piのラインアップに新たにRaspberry Pi3 Model Bが加わりました。
従来のRaspberry Pi2 Model Bとの主な違いは、CPUの性能アップと、Wi-Fi、Bluetoothが内蔵されたことです。

Raspberry_pi3_spec

私は日経BP社の本体+ケース+「ラズパイマガジン2016年6月号」のセット(8,672円)を申し込み、4月19日に到着しました。

新しいRaspberry Pi3は形状はRaspberry Pi2とほぼ同じですが、micro SDカードのスロットが微妙に異なっていて、同時購入したケースに入れた状態では、SDカードの取り外しができませんでした。

Raspberry Pi2で使っていたRaspbian Jessie 2016-02-26 をインストールしたmicro SDカードを装着したところ、問題なく起動しました。Wi-Fiも接続出来ました。電源は2.5Aが推奨でしたが手元になかったので、2AのACアダプターで接続しましたが、動作しました。USBポート4つ全てを使うような状況でなければなんとか動くのかもしれません。KSYからRaspberry Pi3対応の2.5Aの電源が販売されているので注文をしました。少し使ってみての印象は、体感的には気持ち早くなったかなあ、といったところです。Raspbianは問題ありませんでしたが、以前記事にした、Ubuntu 14.04LTS ( GNOME FlashBack)は起動しませんでした。SoCの変更により、対応しなくなったのではと思います。対処方法はあるかもしれませんが、自力では無理で、残念と思いつつ調べてみると、Ubuntu MATE(マテ)がRaspberry Pi2/3版をリリースしています。Ubuntu MATEは、デスクトップ環境にUnityではなく、GNOME2をベースにしたMATEを採用していて、Ubuntuの公式フレーバーとなっています。Unityよりも軽量のようです。今回はUbuntu MATEをインストールすることにしました。

Ubuntu_mate_website

■インストール手順とインストール後の設定
インストールのための準備はWindows PCを利用しました。

1. 準備するもの
Ubuntu MATEをインストールするために、新品もしくは消去しても構わない8GB以上(できれば16GB以上)のmicro SDカードを用意します。すでにデータが入っている場合は、SD Formatterなどで、フォーマットしておきます。(下記リンクの「1.microSDカードのフォーマット」の項参照してください)
  http://mobilenikki.cocolog-nifty.com/wzero3/2015/10/raspberry-pipct.html

2. Ubuntu MATE for the Raspberry Pi のダウンロード
下記サイトからイメージをダウンロードします。

 https://ubuntu-mate.org/raspberry-pi/

ダウンロードしたのは、最新のリリースの Ubuntu MATE 16.04 でした。約1GBあります。

Ubuntu_mate_download

3. ファイルの展開
ダウンロードした
ubuntu-mate-16.04-desktop-armhf-raspberry-pi-2.img.xz
を7zip等で展開(解凍)して、イメージファイルをPCの適当な場所に保存します。(約8.1GB)

4. micro SDカードへの書き込み
用意したmicroSDカードをPCに装着し、Win32DiskImagerを起動して、
イメージファイル(ubuntu-mate-16.04-desktop-armhf-raspberry-pi.img)をmicroSDカードに書き込みます。

Win32_disk_imager 20160426_1

Win32DiskImagerの「Image File」は展開、保存したファイルを指定。「Device」は、microSDカードを装着したドライブをして、「Write」で書き込み開始。

5. Ubuntu MATEのインストール
イメージの書き込みを完了したmicr SDカードをRaspberry Piに挿入し、電源を投入すると、Ubuntu MATEのインストール画面が表示されます。標準のUbuntu同様、国情報、キーボードレイアウト、アカウントを設定し、再起動するとUbuntu MATEが起動します。

Ubuntu_mate_desktop
6. ファイルサイズの変更
インストール直後は、micro SDカードの容量に関係なく、ファイルシステムのサイズが約8GB超となります。16GB以上のmicr SDカードを利用しているときは、以下の設定で、SDカードの容量がフルに使えるようにします。

6.1 MATE端末を起動
 アプリケーション → システムツール → MATE端末
6.2 パーティション2の削除
  sudo fdisk /dev/mmcblk0
  Command (m for help): d
  Partition number (1,2, default 2): 2
6.3 パーティション2の新規作成
  Command (m for help): n     (新しいパーティションを指定する)
  Select (default p): p
  Partition number (2-4, default 2): 2
  First sector (133120-120946687, default 133120): (Enterキーだけ押す)
  Last sector, +sector of +size{K,M,G,T,P} (133120-120946687, default 120946687): (Enterキーだけ押す)
6.4 設定の保存
  Command (m for help): w
6.5 再起動とファイルサイズの変更
Raspberry Piを再起動し、MATE端末を起動して、下記コマンドを実行
  sudo resize2fs /dev/mmcblk0p2

これでファイルシステムのサイズがmico SDカードの容量一杯に変更されます。

7. 日本語環境のインストール
MATE端末を起動して、
  sudo apt-get update
  sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc

8. 解像度の設定
私のディスプレイはHDMI接続で、1440x900ピクセルの解像度ですが、インストール後は1240x768ピクセルに固定されていて、GUIの設定画面では変更できませんでした。そこで、/boot/config.txtを編集して指定しました。nanoもしくはviなどのエディターで編集します。

  sudo nano /boot/config.txt

で、ファイルの最後の部分に
  hdmi_group=2   # DMT
  hdmi_mode=47          # 1400x900 60Hz
などのように、解像度を設定します。設定する値はディスプレイにより異なり、下記を参照に数値を決めるとよいでしょう。

  https://www.raspberrypi.org/documentation/configuration/config-txt.md

8. LibreOfficeの日本語化
標準でインストールされているLibreOfficeは5.1.2で最新に近いものです。メニューが英語で表示されますので、必要に応じて、以下で日本語化します。

  sudo apt-get update
  sudo apt-get install libreoffice-l10n-ja
  sudo apt-get install libreoffice-help-ja
  sudo reboot (再起動)

9. 背景、レイアウトを変更する場合は、以下のメニューで設定します
背景(壁紙)の変更
  システム - 設定 (- ルック&フィール) - 外観の設定

デスクトップのアイコン、テーマの変更
  システム - 設定 (- ルック&フィール) - MATE Tweak 

■使ってみて
Ubuntu MATEは、Ubuntu  GNOME FlashBackと比較すると驚くほど簡単にインストールできました。Raspberry Pi3のCPUの高速化とも相まってかなり軽快に動きます。慣れているUbuntuが使えるのは魅力です。これからのRaspberry PiのOSはUbuntu MATEで決まりになりそうです。






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2016年4月23日 (土)

Diginnos DG-M01IWにUbuntu 14.04 LTSをインストールした

ドスパラが販売しているバッテリー内蔵の文庫本サイズPC のDiginnos DG-M01IWはWindows 10Homeがプリインストールされていますが、USBフラッシュメモリーにインストールしたUbuntu 14.04LTSが起動するようにしました。Secure Bootのおかげで試行錯誤を重ねましたが、なんとか起動できるようになったので記録しておきます。

■Diginnos DG-M01IWの仕様
 プロセッサ            Atom Z3735F (クアッドコア、定格1.33GHz)
 グラフィックス     インテル HD グラフィックス
 メモリ                  2GB(DDR3L)
 ストレージ            32GB eMMC(Hynix製)、microSDカードスロット
 無線機能             IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
 バッテリ               内蔵
 OS                      Windows 10 Home 32bit
 サイズ                116×152×15(幅×奥行き×高さ/mm)
 重量                   約350g

プロセッサ(CPU)のAtom Z3735Fは、ほとんどのスティック型PCに搭載されているものと同じです。Windowsをガンガン利用するには非力であり、32GBのストレージもシステムに10GB超割り当てられていて、アプリをインストールしてゆくと空き領域がほとんどなくなってしまうという状態に陥り、Windowsで利用するのはかなり厳しいと感じました。そこで、Winodwsよりは軽量に使えるUbuntuを試すことにしたのですが、購入したばかりのWindows10を削除してしまうのもためらわれ、UbuntuをUSBフラッシュメモリーにインストールして、疑似的にデュアルブートすることにしました。当初は軽い気持ちで始めたのですが、Secure Bootのおかげで、インストーラーが入ったライブCDすら起動できません。不正なOSのインストールを防ぐというセキュリティー強化目的で導入されたものですが、これでは健全な(?)Linux利用者が排除されてしまいます。困ったものだ。ということで、回避方法も含めて以下に手順を記します。

■手順
1. スティックPCにUbuntuをインストールする記事に、無線ドライバー(RTL872BS)の関係でカーネル3.16を含んでいる一世代前のubuntu-14.04.2-desktop-amd64.iso をインストールとあったので、
からイメージファイルをダウンロードしました。

2. Win32DiskImagerでUSBフラッシュに書き込むと、EFIが32bitでないために起動しません。32bitのUFIを追加するために、Windowsで「Rufus」というソフトでisoイメージをUSBフラッシュメモリーに書き込みます。Rufusは以下からダウンロードします。
    http://www.forest.impress.co.jp/library/software/rufus/

ダウンロードしたファイルはプログラムその物でダブルクリックで起動。
起動後、ISOイメージを右下のボタン(CDの絵)から指定します。
パーティション構成とターゲットシスティションの種類を「GPT UEFIコンピューターのためにパーティションを構成」を選択し
クラスタサイズを「64キロバイト」(私の場合は選択できなかったのでデフォルトのまま)を選択して、ボリュームの新ラベルを「ubuntu1404」を入力。
最後に下にある「スタート」ボタンをクリックして書き込みを開始。
書き込み後は「閉じる」ボタンで閉じます。
次に下記から「bootia32.efi」ファイルをダウンロード。

  https://drive.google.com/file/d/0B99O3A0dDe67QWUtek9rdHptMjA/edit


ダウンロードした「bootia32.efi」ファイルを作成したUSBの \EFI\BOOTにコピーします。これで起動可能なUSBフラッシュができます。

3.   USBフラッシュをDG-M01IWに挿し、USBキーボードを接続し、起動時に「esc」キーでBIOS画面表示ます。BIOSの以下を変更(または確認)します。

  1) Fast Boot : Disable (初期設定のまま)
  2) Secure Boot : Disable (Enabe から変更)
  3) TXE : Disable ( Enableから変更:Advanced → Security Configuration)
  4) Boot Option #1(第1順位) に作成したUSBフラッシュを選択
Save & Exitで起動すればubuntuインストーラーが起動します。
(Windows を起動するときは、2) - 4)の設定を元に戻す必要があります)

4.  ubuntu14.04をUSBフラッシュメモリーにインストールします。Windows 10とUbuntu 14.04 LTSを疑似的にデュアルブートにするために
  1) インストーラーの「インストールの種類」の画面で「その他」を選択。
  2) PCのパーティション構成の一覧が表示されるのでインストールするUSBフラッシュのデバイス(/dev/sdX)を選択。
  3) 「新しいパーティションテーブル」をクリック(グレイアウトしていればパス)
  4) 「+」ボタンを押して
    「サイズ」にスワップ領域(約2GB)を減らした値(約30GB)を指定。「利用方法」は「ext4」、「マウントポイント」は「/」
  次にスワップ領域として「約2GB」を指定し、「利用方法」は「スワップ領域」に
  5)「ブートローダーをインストールするデバイス」をUSBフラッシュメモリ(dev/sdX)に指定(ここがポイントです)
  6) インストールボタンを押してインストール開始

5.  インストール完了後、「UEFI」を32bit版に差し替えが必要で、インストーラの入ったUSBフラッシュはそのまま挿しておき、再起動後、GNU GRUBのubuntuの起動画面が表示されたら「C」キーを押してGRUBシェルを起動。下記コマンドでGRUBからubuntuを起動する

  grub> ls (hd1,gpt1)/boot lsのみでパーティション一覧が確認できる
  grub> linux (hd1,gpt1)/boot/vmlinuz-x-x-x-x-generic root=/dev/sdb1 reboot=pci
  grub> initrd (hd1,gpt1)/boot/initrd.img-x-x-x-x-generic
  grub> boot

6.  ubuntu デスクトップが表示されたら「Ctrl+Alt+T」で端末を開き、 下記コマンドを実行

  $ sudo apt-get update
  $ sudo apt-get install grub-efi-ia32 grub-efi-ia32-bin

7.  再起動して、ubuntuが起動することを確認

8.   無線(Wi-Fi,Bluetooth)ドライバーの導入(利用しないならこの手順は不要です)
カーネル用のドライバーを自動生成するための「DKMS」パッケージをインストール

  $ sudo apt-get update
  $ sudo apt-get install dkms 
  $ sudo gedit /etc/apt/sources.list.d/chestersmill.list
  
  で以下の2行を記したファイルを作成

  deb http://oem.archive.canonical.com/updates/ trusty-chestersmill public
  deb-src http://oem.archive.canonical.com/updates trusty-chestersmill public
ファイル作成後、端末から
  $ sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys F9FDA6BED73CDC22    →keysの後ろにブランクあり
  $ sudo apt-get update
  $ sudo apt-get install chestersmill-settings
ubuntuを再起動すれば、Wi-Fi、Bluetoothが利用可能になります。

9.  日本語環境をubuntu14.04LTS 日本語Remixと同じにするには
  $ wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg  -O- | sudo apt-key add -
  $ wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add -
  $ sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/trusty.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list
  $ sudo apt-get update
  $ sudo apt-get upgrade
  $ sudo apt-get install ubuntu-defaults-ja

以上でインストールと基本設定が完了です。

Dignnos_ubuntu_1024
ubuntuが起動したときにはホッとしました。ところが、操作してみると「遅い!」Webブラウザーの表示などとても待たされます。ひょっとしてと思い、USBフラッシュを最新のUSB3.0のものに再インストールしたところ、今度は快適に利用できるようになりました。あと電源投入時、ubuntuのブートローダーが起動するのですが、起動プロセス開始直後にフリーズしてしまいます。起動時にBIOS画面を表示して、(何も変更せずに)「Save & Exit」で起動すると問題なく起動できます。

かなり、マニアックになりましたが、一度設定してしまうと、あとはUbuntuが起動するマシンとして利用できます。ubuntu 16.04ではどうなるか、バックアップを取ったうえで、アップグレードを試そうかと思っています。

■下記を参考にさせていただきました。
・ 日経Linux 2016年3月号 p.41 Stick PCにubuntuをインストール。 主に2番目事例
・ 日経Linux 2016年4月号 p.38 「外付けハードディスクにUbuntuをインストール」

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2016年4月17日 (日)

デュアルディスプレイへの道のり その2

会社のPCをデュアルディスプレイにするために予想外にてこずってしまいました。そもそもタブレットをサブディスプレイにするというのは、一時利用であればまだしも、常時利用を考えると課題がありそうです。うまくいかずちょっとがっくりしていたのですが、そうなると何とかしたいという思いがむずむずと起きてきて、専用のディスプレイを探してみました。前回記しましたが、オフィスの制約があり、据え置き型のディスプレイは難しいので、コンパクトなディスプレイを探しました。探してみると7~8インチクラスから結構あります。でも、解像度が低めな割に、価格は15,000円程度と結構します。同じ値段で23インチ程度のエントリクラスのディスプレイが手に入るので、躊躇してしまいました。調べているうちにUSB接続のディスプレイで、ASUS MB169 B+(15.6インチ、1920 x 1080 ドット、IPSパネル、USB 3.0接続)が目に留まりました。厚みが8.5mmで重さが800gというのも、持ち運びやしまうときにも場所を取りません。同じASUSからMB168という大きさ、重さ、厚みはほぼ同じで1366 x 768 ドットの製品が出ていますが、同じ買うならと1920 x 1080 ドットに目が奪われました。約34,000円とかなり値が張りますが、これまで思うようにいかなかった経験から、ここは良いものを、と気持ちが固まりました。

ということで大決心をして購入し、さっそく会社のPCに接続してみました。CDからドライバーのインストールが必要とありましたが、光学ドライブがないため、Display Link からドライバーを直接ダウンロードしてインストールしました。      

http://www.displaylink.com/downloads/windows

また、Renesas USB3.0 Host controllerも必要のようですので、インテル社のサイトからダウンロード・導入しました。   

https://downloadcenter.intel.com/ja/download/19880/USB-3-0-Renesas-Electronics-USB-3-0-Driver

以上で準備完了で、USB3.0ケーブルで接続すると無事起動、認識しましたが、表示がぼやけています。変だなあ、と思い、Windowsの設定を見てみるとMB169 B+の表示倍率が200%になっていました。100%に設定し直すと鮮明な表示となりました。色は薄めです。輝度調整があるので、適切な輝度に設定するとまずまずです。配置を変えてベストポジションを探しているとき、3つあるUSB 3.0のポートのうち、別のポートに挿し替えるとMB169 B+を認識しません。認識するのはUSBの常時給電機能がある1ポートのみでした。ポートによって供給電力が異なるのでしょうか。たまたま最初につないだのがうまくいったので、結果オーライとするのかどうか悩ましいところです。

MB169B+には専用のケースがついていて、スタンドとしても利用できるのですが、場所をとるので、ケースは保管用にして、別途スタンドを購入しました。

  Anker タブレット用スタンド 角度調整可能

しばらく使ってみたところ、15.6インチでも結構見やすく、デュアルディスプレイの効果を実感できました。ノートPCよりも画面サイズが大きく解像度も高いので、MB169B+をメインの作業用に使うことになりそうです。一度この環境を経験すると元には戻れないかもしれません。

Dualdisplay

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2016年4月 8日 (金)

デュアルディスプレイへの道のり その1

会社ではノートPC(Dynabook R63/P)を利用しています。仕事で使う場合は複数のアプリを立ち上げることが多く、13.3インチ(1366X768)の画面ではどうしても狭く感じます。以前から、デュアルディスプレイを考えていたのですが、実現までに時間がかかりました。

デュアルディスプレイを利用する場合、24〜27インチのディスプレイに接続するのが簡便かつ大画面で理想的なのですが、オフィスの制約から、据置型のディスプレイを常設しておくのが困難という事情があり、帰宅時にはしまっておけるディスプレイを検討していました。最初は、手持ちのiPad miniが接続できればと考え、Lightningケーブルを介して接続できる、「Twomon USB」というアプリがあることを知り、iPad miniとWinodws PCにインストールしてみました。これで無事につながったのですが、動きが少しもっさりしているのと、iPand miniの画面の大きさ(7.9インチ)ではどうしても小さく、常時使うには実用的ではないと判断し、継続利用を諦めました。

しばらくそのままの状態だったのですが、仕事用にASUS TransBook T100HAという2 in 1のPCを入手しました。画面サイズが10.1インチとiPad miniと比較して大きくなり、タブレット部分をサブディスプレイとして利用できないかと考えました。調べたところ、「j5create製 ワームホールスイッチ USB3.0 ディスプレイシェア シルバー JUC700」というのが見つかりました。これは、接続する2台のPC(もしくはタブレット)にドライバーをインストールし、商品のUSB3.0ケーブルで接続することにより、マルチディスプレイとして利用できるというものです。マルチディスプレイだけではなく、例えばPCとタブレットを単独で利用して、PCのキーボードとマウスをタブレットでも利用できる、という便利機能もあります。これは使えそうと、入手し、試したところ、謳われている機能はほぼ利用できたのですが、肝心のタブレットをノートPCのサブディスプレイ(拡張モード)で利用しようとすると、画像のようにタブレットの画面の左半分が黒くなり、Windows の「設定」でディスプレイを確認しても、タブレットは検出されません。タブレットをメインにして、ノートPCをサブディスプレイにしたときは問題なく表示されます。これは困ったと、パッケージに記載のあった販売元のサポートにメールで問い合わせたところ、他のPCではどうですか、という返信がありました。これは当分回答は得られそうにないかな、と思いつつ、自宅の環境で試してみました。

Tablet_small 左半分が表示されず、ディスプレイも認識しない。

準備したPCは以下の3機種でした
A. Panasonic Let's Note CF-MX3 (Note PC)
 OS:Windows10
 CPU:intel Core i5
 解像度 1920 x 1080
B. ASUS TransBook T100HA  (2 in 1 PC)
 OS:Windows 10 Home
 CPU: Atom x5-Z8500 (Cherry Trail) 
 解像度  1280 x 768
C. ASUS X200 MA (Note PC)
 OS:Windows 10 HOME
 CPU:Celeron N2830
  解像度  1366 x 768

Test

結果は表の通りで、PCによって挙動が異なることが分かりました。
残念ながら、最も使用頻度が高い、Let's Note CF-MX3をメインにすると、サブディスプレイはうまく表示されません。原因はよくわかりません。画面解像度を変えてみても状況は変わりません。うまくゆく組み合わせのX200 MAをメインにしてTransBook T100HAをサブにしてしばらく使ってみたところ、マウスカーソルをサブディスプレイに移動すると、途端にカーソルの動きがぎくしゃくして、的確なポイントでクリックするのは少し苦労します。Webの画面を表示しっぱなし、などに向くのかもしれません。それでも、デュアルディスプレイで利用すると、操作性は一気に上がることが分かりました。テスト結果をサポートに連絡しましたが、返事はまだありません。当面は、ASUS  X200MAとTransBook T100HAの組み合わせで利用することになります。ただ、会社のPCで利用できなければ最終的な目的は果たせません。しばらく思案をしてみることにしました。

Dual_display_small
Asus X200MAとTransBook T100HAをJUC700で接続し、拡張モードで表示
(次回に続く)

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